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子どもたちに見せたい スポーツの力

2021.7.29【70限目】

オリンピックを楽しんでいます

オリンピックが始まってから、テレビの前にいる時間が長くなりました。朝のうちに家事をして、その後はテレビにくぎ付け、夕食は出来るだけ手早く出来るものを作り、片付けをして、またその日にあった競技の再放送やスポーツニュースを見て、それから床に就きます。

最近なかなか眠れなくて、どうしてかと考えて見ると、興奮し感動した競技があった日は、眠りにくくなっているように思います。


限界への挑戦 -アスリートの姿-

26日、卓球の新種目、混合ダブルスの決勝戦で、水谷・伊藤のペアが、最終セットまでもつれる接戦の末、中国に逆転勝ちをして、卓球としては最初の金メダルを獲得しました。その前のドイツとの試合は奇跡に近い勝利でした。すごかったです。本当によく我慢して粘りました。奇跡ではなくて、努力の結果だと思いました。

柔道、男子、73㎏級で大野将平選手が金メダルを獲得しました。前回のリオデジャネイロオリンピックに続き2大会連続の金メダルです。大野選手は勝利を決めた直後も表情を変えず、深々と相手に礼をする柔道の精神は美しかったです。

スケートボード、女子、ストリートで中学2年生の西矢椛さん(13歳)が、日本最年少で金メダルを獲得。また中山楓奈さん(16歳)の銅メダルにも驚きました。

27日にはソフトボール競技の決勝で、アメリカに2対0で勝利し、13年前の北京オリンピック以来となる金メダルです。

先発は、上野由岐子投手で5回まで無失点で6回に先頭バッターにヒットを打たれたところで、今回絶好調の若い後藤投手にスイッチし、後藤選手は、1アウト、1塁、2塁のピンチを招きましたが、打者が打った3塁直撃の球を三塁手がはじき、その浮いたボールをショートがキャッチして、2塁へ送球し、ダブルプレイで3アウト、チェンジになりました。

打ったアメリカの選手も、何が起こったのか、キョトンとしていました。私は奇跡が起こったとしか思えませんでした。でも、奇跡は偶然起こるものではなく、それまでの努力・仲間との信頼関係・チームワークがあったからできたことだと思います。


上野投手から学んだこと

ソフトボール競技は、北京オリンピック後、オリンピック種目から除外され、上野投手は、目標をなくしたそうです。北京オリンピックが終ってから惰性で練習をしていたと、言っていました。

東京オリンピックでソフトボール競技が種目に入ることになり、もう一度モチベーションをあげないといけないときに2019年に、試合中に相手チームの打者が打ったボールが顔面に直撃してあごを2か所骨折して入院。その時「もう一度、オリンピックと向き合いなさい。このけがは、神様からのプレゼントだと受け止め、3度目のオリンピックへ心を切り替えることが出来た。」そうです。

北京オリンピックでは、自分がやらなくてはと、責任を一人で背負っていたのが、東京オリンピックでは、若い選手をまとめるのが自分のやるべき事だと考え、自分の後にリリーフする後藤投手(20歳)への指導もしたそうです。

後藤選手は「上野さんは、教えて欲しいことを的確に教えてくれた。」と、話していました。上野選手は「頑張ってきてよかった。3回のオリンピックのうち今回のオリンピックが一番楽しかった。」と、言っていました。

一人で背負うのではなく、みんなと一緒に頑張って勝ち取ったオリンピック連覇だったと思います。みんなと一緒に頑張ることのすばらしさを上野投手から学びました。


まだまだ興奮した競技

・男子サッカー予選リーグ全勝
・野球のサヨナラ勝ち
・体操の橋本大輝選手(19歳)の個人総合優勝。内村航平選手から引き継いだ連覇
・競泳、女子400m・200mメドレー 2冠の大橋悠依選手
・柔道、女子70㎏級の新井千鶴選手。初出場で金メダル。準決勝では16分41秒の死闘を制しての決勝進出。
・ゴルフも始まります。等。

なかなか興奮して眠れそうにありません。


子どもたちに見せたい

次回、日本でオリンピック・パラリンピックが開催されるのはいつか分かりません。前回は私が高校生だった時で、クラブを中断して、学校のテレビで体操競技を見て感動したことを覚えています。その後の私の進路につながったように思います。

今は、夏休みです。子どもたちは家にいます。オリンピック・パラリンピックが開催中はテレビで、色々なスポーツを観戦し、世界最高のスポーツを見て、チームや選手の頑張る姿や力や技やチームワークのすばらしさを感じて欲しいです。

勝っても負けても本物を見るという事は、よい刺激をもらえると思います。スポーツの力を見て欲しいです。

特に、4年に一度のオリンピック・パラリンピックに出場するトップアスリートは、勝利を得るために、指導者やチームのメンバーと高次な目標を共有し、長い年月を継続して鍛錬をし、才能を伸ばして、世界に通用する実力を引き上げていきます。

この過程で、病気や怪我をするだけでなく、様々な挫折の危機が生じる人もいます。そんな時、家族や周りの人の献身的な支援を受けて、また、本人の必死の努力により立ち直って夢の舞台に立っているアスリートもいます。

そんな一人一人のオリンピック出場までの過程を知ってその人や競技を観戦することも大切な経験になると思います。

コロナ感染拡大の中でのオリンピック・パラリンピックだからこそ、夏休みは是非ステイホームで応援しましょう。

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【編集担当より】
オリンピック、熱戦が繰り広げられていて毎日楽しいです。普段見ていない面白い競技があるなと、新しいスポーツとの出会いが楽しみです。今後の競技では、自転車競技に注目したいと思います。

今回は、民放テレビ局のオリンピック公式動画サイト「gorin.jp」のおかげで、仕事の合間に競技を見ることができてありがたいです。4年後のパリでは、どんな映像体験ができるかも楽しみです。

ここ数日での一番すごいなと思ったのは、昨日の柔道女子78キロ級、濱田尚里選手です。寝技でオール一本勝ちと聞いて映像を見ましたたが、あまりの寝技のスムーズさに驚き、興奮しました。過去の試合をYoutubeで見ましたがこれもまたすごい。寝技は、練習すればするほどうまくなるとのことです。我々では想像できないような相当な修練をつまれたことかと思います。

コロナ禍での特別な夏、このオリンピックの2週間で感じたことを、自らの毎日に少しでも変化を与えようと思います。まずは、筋トレから始めます!

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