チム蔵

ばなな吉本

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言われ飽きたこと

「めちゃくちゃ飲みそうなのに」 「え〜飲めないの意外」 「いつから飲んでないの?」 「前は飲んでたの?」 「これ多分飲みやすいよ」 「本当に飲んでない?」 「本当にぜんぜん飲めないの?」 「飲んでないのによくそのテンションでいられるね」 「飲んでないのによくそんなに喋れるね」 「飲んでないのについてきてんのすごいよ」 「飲んでないのによくずっといられるね」 「コーラとつまみって合う?」 「よくコーラでつまみ食べれるね」 「まじでずっと喋ってるね」

    • 田舎が嫌すぎたから人生ベスト映画がトレインスポッティングになった

      不良に囲まれてたわけでもないし、退廃的な生活を送っていたわけでもない。いたって規範的な人生を送ってきたはずなのに、トレインスポッティングの世界観にめちゃくちゃ共感してしまう。 主人公のレントンの『大人になって俺は初めて満足していた』ってセリフがすげえ響いてしまうのだ。翻訳によるニュアンスの違いもあるかと思うが、自分はこれを「大人になってこれまでと生活環境が変わったことで、初めて自分の人生に満足することができた」という意味で受け取った。 既に過去のものとなったが、これまでの

      • 髪型yurinasia

        yurinasiaの髪型を完コピしている友達がいる。真ん中分けで黒髪ベース、前らへんに金が入ってる時のyurinasiaだ。 「髪切る時なんて頼んだの」って聞いたら、「yurinasiaにしてください」とお願いしたらしい。 もし女だったら、たしかに一度はyurinasiaの髪型にしてみたいと思う。かっこいいから。あとはドラゴンボールの18号の髪型にもしてみたい。強そうでかっこいい。 逆に男でしてみたい髪型の人ってあんまいないけど、そろそろ禿げてくるかもしれないので今のう

        • 下北と世田谷代田の狭間にある性欲ゾーン

          下北沢と世田谷代田の間ぐらいに、オシャレ極めすぎ系の飲食店がいっぱい立ち並んでるエリアがある。 腕にワンポイントタトゥーが入った金髪の細身の女とか、髭メガネでノームコアっぽい服を着てるデザイナーみたいな男たちが、平日の昼間から酒盛りをしている。 オシャレ純度100%の空間に、松屋の味噌汁の香りを漂わせた俺が入店したらどんな視線を向けられるだろう。退店を促す理由もきっとオシャレなはずだ。「今日は貸切なんです」とか言われて追い出されるに違いない。 昼はオシャレ四天王の住処と

        言われ飽きたこと

          中目、三茶、ヨヨコー

          肥大化した自意識のせいで、いまだに東京の地名を略称で呼ぶことに抵抗がある。 中目黒はナカメ、三軒茶屋はサンチャとかこのあたりは基本中の基本だけど、このレベルですらフルネームで呼んじゃう。 もう32歳になったので、略称で呼ぶやつが云々みたいなのはさすがに無くなったけど、そこ略す?みたいな略し方するやつには、いまだにちょっとした嫌悪感を抱いてしまう。 水たまりボンドのトミーが、代々木公園のことを「ヨヨコー」って略してたのがめちゃくちゃきもすぎて、すげえ印象に残っている。

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          生理に理解のある(風)彼くん

          「僕は男ですけど、女性の体のことも分かっていて理解があるんです」みたいに振る舞っている男がいちばんきもい。 まず第一に、どうやっても自分が体験できるはずのないことを『理解している』と言えてしまう思慮の浅さがきもい。 二つ目に、聞かれてもないのに理解があることを前面に打ち出して女から高評価を得ようと思っている精神性がきもい。 三つ目として、分からないことを素直に分からないと認められない無駄なプライドの高さがきもい。 分からなくても分からないなりに気を遣えばいいだけの話な

          生理に理解のある(風)彼くん

          ラブシャって言えない

          スウィートラブシャワーってフェスのことをみんなラブシャっていうけど、俺は言えない。32歳になっても言えない。 32歳になってもラブシャって言えない過剰な自意識を恥じる一方で、ラブシャって略称も普通に恥ずかしいよなとも思っている。 そもそもスウィートラブシャワーって名前自体けっこう恥ずかしいと思うのに、それを4文字に詰め込んで特濃牛乳みたいにしなくてもいいだろう。 初めてラブシャと聴いた時、顔射を思い浮かべない日本人はほとんどいないはずだ。そんな下劣な言葉と近い響きで略し

          ラブシャって言えない

          東京生まれのくせに落ちこぼれるなんて

          東北のど田舎で生まれ育ち、人生で一度も塾に通ったことはなく、公立高校を卒業して東京の大学に入った。 その後は都内で就職し、そこそこの生活を送れている身からすると、東京出身というあまりにも恵まれた環境を生かしきれずに、落ちこぼれている奴らはなんて弱いのだろうと思ってしまう。 地方と東京の教育格差の話題はもはや語り尽くされているので、ここでは言及しない。 教育の格差だけではなく、体験の格差など「東京と田舎の違い」は多すぎてキリがないほどだ。 その格差の多くが、東京居住者が

          東京生まれのくせに落ちこぼれるなんて

          人生で一番大事な友達が死んで10ヶ月が過ぎた

          俺の人生に最も影響を与え、やばいぐらい存在感のでかかった友達である生江くんが去年の12月に死んだ。めちゃくちゃ珍しいガンだったらしい。 その時期の記憶は鮮明に覚えていることもあれば、なぜか思い出そうとしても絶対に思い出せないことがあったりと、普通に一生残るレベルの心の傷として、今も超引きずりまくっている。 生江くんと俺との思い出とかもそんな感じで、今もはっきり覚えていることもあれば、ほぼ忘れてしまっていることもある。まじで空気と同じぐらいのレベルで一緒にいた存在なので、エ

          人生で一番大事な友達が死んで10ヶ月が過ぎた