見出し画像

会社を訴える際に必要な書類をまとめてみました。

会社への訴訟準備でいろいろ忙しくやってたのですが、気が付いたら10日ぐらい更新していませんでした。

未払い賃金請求とパワハラの慰謝料請求についての通知書を会社宛てに送付し、本日会社側が受け取ったと連絡がありました。

弁護士先生に用意していただいた書類だけではなく、こちらで準備するものも多く「訴訟するのにもいろいろと大変なんだな」と痛感じております。

今回は会社への未払い賃金請求とパワハラの慰謝料請求に必要だった書類をまとめてみました。
各書類を準備する難易度も私目線で付け加えていますので、参考にしてもらえればと思います。
また、私なりに「これいいんじゃない?」と思うような便利な方法もピックアップしていますのでよかったら参考にしてみてくださいね。

画像1

残業代請求に必要な書類一覧

①タイムカード(勤務実績表)

難易度:★★☆☆☆

一般的過ぎて今更ですが、タイムカードの準備は必須です。
会社によってはタイムカードがないというふざけた会社もあるみたいですが、自分で作成したメモなどでも大丈夫とのことなので日頃からこまめに記録を取っておくするようにしましょう。
家族や友人に送ったメッセージを活用したり、LINEには自分だけが見れる「keepメモ」という機能もありますので、そこにメッセージを投稿し「出勤」「退勤」だけでも残しておくといいかもしれませんね。

画像2

いちいちメモとか残すのが面倒だ!って人は、「残業レコーダー」というスマホアプリ(iPhoneだけしか確認してません)を使えば、GPS機能を使って正確な出退勤時刻を記録してくれたりもします。
便利なものはどんどん使ってみて、自分が使いやすい方法で記録してみてください。

画像3

②賃金計算表(勤務実績表)

難易度:★★★☆☆

タイムカードをもとに、勤務実績を計算したものを表にしてまとめなければなりません。
ですが、必ずしも完璧に作成する必要はないです。素人が作るものですので正確さはそこまで求められませんし、弁護士側でもちゃんと計算してくれます。


賃金計算書

画像4

時間計算書

画像5


そうはいっても、Exelを使って最初から作成して・・・といった手間は面倒なので、フリーソフトや無料公開されている計算表を使いましょう。
私が使ったのは「給与第一」という無料公開されているExelソフト。

(勝手にリンク貼っちゃっています。)

ほかにもいくつか試してみたのですが、これが一番使いやすかったです。

③シフト表もしくは公休日がわかるカレンダー

難易度:★☆☆☆☆

会社から出されているものがあるはずですので、準備するのにはそこまで難しくはないかなと思います。

④就業規則の写し

難易度:★☆☆☆☆~★★★(※会社による)

残業代を計算するにあたり、就業規則を確認することは必須となります。
会社によっては「固定残業代」「みなし残業代」などが就業規則に明記されている場合があるため、弁護士先生が計算書作成する際に必須となります
就業規則が見れる場所にあるのであれば早めにコピーを取って控えるようにしておきましょう。
どこにもない場合は、「就業規則の開示請求」を会社にしっかり行いましょう。

⑤労働条件通知書(雇用契約書)

難易度:★☆☆☆☆~★★★(※会社による)

労働条件通知書(雇用契約書)も、会社からもらっているかもらっていないかでかなりの差があります。
普通の会社であれば入社時に必ず発行される書類となりますが、稀に発行しないブラック企業もあります。書面にて発行していない場合、労働基準法違反の可能性が高いです。(私の会社はそうでした。)
署名した覚えのない書類が出てきたり、印鑑を押した記憶がなければ、書類を偽造されている可能性もあるので油断せず。
労働条件通知書を見れば、賃金などの細かな内容についてはすべてわかるようになっているはずです。入社時の書類は必ず保管しておくようにしましょう。
発行されていない場合、労働条件通知書の発行依頼を書面にて通知してください。まともな会社なら対応してくれる・・・はずです。

パワハラの慰謝料請求に必要な書類一覧

①反訳書

難易度:★★★★★★

パワハラの慰謝料請求に必要なのは反訳書だけといっても過言ではありません。(※体験談です)

まず反訳書とは何か?
ざっくり言うと、ボイスレコーダーなどで録音した音声を文字に起こして書類としてまとめたものになります。
録音した音声は、そのままでは裁判所に証拠として提出することはできず、文字起こしをすることが必須となります。
文字起こしをする場合、大きく分けて2つの方法があります。

①業者に依頼して作成してもらう
お金を支払って業者に依頼する方法です。
少し調べましたが、1分間の文字起こしで200円以上はかかるようなので、2時間の文字起こしだけで少なく見積もっても2万円以上はかかります。
お金に余裕があるようなら外部に依頼する方が楽でしょう。
ほかにも、労働組合などに入ると、組合の中で協力して文字起こしをしてもらえるケースがあるようなので活用するのもいいかもしれません。

②自分で作成する
私は自分で作成しましたが、正直かなりつらかったです。
自らが受けたパワハラ音声をもう一度聞かなければいけない、細かいところまで文字起こしをしなければいけないのでむっちゃ時間がかかる。結構たくさん作る必要がある。
お金があれば外部にお願いするのがいいと思います。
ちなみに、こんな感じで作成しました↓

反訳書noteyou_page-0001

近々で、私の受けたパワハラがどんな内容だったかをnoteで公開するのもありかな~、とか考えています。


ザーッと書きましたが、私にとっては結構大変な作業ばっかりでした。
会社にいるときに人目を気にして書類を準備しなければいけませんでしたし、悪いことをしているわけではないのですが、コソコソするのは嫌でしたね~。
バレるとヤバイ!とも思っていました。
すべては準備期間なので我慢するしかありません。

そして反訳書。これが鬼でした。
パワハラの慰謝料を請求できる金額というのはそれほど高くないので、正直言って途中で挫折しかけました。
作る気にならないんですよ。しんどすぎて。
耳から毒を入れているような感じです。
でもやるしかない、と腹を決めて頑張りました。
一週間くらいで5つ作成がやっとでした。
でも、反訳書の作成依頼があったらほかに比べて格安でやってもいいかな・・・なんて考えたり。
作る大変さを知っているのでなおさらですね。
まあでも、ちゃんとしたところに頼むのが一番だとは思いますけど。


いろいろ詰め込んでわかりづらかったですかね・・・。
私もやっと自分に余裕ができたところですので、悩んでいる方は気軽にご連絡ください。Twitterだと割と返信早いかもです。

ではまた~。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?