Kenji Kato

alma. incを創業しデザイン産業をよくするプロダクトづくりに励んでいます。 デザ…

Kenji Kato

alma. incを創業しデザイン産業をよくするプロダクトづくりに励んでいます。 デザインとコードと温泉が大好きです。

記事一覧

ユーザーリサーチが「使えている」組織とは何か?あるいは、ユーザー理解の組織実装について

これまで、累計500名以上、150社を超える個人や企業の皆さまへのユーザーインタビューやヒアリングを行い、これまでに、3度のプロダクトの立ち上げ、大小含めて7回ほどのピ…

Kenji Kato
4か月前
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デザインの活用度合いを表す「デザインラダー」を再解釈する-プロセスとしてのデザインが日の目を見る時

2001年にデンマークデザインセンターから「デザインラダー」という考え方が提唱されてから20年。 企業によるデザインの活用度合いを4つのステップで現した考え方が、「デザ…

Kenji Kato
2年前
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デザインとプロダクトマネジメントに共通する「体験設計」の身につけ方を考えてみる

"Software is eating the world" 著名投資家マーク・アンドレーセンが発表してから約10年。身の回りにはアプリやWebサービスが溢れ、多くのことがデジタルで済む時代にな…

Kenji Kato
3年前
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12. プロダクト戦略作成の手引き (テンプレートつき)

この記事は、Netflixで最高製品責任者(CPO)を務めていたGibson Biddle 氏によるプロダクト戦略に関するエッセイ、12. Step-by-Step Exercises to Define Your Product Stra…

Kenji Kato
3年前
67

#11 プロダクト戦略のケーススタディ:Chegg

この記事は、Netflixで最高製品責任者(CPO)を務めていたGibson Biddle 氏によるプロダクト戦略に関するエッセイ、11. Case Study: Cheggの翻訳記事です。(翻訳許可取得済み…

Kenji Kato
3年前
22

#10 Netflixにおける戦略を議論する場の設計

この記事は、Netflixで最高製品責任者(CPO)を務めていたGibson Biddle 氏によるプロダクト戦略に関するエッセイ、10. How to Run A Quarterly Product Strategy Meetingの…

Kenji Kato
3年前
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#9 GEMモデル - 組織の拡大に対して、ぶれない軸をつくる方法

この記事は、Netflixで最高製品責任者(CPO)を務めていたGibson Biddle 氏によるプロダクト戦略に関するエッセイ、9. The GEM Model の翻訳記事です。(翻訳許可取得済み) …

Kenji Kato
3年前
18

#8 製品ビジョンを探索する強力なチームづくり

この記事は、NETFLIXで最高製品責任者(CPO)を務めていたGibson Biddle 氏によるプロダクト戦略に関するエッセイ、8. The GLEe Model の翻訳記事です。(翻訳許可取得済み) …

Kenji Kato
4年前
22

#7 戦略からロードマップへ

この記事は、NETFLIXで最高製品責任者(CPO)を務めていたGibson Biddle 氏によるプロダクト戦略に関するエッセイ、7. The Product Roadmap の翻訳記事です。(翻訳許可取得済…

Kenji Kato
4年前
24

#6 Netflixにおけるパーソナライズ戦略

この記事は、NETFLIXで最高製品責任者(CPO)を務めていたGibson Biddle 氏によるプロダクト戦略に関するエッセイ、6. A Strategy for Each Swimlane の翻訳記事です。(翻訳…

Kenji Kato
4年前
55

#5 戦略を実現するための施策の出し方について

この記事は、NETFLIXで最高製品責任者(CPO)を務めていたGibson Biddle 氏によるプロダクト戦略に関するエッセイ、5. Working Bottom-up の翻訳記事です。(翻訳許可取得済み…

Kenji Kato
4年前
15

#4 戦略を良し悪しを見分ける「プロキシメトリクス」という考え方について

この記事は、NETFLIXで最高製品責任者(CPO)を務めていたGibson Biddle 氏によるプロダクト戦略に関するエッセイ、4. Proxy Metrics の翻訳記事です。(翻訳許可取得済み) …

Kenji Kato
4年前
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#3 戦略からメトリクス、戦術へ

この記事は、NETFLIXで最高製品責任者(CPO)を務めていたGibson Biddle 氏によるプロダクト戦略に関するエッセイ、3. The Strategy/Metric/Tactic Lockup の翻訳記事です。(…

Kenji Kato
4年前
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#2 DHMモデルからプロダクト戦略へ

この記事は、NETFLIXで最高製品責任者(CPO)を務めていたGibson Biddle 氏によるプロダクト戦略に関するエッセイ、2. From DHM to Product Strategy の翻訳記事です。(翻訳…

Kenji Kato
4年前
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いかにプロダクト戦略を定義するか - by Gibson Biddle

この記事は、NETFLIXで最高製品責任者(CPO)を務めていたGibson Biddle 氏によるエッセイ、 How to Define Your Product Strategy の翻訳記事です。 ※ 翻訳許可取得済み H…

Kenji Kato
4年前
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#1 DHM モデル ー コピーされにくく、顧客が喜ぶ、利益を高めるプロダクト戦略

この記事は、NETFLIXで最高製品責任者(CPO)を務めていたGibson Biddle 氏によるプロダクト戦略に関するエッセイ、1. The DHM Model の翻訳記事です。(翻訳許可取得済み) …

Kenji Kato
4年前
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ユーザーリサーチが「使えている」組織とは何か?あるいは、ユーザー理解の組織実装について

これまで、累計500名以上、150社を超える個人や企業の皆さまへのユーザーインタビューやヒアリングを行い、これまでに、3度のプロダクトの立ち上げ、大小含めて7回ほどのピボットを経験してきました。 今年はCentouというユーザーインサイトやユーザーニーズを管理するSaaSを立ち上げ、ますますユーザーリサーチ(UXリサーチ)領域に対しても、解像度が高まった一年でした。 そんな折、今年の締めとして、ユーザーリサーチ領域において今後1〜3年のテーマになってくるであろう「事業に資

デザインの活用度合いを表す「デザインラダー」を再解釈する-プロセスとしてのデザインが日の目を見る時

2001年にデンマークデザインセンターから「デザインラダー」という考え方が提唱されてから20年。 企業によるデザインの活用度合いを4つのステップで現した考え方が、「デザインラダー」です。 デザインラダーの元になった仮説でもある「デザインの活用度合いと、企業の利益には正の相関関係がある」ことは、少しずつ明らかにされてきました。 他にもいくつかの記事や調査で結果が示されています。 また、実際にデザイン経営を標榜する企業も出てきており、20年前とは大きく状況は変わっているので

デザインとプロダクトマネジメントに共通する「体験設計」の身につけ方を考えてみる

"Software is eating the world" 著名投資家マーク・アンドレーセンが発表してから約10年。身の回りにはアプリやWebサービスが溢れ、多くのことがデジタルで済む時代になってきました。 最近では「DX (デジタルトランスフォーメーション) 」という言葉も出てきて、より一層デジタル化への流れが強まっているように感じます。 このnoteでは、自分自身がデザインをテーマにサービスをつくり、様々なデザイナー、プロダクトマネージャー、投資家の方々とお話をし

12. プロダクト戦略作成の手引き (テンプレートつき)

この記事は、Netflixで最高製品責任者(CPO)を務めていたGibson Biddle 氏によるプロダクト戦略に関するエッセイ、12. Step-by-Step Exercises to Define Your Product Strategyの翻訳記事です。(翻訳許可取得済み) 今回のエッセイについてこれまでのエッセイやエクササイズの総集編になります。プロダクト戦略をつくるためのスライドテンプレートもついています。 これまでのあらすじ元Netflix CPOのギブソ

#11 プロダクト戦略のケーススタディ:Chegg

この記事は、Netflixで最高製品責任者(CPO)を務めていたGibson Biddle 氏によるプロダクト戦略に関するエッセイ、11. Case Study: Cheggの翻訳記事です。(翻訳許可取得済み) 今回のエッセイについてNetflixを経て、教科書レンタルのスタートアップCheggにCPOとして参画したギブソン氏が、どのようにプロダクト戦略を実行したのか、どのように初年度で150億円の収益を上げたのか、について触れています。 ✍️ 見どころ・ポイント ・こ

#10 Netflixにおける戦略を議論する場の設計

この記事は、Netflixで最高製品責任者(CPO)を務めていたGibson Biddle 氏によるプロダクト戦略に関するエッセイ、10. How to Run A Quarterly Product Strategy Meetingの翻訳記事です。(翻訳許可取得済み) 今回のエッセイについてこれまで登場してきたプロダクト戦略をつくるためのフレームワーク (DHMモデル、プロキシメトリクス、GLEeモデル、GEMモデル) を、組織的に実行していくための内容となっています。

#9 GEMモデル - 組織の拡大に対して、ぶれない軸をつくる方法

この記事は、Netflixで最高製品責任者(CPO)を務めていたGibson Biddle 氏によるプロダクト戦略に関するエッセイ、9. The GEM Model の翻訳記事です。(翻訳許可取得済み) 今回のエッセイのポイント・組織の拡大によって起こる「目標のズレ」はGEMモデルで解消できる ・GEMモデルとは、Growth, Engagement, Monetizationの頭文字を取ったモデルであり、事業の優先度を見極めるためのモデル ・このモデルに沿って、Netfl

#8 製品ビジョンを探索する強力なチームづくり

この記事は、NETFLIXで最高製品責任者(CPO)を務めていたGibson Biddle 氏によるプロダクト戦略に関するエッセイ、8. The GLEe Model の翻訳記事です。(翻訳許可取得済み) これまでのあらすじこれまで、プロダクトのロードマップを定義するためにいくつかのフレームワークを紹介してきました。 □ DHMモデル:プロダクト戦略の仮説を出すためのフレームワーク Delight : 顧客に喜びを届ける仮説は何か? Hard-to-copy : 他社に模

#7 戦略からロードマップへ

この記事は、NETFLIXで最高製品責任者(CPO)を務めていたGibson Biddle 氏によるプロダクト戦略に関するエッセイ、7. The Product Roadmap の翻訳記事です。(翻訳許可取得済み) これまでのあらすじ「1. DHM モデル ー コピーされにくく、顧客が喜ぶ、利益を高めるプロダクト戦略」から「3. 戦略からメトリクス、戦術へ」まで、DHMモデルという戦略の仮説を出すためのフレームワーク・具体例を紹介しました。 □ 戦略の仮説を出すための3つ

#6 Netflixにおけるパーソナライズ戦略

この記事は、NETFLIXで最高製品責任者(CPO)を務めていたGibson Biddle 氏によるプロダクト戦略に関するエッセイ、6. A Strategy for Each Swimlane の翻訳記事です。(翻訳許可取得済み) これまでのあらすじ「1. DHM モデル ー コピーされにくく、顧客が喜ぶ、利益を高めるプロダクト戦略」から「3. 戦略からメトリクス、戦術へ」まで、DHMモデルという戦略の仮説を出すためのフレームワーク・具体例を紹介しました。 □ 戦略の仮

#5 戦略を実現するための施策の出し方について

この記事は、NETFLIXで最高製品責任者(CPO)を務めていたGibson Biddle 氏によるプロダクト戦略に関するエッセイ、5. Working Bottom-up の翻訳記事です。(翻訳許可取得済み) ここまでのあらすじプロダクト戦略を考えるためのフレームワークとしてDHMモデルをご紹介しました。 Delight : 顧客に喜びを届ける仮説は何か? Hard-to-copy : 他社に模倣されにくくするにはどうすべきか? Margin-enhancing : 利

#4 戦略を良し悪しを見分ける「プロキシメトリクス」という考え方について

この記事は、NETFLIXで最高製品責任者(CPO)を務めていたGibson Biddle 氏によるプロダクト戦略に関するエッセイ、4. Proxy Metrics の翻訳記事です。(翻訳許可取得済み) ここまでのあらすじDHMモデルをつかって、プロダクト戦略の仮説を出すことで、「顧客に喜びを届け (Delight)」、「他社に模倣されにくく (Hard-to-copy)」、「利益を生む (Margin-enhancing)」戦略が出ることを学びました。 そして、Netf

#3 戦略からメトリクス、戦術へ

この記事は、NETFLIXで最高製品責任者(CPO)を務めていたGibson Biddle 氏によるプロダクト戦略に関するエッセイ、3. The Strategy/Metric/Tactic Lockup の翻訳記事です。(翻訳許可取得済み) ここまでのあらすじ顧客の喜ぶ価値 (Delight)、他社に模倣されにくい点 (Hard-to-copy)、利益を生む点 (Margin-enhancing)、の3点から、プロダクト戦略を導き (DHMモデル)、1年もしくは2年で検証

#2 DHMモデルからプロダクト戦略へ

この記事は、NETFLIXで最高製品責任者(CPO)を務めていたGibson Biddle 氏によるプロダクト戦略に関するエッセイ、2. From DHM to Product Strategy の翻訳記事です。(翻訳許可取得済み) ※ ここまでのあらすじ:DHMモデルという、顧客の喜びから考えるプロダクト戦略の前提となるフレームワークを示し、必要な観点を紹介しました。(前回の記事はこちら) - - - 優れた戦略とはDHMモデルを活用し、あなたのプロダクトやサービスの

いかにプロダクト戦略を定義するか - by Gibson Biddle

この記事は、NETFLIXで最高製品責任者(CPO)を務めていたGibson Biddle 氏によるエッセイ、 How to Define Your Product Strategy の翻訳記事です。 ※ 翻訳許可取得済み How to Define Your Product Strategy 私はプロダクトリーダーのキャリアにおいて、早い段階でゲームや子供向けソフトウェアを、素早くつくり、成功に導くことの重要さを学んできました。 しかし、ある2つの出来事により、戦略的思

#1 DHM モデル ー コピーされにくく、顧客が喜ぶ、利益を高めるプロダクト戦略

この記事は、NETFLIXで最高製品責任者(CPO)を務めていたGibson Biddle 氏によるプロダクト戦略に関するエッセイ、1. The DHM Model の翻訳記事です。(翻訳許可取得済み) 私は、プロダクトのリーダーやアドバイザー、または役員として企業に加わるタイミングで、3つの問いに対するアイデアを発散します。 1)プロダクトはどのように顧客を喜ばせますか? (Delight) 2)プロダクトをコピーしにくくするものは何ですか? (Hard-to-copy