剣持貴志

神奈川県小田原市在住。妻と娘2人の4人暮らし。Webサイトをつくったり、南十字という本…

剣持貴志

神奈川県小田原市在住。妻と娘2人の4人暮らし。Webサイトをつくったり、南十字という本屋を運営したりしています。 https://zentoyoyo-llc.com/

マガジン

  • Xデザイン学校 ベーシックコース

    UXデザインを体系的に学ぶべく、Xデザイン学校ベーシックコース(https://www.xdesign-lab.com/)に通っていた時の個人的な学びをnoteをまとめたマガジンです。

最近の記事

「強い意志を持って頑張る…!」では解決できない問題との向き合い方を考える

2023年度も今日で終わり。私が一人でやっている前途洋々という会社も2月末で2期目が終了し、なんとか赤字では無さそう…?という感じで一安心。皆さま、2023年度もお疲れ様でした…! さて、表題の件。 今年度はWebディレクターという領域を飛び出して、UXプランナーというのか、コンサルタントというのか、上流工程における戦略作りみたいな仕事に取組む機会の増えた一年でした。 その中でも、ある地方大学のブランドコンサルティング業務の一環で「広報戦略を策定する」というプロジェクトが

    • 企画書をつくるのが得意な人、苦手な人は何がちがうのか?

      今日は「本屋の店主」としてではなく「UXプランナー」として日々考えている「考えるとは?」みたいなことをテーマにnoteを書いてみたいと思います。 以前、「考えるとは?」自分で考え、自分で話せる大人の育て方。という記事を書いたときにも と書いたのですが、この「考えることが得意な人と苦手な人の違い」を考えることは、私のような、一人で考える仕事をしてご飯を食べている人間にとって「どうやったら自分の仕事を他の人にも手伝ってもらえるのか?(将来的に人を雇えるのか?)」に直結する重要

      • 趣味ではなく、とても個人的な社会実験です。

        2022年6月28日、南十字のTwitterアカウントを作成して初めての投稿がこちら。夏にはお店を始めたいと思っていたのですが、いろいろ準備が間に合わず結局OPENできたのは10月1日。 ということで、約1年越しの夢「かき氷の旗をぶら下げてみたい」をついに達成することができました。「かき氷を売りたい!」というよりは、夏が来たから「かき氷の旗をぶら下げてみたい!」という感じで、一種のロマン的なものです。 もちろん売れたら嬉しいのですが、暑すぎてお店の前を人があまり歩いていな

        • Amazonプライムは月額500円。本は1冊2000円。それでも私が「本は安い」と思う理由。

          こんばんわ。南十字の剣持です。 2023年3月31日。明日から新年度。明日の小田原は天気も良さそうでお花見日和になりそうです。 今日書きたいことは一つだけ。 本ってすごく安いよね。 ということ。 Amazonプライムが月額500円なのに対して、新刊本は2000円~3000円は普通にします。Amazonプライムに入ると配送料も無料になるし、映画も見放題。音楽だって200万曲聞き放題。こうやって比較するととても高い。 それでも、私は「本ってすごく安いな」と思っています。

        「強い意志を持って頑張る…!」では解決できない問題との向き合い方を考える

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        • Xデザイン学校 ベーシックコース
          9本

        記事

          本屋を開業して5カ月。一番うれしいのは、静かに興奮している人の顔(*゚▽゚*) が見れること。

          2022年10月1日に南十字を開業してちょうど5カ月が経ちました。OPEN前は「本屋で店番をしつつWebの仕事を続けていくって本当にできるのかな…?」「お客さんがたくさんきたらどうしよう…?」とちょっと変わった心配をしていたのですが、無事(??)というかなんというか、何の問題もなくWebの仕事&本屋の店番を両立する日々を過ごしています。 雨の日とかは本当にお客さんが誰も来ないような日もあるので、本屋というよりは「自分の好きなものがたくさん置いてあって、音楽も好きに流せる快適

          本屋を開業して5カ月。一番うれしいのは、静かに興奮している人の顔(*゚▽゚*) が見れること。

          「なんで自分ばっかり…?」という思考に陥らないために意識したい「そもそも」の話

          「なんで自分ばっかりこんなに働かなきゃいけないんだ…?」 「他の人ももっと自分からやってくれればいいのに…!」 仕事はもちろん、夫婦や家族間の話、子育て、友人、仲間とのプロジェクトなど、皆さんそれぞれ環境は違うと思いますが、誰でも一度は思ったことがあるであろう「なんで自分ばっかり…?」という不満。 この気持ちがむくむく膨らんでくるとどうしてもイライラしてしまうし、人間関係もギクシャクしがちです。 というわけで、今日はこの「なんで自分ばっかり…?」という思考にネガティブな

          「なんで自分ばっかり…?」という思考に陥らないために意識したい「そもそも」の話

          読書という体験の魅力。めんどくさいからこそ夢中になれる。

          私はオタク気質が無い人間です。 「オタク気質」は私の解釈では「一つの物事に夢中になれる能力。深堀りして更に広げていく能力。」なのですが、それが全くありません。 「本屋を始めました!」と言うと周りの人からは「さぞいろいろな本に詳しいんだろう…!」と思われますが、私自身は深堀りできない人間なので特に何にも詳しくありません。 オタク気質のある人は一つの作品を「面白い!」と感じると、そこから派生 して「この作家の他の本も読んでみよう。この作家が影響を受けた作品も読んでみよう…!

          読書という体験の魅力。めんどくさいからこそ夢中になれる。

          本屋という「街の風景」の残し方を考える

          明けましておめでとうございます。 2022年10月1日に神奈川県小田原市に「南十字」という本屋さんを開業し、お店で店番をしながらWebサイトをつくったりする仕事をしている剣持貴志と申します。 https://twitter.com/minamijujibooks 今まで、noteには自分の考えていることやUXデザインに関することなどを時々書いてきましたが、本屋を始めたというのもあるので、2023年はその辺りでの気づき&学びを含めてnoteを更新していきたいなと思っています

          本屋という「街の風景」の残し方を考える

          スマートフォンが埋め尽くした「暇」から生み出されてきたもの。

          2023年3月26日、日曜日。 晴れていれば桜が見頃で小田原の街も賑わっていただろうけれど、あいにくの雨で本屋の店番もとっても暇。暇だから、暇について考えていることを少し書いてみたいと思います。 「暇」という圧倒的に貴重な資源。自分がまだ会社員だったころ、会社の後輩がずっと「バンドやりたいんですよ!」と話していて、私はずっと「やりたいならやれば?」とホリエモンみたいな身も蓋もないことを言っていたのですが、4年、5年経ってもなかなかバンドを始めない彼を横目で見ながら「なんでや

          スマートフォンが埋め尽くした「暇」から生み出されてきたもの。

          「考えるとは?」自分で考え、自分で話せる大人の育て方。

          こんにちわ。私は普段、UXプランナー&Webディレクターという肩書でデジタル領域での企業ブランディング、サービスデザインなどのお手伝いをしています。 企業や団体が抱えている問題の解決策を考えたり、雑多な情報を整理整頓して分かりやすくする様なこと生業にしていて、毎日「ひーひー」言いながら足りない知恵を振り絞っているのですが、そんな仕事をしていると「考えることが得意な人」と「考えることが苦手な人」がいる、ということに気がつくようになりました。 「考える」って「話す」や「歩く」

          「考えるとは?」自分で考え、自分で話せる大人の育て方。

          UXデザイン実践編:ユーザーンタビューからアイデア創出までの流れ②

          この記事は前回の続きです。 1, これからの働き方に関わるサービス 2, これからの安心・安全に関わるサービス これがXデザイン学校から出ている課題のテーマで、どちらかのテーマをグループで選んで、そのテーマに沿ったサービス企画を行います。 私が所属するグループでは「2, これからの安心・安全に関わるサービス」を選んだので、このテーマに沿ってインタビュー計画を作っていくところから今回のnoteを書いていきます。 インタビュー調査の流れ1, 調査計画の策定 2, 調査の実施

          UXデザイン実践編:ユーザーンタビューからアイデア創出までの流れ②

          UXデザイン実践編:ユーザーンタビューからアイデア創出までの流れ①

          Xデザイン学校:https://www.xdesign-lab.com/ マスターコースでの学びを自分なりにまとめています。UXデザイン、サービスデザイン、デザイン思考、といった分野に興味のある方の参考になれば幸いです。 昨年通っていたビギナーコースでの学びはこちらにまとめています↓ https://note.com/kenmochitakashi/m/m621a19042e6c Xデザイン学校マスターコース 03 / 2020年月10月3日(土)UXデザインの調査 04

          UXデザイン実践編:ユーザーンタビューからアイデア創出までの流れ①

          あなたの「大切な一冊」を紹介して頂けませんか?

          本好きの人たちは、自分が本を読むことによって得た感動や、人生において大切にしている気づきを、誰かにシェアしたり共感したいという気持ちが少なからずどこかにある。 本をあまり読まない人たちの中にも、本は読むのに時間がかかるし、何から読んでいいのか分からないから手を出しずらい。でも、興味が無い訳ではないので、おススメ本を紹介して貰えたらちょっと読んでみたい気持ちはある。 こんな仮説を勝手に唱えています。 以前からこういう人たちをどうにか結びつけられないかな?と考えていまして、

          あなたの「大切な一冊」を紹介して頂けませんか?

          「会社の役割りを果たすWebサイトとは?」という「問い」から始まったプロジェクトで実感した「良質な問い」が持つ力

          先日、私が企画・設計の部分でお手伝いさせて頂いたWebサイトが公開されました。 グランドデザインさんは、東京、上海に拠点を持ち、世界的なデザイン賞を数多く受賞しているクリエイティブ・ラボです。 今日、とてもタイムリーにグランドさんのFacebookにこんな投稿が。 ------ グランドデザイン制作の2作品がreddot Award2020にて『reddot賞』受賞しました!!今年の授賞式は残念ながらコロナで中止に涙。ドイツ行きたかったなぁ〜〜〜。。。 https://w

          「会社の役割りを果たすWebサイトとは?」という「問い」から始まったプロジェクトで実感した「良質な問い」が持つ力

          ビジネスインタビューを通して会社の「今」と「ありたい未来」を理解しようvol.2/2

          Xデザイン学校:https://www.xdesign-lab.com/ マスターコースでの学びを自分なりにまとめています。UXデザイン、サービスデザイン、デザイン思考、といった分野に興味のある方の参考になれば幸いです。 昨年通っていたビギナーコースでの学びはこちらにまとめています↓ https://note.com/kenmochitakashi/m/m621a19042e6c この記事は前回の続きです。 【vol.2/2】Xデザイン学校マスターコース 02 / 20

          ビジネスインタビューを通して会社の「今」と「ありたい未来」を理解しようvol.2/2

          ビジネスインタビューを通して会社の「今」と「ありたい未来」を理解しようvol.1/2

          Xデザイン学校:https://www.xdesign-lab.com/ マスターコースでの学びを自分なりにまとめています。UXデザイン、サービスデザイン、デザイン思考、といった分野に興味のある方の参考になれば幸いです。 昨年通っていたビギナーコースでの学びはこちらにまとめています↓ https://note.com/kenmochitakashi/m/m621a19042e6c 【vol.1/2】Xデザイン学校マスターコース 02 / 2020年9月12日(土) 突然

          ビジネスインタビューを通して会社の「今」と「ありたい未来」を理解しようvol.1/2