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『オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム』 in 姫路

普段は心の中にしまうような感想も今日は自分を許して書いてみる。

「最高にトゥースな夜だった!」

毎週月曜日は朝5時起きで姫路のコミュニティ放送のディレクター仕事に向かう。
もし、現地のチケット当選をしていれば、有給休暇を取って明日は休みにしたが、多くの人と同じように当選は叶わず。繰り返しの落選に心が折れて、毎週の放送を雑に聞いてしまうことも増えていたが、とりあえずライブビューイングはすぐに申し込んだ。購入したチケットの引き取り開始は1月27日のメールで知ったが、その引き取りは今日の午後3時になった。当日直前に引き取ったのは行くのをずっと迷っていたからだ。

オードリーのラジオ熱を浴びた翌日に自分のラジオ仕事をするのは怖い。全員野球の苦労の先にある喜びを僕だけ持ち帰っても、現実のギャップに心がたえられない気がする。「明日はおれもラジオで楽しみだ!」という前向きな気持ちよりも、「明日は寝不足かつ仕事かぁ~」と肩を落としてしまう。その理由をここで詳しく書く度胸はない(笑)
現地に行けない悔しさと仕事関連の問題によって迷い続けた結果、ライブビューイングへ行くことを最終的に決めたのは昨日の夜。
単身赴任の父が母に電話で「あいつ明日のオードリーのやつ行くん?」と尋ねたのが決定打になった。

数年前まで父とは共通の話題がなかったが、今は単身赴任から帰ってくる度に「今週のオードリーは聴いたか?」という会話をしている。「やっぱり若林すげぇよな!」、「春日はホント最近話すようになったな~」と嬉々として語る父は今年で61歳。僕よりもずいぶん先に番組を聴き始めているので先輩リトルトゥースだ。そんな先輩リトルトゥースに良い格好をしようとした生来の後輩肌が今回は出たのだろう。

父や弟とは『オードリーのオールナイトニッポン』の話をする。ただ、家の外で「今週のオードリー聴いた?」という話をすることはない。それは僕が勤める姫路のラジオ局でも変わらないので、姫路にリトルトゥースが何人いるか想像ができない。ライブビューイングの会場であるアースシネマズ姫路にどれほどのリトルトゥースが集まるのか全く分からなかった。実際に映画館の中に入って驚いた。

「めっちゃリトルトゥースいるやん。」

開演17時30分より15分ほど早く入ったが、既に多くの人が座席で楽しみに待っている光景が広がっていた。ちなみに僕の右にはおじさん、左には母と娘、前には高校生(?)3人組など、本当に色々な人がいた。中には誰よりも先に拍手をし、若林さんのDJプレイに「フゥーーー!!」と歓声をあげる熱烈な人もいた。そもそも存在を知らなかった姫路のリトルトゥースの姿を見れたのがちょっと嬉しかった。
ちなみにライブビューイングと配信向けのコール&レスポンスの呼び掛けは、笑いが起こったものの、レスポンスの声はあがらず。
若林さん!春日さん!「着物ダブチ」に続いての「ばばあ」は厳しいです(笑)

(余談)
僕が勤めるラジオ局には熱烈な阪神ファンやKinKi Kidsファンがいる。一方、僕自身は人や物に対して一定の距離を保ちたい性質で、特定の誰かに純粋な熱を長く注いだことはない。そのせいか、グッズのユニフォームを見ても「高い!」という感想が第一に来るなど、応援熱よりも懐事情を真っ先に照らしてしまう。でも、約6年間聴き続けている『オードリーのオールナイトニッポン』を地元の映画館で丸ごと体感して心が大きく揺さぶられた。

根っから誰かのファンでいることは日々のお守りになる。職場の人の気持ちが少しだけ分かったような気がする。

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