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KH1992
2021年6月6日 14:39
よく顔を出すと言っても、駅前の喫茶店にて繰り広げられる平凡な日常の様ほど、代わり映えしないものはあるまい。肌を寄せあうように座る人々の内、幾らかは常連客かもしれない。幾らかは馴染みのない客かもしれない。彼らの半数は降り頻る小雨から逃れるため、残るは何かの目的をもって、湯気の立ち登る珈琲カップに口をつけるのだろうか。 僕が玄関のドアを閉めたあとの自室。秩序が保たれ、無言、無音の世界であるはずなの