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2022.9.8【128限目】

読書の秋

まだまだ暑い日が、続いています。

昨日、夕日を見ていると、太陽が夏の位置よりもずい分南の方に沈んでいきます。季節が移り行くのを感じました。もう、秋です。

夜がだんだん長くなります。そんな秋の夜長に、読書を楽しむのもいいですね。


子供は本が好き

退職する前の3年間を、図書館の授業を担当していました。子どもたちを見ていると、本の好きな子や本を眺めている子、字の一杯ある本を選ぶ子や絵の多い本を読んでいる子それぞれです。

私は本の好きな子の多くは、小さい時に本を読んでもらい、字が読めるようになってから、本を読む環境があったと思っています。

学校での図書の授業の始まりは、ちょっとしたお話し(今日こんなことがあったとか、嬉しかった話とか、今日読む本の紹介など)をして、読み聞かせに入ります。

子どもはほとんどと言っていいほど、本を読んでもらうのが好きです。特に低学年の子供は好きです。みんなと一緒に本の世界に入っていく時間は素敵ですし、私は子どもたちとそんな時間を共有できたことが幸せでした。


子どもと本を読む時間を大切に

学校で低学年を担任している時は、図書の時間以外に、朝の会や帰りの会や、隙間の時間にも、読み聞かせをしました。

1年生を担任して、入学してきて間もない頃で、午前中に集団下校をする日に、帰りの準備が早く出来て、下校時刻までに少しの時間があったので「おまえうまそうだな」の絵本の読み聞かせをしていました。

その時、前の年に1年生を担任していた2年生たちが、休み時間だったのでしょうか、懐かしそうに窓からのぞいて一緒に聞いていましたが、教室の後ろまでそーっと入ってきて、聞く子もいました。

みんなニコニコして、「私たちも読んでもらったよ。」と、言わんばかりでした。私は、読み聞かせをしていたので、そのままにしていましたが、懐かしく面白い瞬間でした。

子どもたちには、1年を通して、物語やむかし話を読み聞かせました。

我が家では、寺村輝夫作の「王様シリーズ」がお気に入りでした。読み聞かせながら子どもたちは色々な方向に発展していくことがあります。自分の興味を持った世界、知りたい世界に入っていきます。そしてまた本に出会います。

(参考)
①     「おまえうまそうだな」シリーズ
著者・イラスト 宮西達也

①     「おれはティラノサウルスだ」
②     「きみはほんとうにステキだね」
③     「あなたをずっとずっとあいしてる」
④     「ぼくにもそのあいをください」
⑤     「わたしはあなたをあいしています 」
⑥     「あいしてくれてありがとう」 
⑦     「であえてほんとうによかった」
⑧     「いちばんあいされてるのはぼく」
⑨     「わたししんじてるの」
⑩     「ずっとずっといっしょだよ」
⑪     「あいすることあいされること」
⑫     「やさしさとおもいやり」
⑬     「ヒヒヒヒヒうまそう」
⑭     「キラキラッとほしがかがやきました」


家庭でも本と親しむ時間を

子どもは本が大好きですが、家庭で読み聞かせをする時間が、なかなか確保しにくい時があります。

私は子どもの小さい時は、寝る前に読み聞かせをすることが多かったのですが、仕事をするようになってからは、本読みをしながら私の方が先に寝てしまう事が多くなりました。

できれば本を読む時間を作り、読み聞かせだけでなく、子供が読み聞かせをし、また読み終えた後で感想を話し合う事も楽しい時間です。

本と出会う事は、本の世界を楽しんだり主人公と同じ気持ちになって、喜んだり、悲しんだりして、心が豊かになっていきます。そんな環境を日常に持てたらいいですね。

読書の秋。時間を作って子どもたちが本に親しむようになったらいいですね。


バラの花


【編集担当より】
”本の虫”と言った表現もありますが、小学生の頃は、時間があったらずっと本を読んでいる子供でした。三つ子の魂百までではないですが、おかげで長時間本を読める体質になりました。(近頃は長時間同じ体制がきつくて途中でやめますが)

物語やフィクションも好きですが、実践できる知識や経験についての本が好きでした。仕事ではそういった書籍も多く、例えば営業であれば話し方やマネジメント、マーケティングであればコトラーなど。先人が何年・何十年もかけてたどり着いた知見を要約して手に入れられる読書は、素晴らしいものだと思います。

知識を得ることで思っている以上に、日常生活や仕事に影響を与えることかと思います。知識を得、体験をすることを通して、知見とすることができれば、素晴らしい武器になります。

まぁ専ら、最近の読書のほとんどは、趣味に関することが多いですが。読書の秋、新しい出会いを求めて本屋や図書館に行ってみるもの良いかもしれませんね。

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