見出し画像

「人の話を聴く」ことは…。

人の話を聴く」という行為について、個人的な意見を書こうと思います。

聴く」「聞く」「訊く」、本来の意味や使い分けといった話は、割愛して、今回は「聴く」という字で進めていこうと思います。

皆さんは、会社や私生活で、いろんな方を話をすると思いますが、「話すほうが多い方」も「聴くほうが多い方」も、気をつけていることはありますか?

実は「人の話を聴く」行為は、無意識なクセが出やすい場面だったりします。試しに誰かとの会話を録音してみてください。「あれ?なんか思ってたのと違う('_')」みたいなことが多々あります。

例えば、「相槌」が一定のリズムだとか、「頷く」ときに「うん、うん」と声に出してみたり、返答が「それヤバくね?」一辺倒だったり(笑)。

ーーーーーーーーーー

人の話を聴く」場合、同調や共感や理解といった行為を私たちはしているわけですが、果たして、自分の聴き方は話し手にとって、どんな風に見えているのでしょうか?

わかるー!」と相手の話に同調しつつ、気がつけば自分が話している方は、相手の信頼を得られていますか?

本で見たからといって、「そうなんですね」ばかり繰り返す方は、本当に共感できているでしょうか?

聴く」という行為は、「信頼を積みあげる」行為だと私は考えています。

話し手の話を理解し、心情を察して共感する。

一見、誰しもができているようで、意外と出来ていないモノです。そして、実際に出来ている人は、話し手の信頼を得て、より深い交流が生まれていることでしょう。

ところで、「相手に寄り添う」ために必要なのは、「同調・共感・理解」どれでしょうか?

余談ですが、私は、この手の問題が苦手です。

漢字の意味をいちいち知って何になるというのでしょうか?大切なのは、言葉の意味を知っていることではなく、「相手に寄り添う気持ち」そのものではないでしょうか?

…ということで、ここでの正解は「言葉じゃなくて気持ち」です(笑)。

ーーーーーーーーーー

相手の話を遮ってしまったり聴いているようで聴いていなかったりする人は、単純に相手に興味がないんだと思います。

もしくは、自分に関心を持ってもらいたい気持ちの方が強いか、ですね。

でも、そんな人に進んで話をする人っているでしょうか?

先ほど書きましたが、「聴くことは信頼関係を構築する」という説が正しいとすると、自己主張の強い方って、少し損していると思いませんか?

せっかく、あなたと親睦を深めようと、話をして下さっている方がいるのなら、その方に興味を持って接してみたら、今よりもっと、素敵な人間関係が構築できるはずです。

私は最近、「つい安心して色々話してしまう」と言われました。これは、生まれ持ってのモノではなく、意識して直してきた結果、相手が信頼してくれた好例だと思っています。

自分の話を聴いて欲しいと思っている方は、我を通す前に、相手に寄り添う気持ちを持ちましょう。

そうすれば、今度は相手が聞き手として、あなたの話を聴かせてほしいと思うはずです。

だって、そこには、信頼の芽が生まれているのだから。

ということで、今回の投稿は以上です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?