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利益から考える

事業貢献したい場合。顧客課題解決を目指し、結果利益に寄与する行動を考えます。しかし、その考えで良いのでしょうか。




1. デザイナー視点

結果利益に繋がる

デザイナーは、圧倒的なクリエイティブ力によって「人の感情にはたらきかける」ための知識と技術を、徹底的に叩き込まれています。

どのように思考すれば、どのようなスキルを活用すれば、多くの人から選ばれるデザインが完成するのかを熟知している。

それらを「顧客課題解決」に活用し事業貢献を目指します。課題を探索しデザインの力で顧客を笑顔にしようと試みる。結果利益に繋がり、意義のある行動である事を示します。


2. 利益から考える

利益のために何をするか

一方、数字を追う職種はどうでしょう。数字目標を達成しなければならない。利益をつくらなければならない。「稼ぐためにはどうすれば良いか」が、常に目的として頭の中にあります。

私は、順序が逆になっていました。思考が「利益」から始まっていない。そう気付きました。1利益を生むためには、2どの業種・企業にアプローチし、3その課題を解決すれば良いのか。

私は、デザイナー視点で事業貢献を捉えていました。利益から考えなければ、ビジネスにおける事業貢献とは言えないのです。


3. 対話する人によって

どちらの思考も正しく、間違ってはいない。しかし、対話する人によって使い分ける必要があるのだと思います。

デザイナーに対し「利益のために創造しよう」とメッセージすれば、独創的で情緒的な心動くアイディアは生まれないと思います。

あらゆるデザインは「体験」をより良くする行為であり、利益を生み出すために使い捨てられていくものではない。


まとめ

私は、デザイナーとデザイナー以外、双方の領域へ向けてメッセージする場面があります。これらを使い分けていくべきです。

職種によって向き合っている世界がまるで異なります。MVVによって繋がっていますが、刺さるメッセージは職種によって変わるでしょう。

人を動かすには言葉を使いこなす必要があります。シーンによって「思考の分類」と「使い分けの実行」を機能させることが、私の課題です。




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