「差別化」はゴールじゃないかも⁉
ビジネスだけではなく、noteでの投稿活動にも応用できる「差別化」という戦略。
まずは、定義をしたいと思います。
【差別化】
1 一方を高く、一方を低く取り扱うこと。「貧富による差別化が目立つ」
2 同類の他のものと違いを際立たせること。「他社とは提供するサービスで差別化をはかる」(デジタル大辞泉より)
今回は、主に「2」の意味で進めます。
ビジネスでは「ポジショニング」に近い概念になりますが、競合他社との違いを消費者に訴えかけることでシェアを獲得する戦略となります。
noteに例えるなら、投稿するジャンルを心理学やコミュニケーション、ビジネスといった一つの分野に絞ることで、一定の固定ファンを獲得する手法でしょうか。
差別化のメリットは、作業の仕組みをつくればコストダウンできる点にあると考えます。
果たして、コストダウンはどのように行うのでしょうか?
最後までお付き合いいただけると幸いです。
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差別化と仕組み化
ここではビジネスよりも、noteの事例で考えて行きましょう。
例えば、お金や資産形成といった記事に特化した投稿活動で差別化を図るとします。
この分野は、正確なデータや裏打ちされた情報を提示することで記事の信用度が高まると思います。
つまりは、データや情報をどれだけ、どのように、収集するのかが一つのカギとなりそうです。
ということは、関連する官公庁のホームページや「ファイナンシャル・フィールド」などの専門ページ、日本FP協会など、いくつかのデータの出自元や情報源を押さえる必要があります。
逆に言えば、信頼できるデータや情報さえ入手経路が確保できれば、ある程度の投稿記事の質とネタは確保できるということになります。
このように差別化を図り、仕組み化できれば、毎回異なる情報源を探さずともよくなるので、時間という資源を消費せずに済みます。
ビジネスも同様に、方向性が決まってしまえば、おのずと必要なリソースが見えてくるので、あとは効率的な仕組み作りを目指せば、ビジネス戦略モデルの完成です。
ですが、この差別化戦略にも欠点があります。
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差別化しても追従される
つい‐じゅう【追従】
[名](スル)あとにつき従うこと。また、人の意見に従うこと。追随。「権力に追従する」(デジタル大辞泉より)
差別化しても、そこに市場が存在すると知れば、多くの競合が参入してくることでしょう。
noteでも、ライフハック的な記事は基本的に二次情報なので、トレンドを追うほどにコモディティ化していきます。
もちろん、最初に市場開拓することで先発優位性は発生することでしょう。
先発優位性とは、ある特定市場へ最初に参入したブランドの方が、後発のブランドよりも大きな利益や市場シェアを獲得できること。
(下記サイトより引用)
とは言え、仕組みは模倣されるので、やがて陳腐化し、市場はレッドオーシャンとなるでしょう。
差別化戦略は、あくまで先発優位性の獲得までは効果を発揮するでしょうが、永続的なものだと断言できるものではないのかもしれません。
では、差別化とは違う打ち手とはどんなものでしょう?
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独自化とマインド
…もったいぶった書き方をしてきましたが、実は多くのnoterさんは、すでに実践しています。
それが「独自化」です。
独自化の定義はいくつか存在しますが、差別化とは違い、模倣されない戦略として仕組み化ではなく仕掛けを施します。
その仕掛けにおいて重要な要素がマインドです。
マインド、要するに「どう在るべきか?」なのですが、これは、さきのデータや情報とは違い、「自らの経験や学びを通して得たもの」のことで、唯一無二の思考・精神でもあります。
現代において、精神論というのは非科学的であるとか非効率的といったレッテルが貼られることもありますが、ホスピタリティのようになくてはならない、生まれつき人に備わったシステムだと私は考えています。
例えば、同じ書籍を読んだ二人の感想文がnoteに掲載されたとしても、スキやPV数に違いが生じるのは、投稿者のマインドが違うことで、共感を得られる度合いが違うということだと思います。
「感動した」という感想だけの人と、「自分と主人公の感情が共鳴して自然と涙が頬を伝った」と表現するのでは、読み手が得る情報は異なりますよね?
競合と比較する差別化より、ユーザーに向けて訴えかける独自化のほうが、きっと根強いファンが現れてくれることと思うのですが、これ、ちゃんと伝わるでしょうか?( ̄▽ ̄;)。
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…えー、ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。
話の本筋がビジネスに傾いたりnoteに寄ったりしてしまってスイマセンでしたm(__)m。
記事の終え方、もっと考えます。
今回の投稿は以上です。
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