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下北と世田谷代田の狭間にある性欲ゾーン
下北沢と世田谷代田の間ぐらいに、オシャレ極めすぎ系の飲食店がいっぱい立ち並んでるエリアがある。
腕にワンポイントタトゥーが入った金髪の細身の女とか、髭メガネでノームコアっぽい服を着てるデザイナーみたいな男たちが、平日の昼間から酒盛りをしている。
オシャレ純度100%の空間に、松屋の味噌汁の香りを漂わせた俺が入店したらどんな視線を向けられるだろう。退店を促す理由もきっとオシャレなはずだ。「今日は貸切なんです」とか言われて追い出されるに違いない。
昼はオシャレ四天王の住処となっているこの空間は、夜になると下北デートを終えた雄と雌たちによる性欲爆発ギリラインせめぎ合いゲームの会場へと変貌する。
ベンチというベンチから性欲が伝わってくる。若いやつだけじゃなくて、意外といい歳したやつらもいるのがおぞましい。
雰囲気が大事なのは重々承知しているが、やはりゴールが性欲ならば、渋谷か新宿、それか鶯谷に行ってほしいものだ。その辺の街でなら性欲中央突破でも気持ち悪さは感じない。
ただ単に、カルチャーを前戯として消費している雄と雌の人間らしさが気持ち悪いだけなのだ。気持ちが分かってしまうからこそ、余計に気持ち悪い。
古着や音楽や小劇場は、性欲爆発ライン攻め攻めゲームの前戯として使うのではなく、ちゃんとメインのおかずとして楽しんだほうがいいと思います。
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