久しぶりの動画投稿
「全然更新してないなぁ。」(友人がわたしのYouTubeチャンネルを見た時の一言)
動画の更新をする代わりに、非公開に再設定した動画は多い。誰かに批判されて設定を変えたわけではなく、ニュース等で聞く「リセット症候群」に似た症状かもしれない。ただ、人との関係をリセットするのではなく、「他人の目を気にしていない自分」に嫌気が差して、昔の演奏動画を非公開という形で封印している。削除にまで至っていないので、「昔の自分に申し訳ない」という気持ちが同居している。
例えば、20代前半にアップした演奏動画は別冊マガジン、じゃがりこが画面端に映っていて、わたしが部屋の汚さを気にしないタイプだと容易に伝わる。そして、そのことを未だにイジられることもあり、かつての無頓着な自分に恥ずかしくなるばかり。同時に、「どうしても誰かに見て欲しかったんだな。」と温かい気持ちも少し芽生える。
この「どうしても誰かに見て欲しい」という気持ちは動画を投稿する以上は少なからず存在する。しばらく更新が止まっているのは「どう見られるか」の意識が強まってしまったから。この更新を阻む意識の壁は硬いが、友人の声によって少しずつ風化していった。
今回は投稿を心に決めてから行動に移るまでが長かった。8月頃に「今年再開したクラシックギター弾き語りを何かアップするよ。」と友人に伝えて、その約4ヶ月後にようやく約束を果たした。年末という現実が最後の一押しになった。「今はこんな活動をしているんだ。」と、言葉ではなく形として伝えられそう。
収録した曲は大貫妙子さんの『午后の休息』
聴いていただけると嬉しいです。
選曲の経緯や収録の失敗も別の記事に後日書く予定です。
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