名画に馴染みがなくても読むべき『観察力を磨く 名画読解』
皆さん、こんにちは!
社会人ラグビーチームでコンディショニングコーチとして活動をしている寺田です。
私の(ほぼ唯一の)趣味は読書なのですが、
今日は少し前に読んだ本の感想を書いていきたいと思います!
読んで内容をインプットしても
感想を書いたり、人に話したりするアウトプットをしなければ内容をすぐに忘れてしまいますからね。
『観察眼を磨く 名画読解』
エイミー・E・ハーマン著 岡本由香子訳
本著は美術史家であり、弁護士でもある著者が
『アートを観る事で観察力が鍛えられる』
というテーマでFBIや警察、軍など
ビジネスの世界以外にもたくさんの業界で
講演やワークショップ、セミナーなどを
行っている内容をまとめたものです。
私はアートを観る方でも無く、
芸術的なセンスがある方でもありませんが、
『身体の専門家』としても、
『他人と一緒に仕事をする人間』としても
言葉にならないメッセージを感じたり
読み取ったりする事は大切だと感じるので
本著から学んだ事は沢山ありました。
そもそも『観察する』という事自体が
どんな仕事にも必要なことだからこそ、
様々な業種の方に講演をされているのですが、
『人と関わる仕事』
をする人には絶対に必要な能力だと思います。
例えば、身体の専門家やスポーツの専門家の
『人や周りを観察する力』
が弱ければ成功することは難しいです。。。
選手やクライアントはいつも自分が抱えている
問題や課題を言葉で表現できるとは限りません。
姿勢や表情はもちろんのこと、
いつもとは少し違った歩き方・走り方・立ち方、
ストレッチをしている部位や
何となく気にかけている動き。
時には自分で気づいていないから言葉にしない、
言いにくい事も動きに表れたりするので、
『言葉以外の情報』を得て
アプローチするかどうかを決める事も大切なスキルの一つだったりします。
いくらトレーニングの知識や身体の知識を持っていたとしても、
選手やクライアントが何を求めているかを観察して感じられなければ
全く意味がないですからね。。。
『観察する』という事は結局の所
『対象に興味を持って観る』
という事でもあります。
同僚や顧客に興味を持っていなければ
仕事など上手くいくはずがありませんよね。
それに、興味を持って観るからこそ
『相手が困っている事』に気づくことができ、
チャンスも生まれてくるのだと思います。
芸術があまり分からなくても沢山の気づきを得る事ができる本著。
オススメです!
興味があるけど本はちょっと…という方は
著者が同じテーマで話している動画もあるので
こちらをチェックしてみて下さい。
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