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うつ病の時に役に立った本。私を支えてくれた本。その2

今回のテーマ

うつ病になって回復期あたりから読み始めた本の続きになります。

皆さまの役に立ってばうれしいです。

体調が悪いとき、本を読む気力、体力がないときは
無理をすることなく、休息を優先してください

よろしくお願いします。


前回は、うつ病に関する基本中のキホンの本でした。

コミュニケーションの本も今後の生活に役立てるために読んだ本です。

治った後も、同じ振る舞いをしていたら

病気を繰り返してしまいますからね。

今回は物事のとらえ方、考え方を整える本です。


本の紹介

ここから前回に引き続き本の紹介をしていきます。
すべて読んだことのある本です。紹介している本はどれもためになる本です

うつ病のことや意思伝達のことを学習した後に学び始めたのは、
認知行動療法でした。しかし、当時は読んでも意味が分からず
適当に読んでしまいました。

この本は今読むと簡潔で、よくまとまっている、
分かりやすい本と理解できます。

当時はこの本で気になったところを書き写しながら読んでいました。

読んだ時に思ったのは、

「自分の考え方を整えるのなんてできるのかな??」

「どうせ無理じゃない」。「無駄じゃない?」と考えていました。

結局治療に一番役に立った方法なんですけどね。



新書で文字だけの本を読んでも理解できなかったので、

漫画を利用することに。

この時少し理解できるようになりました。

漫画の内容のようにうまくいったいいなと思ってはいましたが、
半信半疑でした。うまくいく実感がこの時は描けていませんでした。

本自体は漫画なので読みやすく、文字よりも理解しやすいです。
認知行動療法の流れが分かります。

文字ばかりの新書より、漫画から読んだ方がいいかもと今では思います。



別の漫画で再度、理解を深めようと読みました。

こちらも漫画形式で分かりやすかったです。

テーマごとに分かれているので、当事者意識を持てるかもしれません。

この2冊目の漫画まで読んだことで
かなり理解できるようになりました。

ただこの時点では認知行動療法の練習をしていないので、

まだ自分ではできていません。

認知行動療法について知るためにはおすすめです。



ダメ押しで3冊目で読んだ本です。

の時にはさすがに認知行動療法について、理解はできてきています。

ここで読んだストーリのシーンで、ノートにコラム法を書くというのを見
て、毎日練習するきっかけとなった本です

この本には感謝しています。

この時になって、認知行動療法は自分でも一
生懸命練習しなければいけないと気づきました。

この本を読んで以来、リワーク施設を卒業するまで、

ほぼ毎日コラム法をやっていました。



実際に認知行動療法を練習するにあたって使った本です。

初心者向けで内容は軽め。実践しやすいと思います。この本で流れを掴んで本格的に私の認知行動療法の物語は始まりました。

自分の自動思考をとらえる、認知を知る。こうした手順を踏みながら
すこしずつ自分の考えや気持ちを整えていきました。

この本をやったからと言って、効果はすぐには出ないと思います。

大切なのはここから継続して訓練することにあります。

長年染みついた考え方を、整えていくのは大変なことですから。


上記の本で流れをつかんだので本格的に練習するつもりで読みました。

本書の第1版は刊行後、

すでに世界で100万部以上の実売を誇るベストセラーとなっている本です。

内容はかなり詳しく、分厚いです。分量が大変多いです。
用例としてのエピソードがあるので、それを参考に自分で
練習していくことになります。

量が多いのでゆっくり焦らず行きましょう。

自分のさじ加減で飛ばす範囲を決めても良いと思います。

本書には、60枚ほどのワークシートが入っています。
本書の購入者は、私的利用、治療者の場合は患者さんの治療に
用いる際に限り、そのすべてをダウンロードして使用することができます。

ブランクシートを自分の好みの大きさにプリントアウトしたり
コピーしたりして利用することができ、繰り返し練習が可能になってます。

私は、ワークシートのフォーマットを参考に

ノートに書いてやっていました。

この辺は好き好きですね。シートを印刷してやるぞという気持ちになる人も

いますので。自分の好みの方法でいいと思います

最終的にはここで学んだ方法で、毎日取り組んでいました。

主にコラム法という手法です。

1日に3回、4回とやっていました。

自分の自動思考を掴む、その思考が適切か判断する。
根拠を見つける。適応思考に直していく。

1回ごとにやることは多いですが、やっていくと早くなりますし、
効果はあります。多数の研究で効果があると示されていますので、

ぜひやってみてほしいです。

ちなみに私は今でも認知行動療法のコラム法をやっています。

大変有意義なものと感じているのでぜひやってほしいです。



認知行動療法で気をよくしたため、次に手に取ったのがこの本です。

主に行動計画に焦点を当て、計画を立てた後実際に行動していくことに
重きが置かれています。認知行動療法をやって、考え方が整い始めてから
実行したほうが無難です。本書は練習帳とまではいきませんが、分厚く
分量は多めです。

行動活性化に関わるいくつか技法が乗っていますが、

気に入ったものからやればいいと思います。全部やらなきゃ!!!
というプレッシャーを感じる必要はありません。

行動できる人間になっていくための方法論がいくつもあって重宝しました。

今でも参考にしています。


まとめ

認知行動療法に関するものを多く紹介させていただきました。
習得するのは大変かもしれませんが、効果は確かにあります。
時間をかけ、ゆっくりやっていきましょう。
ここに紹介した本以外にも、現在はたくさんの書籍が販売されています。
自分のお気に入りを見つけて、それを使うのも手です。

今回はここまで

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