山田賢

クラシックギター/作曲/ラジオ あやみのギター音楽教室(姫路市) https://ay…

山田賢

クラシックギター/作曲/ラジオ あやみのギター音楽教室(姫路市) https://ayamino-guitar-music-school.com

最近の記事

あやみのギター音楽教室の様子(2024年7月報告)

先日あやみの公民館の軒下にあるツバメの巣を見ると、いつの間にか大家族状態になっていました。陽射しが遮られているとはいえ、「すし詰め暮らしは暑苦しくないのだろうか?」と、つい人間目線で考えてしまいます。醜い押し合いをする様子は全く見られないので、きっと居心地の良い空間なのでしょう。あやみのギター音楽教室がスタートした4月頃は親子合わせて3匹だったように思いますが、いつの間にか倍以上に増えたツバメのにぎわいに微笑みながら、教室の準備を始める7月でした。 ツバメの巣ではなく、教室

    • 伴走する人

      あやみのギター音楽教室は「ギターによる音の旅」を楽しんでほしいという場所なので、講師の私は「学び遊ぶ場」という認識ですが、小中学生の中には「習い事」と思って通う子もきっといるでしょう。 そこで、習い事に関するデータを調べてみたのですが、ベネッセの調査では習い事を1つしている小学生は45.2%、2つ以上の習い事をしている小学生は54.8%でした。そのうち、「親も子も頑張っているなぁ~」と感じるような4つ以上の習い事をしている小学生は5.7%でした。(n=3,096) 私は小

      • Nik Bartsch's Ronin 神戸公演 Day2

        7月10日(水)に神戸の100BANホールへ。 Nik Bartch's Roninの公演を聴きに行きました。 Nik Bartch's RoninはECMレーベルの音源を聴き漁る中、数年前に知ったバンドで、スイスの作曲家・ピアニストのNik Bartch(ニック・ベルチュ)がリーダーです。 ちなみにRoninは「浪人」のことで、Nik Bartchは日本好きです。日本語が少し話せるようで、買った楽譜にサインをお願いする私に「ピアノを弾くんですか?」と日本語で尋ねてくれまし

        • 住み続けたいひめじ

          普段「姫路最高!いつまでも住むぜ!」なんて地元愛を叫ぶ性格ではないので、自分で書いたタイトルにまぁまぁの恥ずかしさを覚えます(笑) 実は今年度から姫路市が『住み続けたいひめじプロジェクト』を始動しています。積極的に行政情報を追いかけていない人からすると、「何そのプロジェクト?」と疑問に思うでしょう。 以下の太字は姫路市ホームページに掲載されている情報です。 ーーーーーーーーーー 姫路市では、姫路の未来をもっとワクワクするものにしていくために、地域の魅力やまちの将来像を

        あやみのギター音楽教室の様子(2024年7月報告)

          あやみのギター音楽教室の様子(2024年6月)

          近畿地方の梅雨入りが今月21日(速報値)に発表されましたが、昨年よりも23日遅いみたいですね。前年と気象事情がずいぶん異なると心配が増すタチなのですが、今は落胆と安心のマーブル気分で過ごしています。そんな梅雨のジメジメは人だけでなく実はギターも嫌がるんです。 留学やフェスティバルでスペインに行ったことのあるギタリストたちは「ギターがよく鳴る!」と嬉しそうに語ります。スペインの7~9月は暑く乾燥した時期で、「洗濯物は1時間もしないで乾く。」と聞いた覚えがあります。そんな乾燥し

          あやみのギター音楽教室の様子(2024年6月)

          あやみのギター音楽教室の様子(2024年5月報告)

          あやみのギター音楽教室がスタートしたのは今年の4月で、ようやく計10日間のレッスンを終えました。現在通う生徒さんはクラシックギターを始めたばかりの方が多く、教室には初々しい空気が漂っています。自分で言うのは変かもしれませんが、講師である私もその空気の構成要素なのでしょう。 現在の私は生徒さんがどんな曲を気に入るか楽しみにレッスンを行っています。ただ、曲の練習にいきなり入ると、苦しい思いをする場合があります。私自身が高校生の時にギターを挫折した経験や、大学の部活動仲間が引退後

          あやみのギター音楽教室の様子(2024年5月報告)

          ギター音楽教室のPodcast

          「ギター音楽教室のPodcast?何それ?」という声が聞こえるような気がします。 まず、Podcast(ポッドキャスト)とはインターネットを通じて音声を配信するプラットフォームまたは番組です。私は趣味でPodcastの番組をあれこれ聞くのですが、Podcastの言葉の由来はつい先ほど知りました。「iPod(携帯音楽プレイヤー)+broadcast(放送)」の造語で、iPodの流行がインターネット配信によるラジオ番組の広がりを生んだようです。 Podcastの番組は放送局が

          ギター音楽教室のPodcast

          Ghost Tropic と Ameel Brecht

          『Ghost Tropic』を見るために元町映画館へ行った。 「これは絶対に見に行こう」と公開前から決めていたにもかかわらず、元町映画館の公開最終日に行くことになった。 本当は『Ghost Tropic』を撮影したバス・ドゥヴォス監督の『Here』も見たかったが、自分の予定と見事に噛み合わず、2作品のどちらを見るかの選択に迫られた。 そして、選んだ作品が『Ghost Tropic』である。 正直、物語として気になったのは『Here』の方だった。移民労働者と苔の植物学者の

          Ghost Tropic と Ameel Brecht

          初レッスンの思い出②

          緊張しながら店員さんに体験レッスンの申し込みをした数日後、いよいよその日がやってきました。この時はさすがに友人のNくんに同行をお願いするわけにはいかず、一人でヨシダ楽器の店奥にあるレッスン場所へ向かいました。 中学3年生のはじめまでピアノ教室に通っていたので、音楽教室に通うのは約5年ぶりでした。今思うとそんなに期間は空いていないように感じますが、「親が通わせる習い事(ピアノ)」と「自分で申し込んだ習い事(ギター)」では初回レッスンにのぞむ心境もずいぶん違ったと思います。

          初レッスンの思い出②

          初レッスンの思い出①

          私がクラシックギターのレッスンを始めて受けたのが大学2年生に入って間もない頃でした。レッスンを受けた場所はイオンモール福岡伊都の中にあるヨシダ楽器です。当時、一人暮らしをしていた家から徒歩10分ほどの場所にあったので、「通いやすい」という点でレッスンを希望しました。 レッスンに興味をもつきっかけ大学のギターアンサンブル部に入って友人とギターを弾く日々を楽しんでいましたが、仲間と一緒に合奏を楽しむ部活動だったので、20人近くいた同期でソロ演奏に励む人はほとんどいませんでした。

          初レッスンの思い出①

          あやみのギター音楽教室

          初めてのホームページ制作についての記事で、「Google検索に表示されない」と書いた。そして、「実はホームページあるんです」ということを伝えるために、このnoteやInstagramの活用を宣言した。ホームページは検索に表示されないものの、このnoteやInstagramのプロフィールに貼ったリンクから飛ぶことは可能である。そして、そのホームページには「お知らせ記事」がある。「検索に表示されないホームページのお知らせ」という現状は悲しい更新になるので、このnoteにもそのお知

          あやみのギター音楽教室

          初めてのホームページ制作

          約1ヶ月かけて初めてのホームページ制作を終えた。ノーコードWeb制作プラットフォームのSTUDIOを使って制作した。おそらく1ヶ月は時間がかかりすぎだと思う。そんなに時間をかけずに済むのがノーコードの魅力の一つだから。時間がかかった理由は、テンプレートから始めたにもかかわらず、「色々触ってみよう!」と遊んでしまったこと。 「ここは余白を増やしたい」、「この余白をほんのちょっと削ってみよう」と、ルールを考えずにいじっていた。つまり、パソコン表示画面とスマホ表示画面の違いのこと

          初めてのホームページ制作

          30代前半とドラゴンボール

          なぜか高校生までドラゴンボールは身近にあった。 筋斗雲に乗った小さな悟空から、ベジータとフュージョンしてゴジータになるまで見ていた。 ドラゴンボールの入り口はアニメ。小学生の時に夏休みのキッズステーションでたまたま知った後、チャンネルガイドで放送日時を探していた気がする。自分の中では「リアルタイムなアニメ」として見ていたが、天下一舞踏会までの部分は1986年から1989年の期間にフジテレビ系列で放送されたらしい。私の生まれる前年に一度区切りがあったことを今日知った。アニメを

          30代前半とドラゴンボール

          『オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム』 in 姫路

          普段は心の中にしまうような感想も今日は自分を許して書いてみる。 「最高にトゥースな夜だった!」 毎週月曜日は朝5時起きで姫路のコミュニティ放送のディレクター仕事に向かう。 もし、現地のチケット当選をしていれば、有給休暇を取って明日は休みにしたが、多くの人と同じように当選は叶わず。繰り返しの落選に心が折れて、毎週の放送を雑に聞いてしまうことも増えていたが、とりあえずライブビューイングはすぐに申し込んだ。購入したチケットの引き取り開始は1月27日のメールで知ったが、その引き取

          『オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム』 in 姫路

          葬送のカーネーション

          映画館に行く習慣はないが、「映画館で何か観たい」と突然思うことがある。 特に観たいジャンルは決まっていないので、どんな映画が上映されているか調べるところから始める。 以前、オダギリジョー監督の『ある船頭の話』を観に行くと決めた時、この映画が上映されていた映画館の一つがシネ・リーブル梅田だった。姫路に住んでいる私は全く知らない映画館だったが、開場を待つ間に置かれている作品チラシをあれこれ見ていると、「この映画館面白そうな作品ばかり!」とテンションが上がった。 そんなことを思い出

          葬送のカーネーション

          久しぶりの動画投稿

          「全然更新してないなぁ。」(友人がわたしのYouTubeチャンネルを見た時の一言) 動画の更新をする代わりに、非公開に再設定した動画は多い。誰かに批判されて設定を変えたわけではなく、ニュース等で聞く「リセット症候群」に似た症状かもしれない。ただ、人との関係をリセットするのではなく、「他人の目を気にしていない自分」に嫌気が差して、昔の演奏動画を非公開という形で封印している。削除にまで至っていないので、「昔の自分に申し訳ない」という気持ちが同居している。 例えば、20代前半に

          久しぶりの動画投稿