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あやみのギター音楽教室の様子(2024年6月)

近畿地方の梅雨入りが今月21日(速報値)に発表されましたが、昨年よりも23日遅いみたいですね。前年と気象事情がずいぶん異なると心配が増すタチなのですが、今は落胆と安心のマーブル気分で過ごしています。そんな梅雨のジメジメは人だけでなく実はギターも嫌がるんです。

留学やフェスティバルでスペインに行ったことのあるギタリストたちは「ギターがよく鳴る!」と嬉しそうに語ります。スペインの7~9月は暑く乾燥した時期で、「洗濯物は1時間もしないで乾く。」と聞いた覚えがあります。そんな乾燥した空気で弾くギターは音の抜けがとても良く、きっと華やかな音なのでしょう。

日本はスペインとは反対に湿潤な空気がこれから続きます。楽器の天敵といわれる時期です。楽器を形作る木材は水分を吸ったり吐いたりします。そのため、空気中の水分が多い場合、楽器はいくらか水分を吸ってわずかに膨張します。この膨張がネックの反りや鳴りの悪さに繋がるので、楽器店にはその対策となる湿度調節剤や湿度計が売っています。

気付けば教室の様子とは全く関係ない話を書いていましたが、楽器を奮発して購入する生徒さんにはぜひ楽器と湿度の関係を覚えてほしいです。悲しいことに、愛器の鳴りに重さを感じる私からのアドバイスです。大学の入学以来、健康診断を受けていない自分の体も心配ですが、先に愛器のメンテナンスを考えている今日この頃です。

いよいよ本題となる教室の様子ですが、今月も先月に比べて通常レッスンの回数が増えました。さまざまな方に通っていただける有難さだけでなく、生徒さんのペースの違いを見る楽しさも感じています。このペースの違いに関する話は今月の『甘露日和を待ってみる』(ポッドキャスト番組)をぜひ聴いてほしいです。

そして、今月はサポート教材をいくつか制作しました。教則本とにらめっこして疲れてしまう日もあると思うので、そんな時に「気分を変えた練習」となる動画を公式LINEでメッセージ配信しました。以前の記事(https://ayamino-guitar-music-school.com/info/movie1)に詳細は書いていますが、『ちょこっとデュオ』というシリーズで疑似デュオができる短い動画です。また、最初にご入会いただいた生徒さんは教則本もハイペースで進んでいるので、ソロの準備に移っても良い頃と判断して、「主旋律と低音の2声による練習」ができる楽譜も制作しました。楽譜自体の制作は4小節という短さで手間がかかりませんが、その4小節をどのように楽しむかを伝えられるように、いくつかのアドバイスや動画も見れる形でA4用紙1枚にまとめました。(下は一部抜粋した画像)

楽譜
補足

生徒さんと私のお互いが楽しめるように、それぞれの進み具合に沿ったサポートを充実させていきたいと思います!

今月レッスン日の活動例


  1. 6/8(土) 体験レッスンを行う(結果はポッドキャストで)

  2. 6/13(木) にぎやか通常レッスン(いつメン感が出つつあります)

  3. 6/15(土) まったり通常レッスン(リクエストに応じてアコギの基礎レッスン)

  4. 6/20(木) まったり通常レッスン(空き時間に動画撮影するもボツ多い)

  5. 6/27(木) にぎやか通常レッスン(異なる時間で親子のレッスンを行う)



▼今月のオープニング

生徒さんの進み具合/音楽の一夜漬けは難しい/クラシックギターの教則本/ギター大好き(大人版)/教則本の役割を考える/山田が高1の時に買った教則本『美しく奏でるクラシックギター』

▼今月の出会い①(もしくは今月の気付き①)

中学二年生の男の子の体験申し込み/申し込みから当日までの間に嫌な予感を覚える/持参してくれたケースの中身はアコギ/ギターの違いを説明/アコギに対する個人的な考え/モスキート奏法の思い出/脱・初心者を掲げたレッスン

▼今月の出会い②(もしくは今月の気付き②)

ある体験レッスンの申し込み/クラシックギターを知るきっかけはYouTubeのアルゴリズム/クラシックギター購入の下見/通常レッスン予定日の戸惑い

▼出演者

話し手:山田賢(あやみのギター音楽教室講師/ギタリスト兼作曲家)
聴き手:中川くん(山田の大学時代から続くギター仲間/ギター好き)

※下の画像はポッドキャストで話している『美しく奏でるクラシックギター』

初めて買った教則本(?)

※この記事はあやみのギター音楽教室のHPに掲載した『教室の様子(2024年6月)』と同じ内容です。

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