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私の夢の転機〜パイロット編〜

『学生中に現場で働いてみることの大切さ』

『憧れとやりがいは必ずしもイコールの関係ではない』

私は元々パイロットという夢があった。幼稚園の時に見た木村拓哉の「GOOD LUCK!! 」を見て、ものすごい憧れを抱いたことがきっかけだ。いつか木村拓哉演じる新海元のような熱いパイロットになりたい、そう思い続けてきた。

私は幼少期からリーダーや代表をやらせてもらう機会が多く、そのような役割は嫌いではなかった。むしろ好きでやっていたかもしれない。小さい頃はリーダーを務めれば先生から褒められ、評価を得られたり、みんなから注目を浴びられたりと理由はたくさんある。そのような役割や責任を背負った時、私はしっかりと遂行させたい気持ちが強い、すなわち正義感が強い性格だった。そういう意味ではパイロットには向いている方ではあっただろう。

パイロットという夢は変わらず、やがて大学に入学した。パイロットは文理の割合が半々と聞いてたが、母親の勧めもあって理系に進学した。本当は法政大学などのパイロット養成コースのような学校に行きたかったのだが、学費の桁が違ったので、そのルートは諦めた。

私は大学在籍中も航空大学校の受験に向け、勉強していた。また、羽田空港からも家が近いということもあり、2年間勤めていた予備校のアルバイトを辞め、羽田空港でアルバイトを始めた。アルバイトの内容は、チェックインカウンターの補助だ。具体的には、荷物タグを貼ったり、サーフボードやペットを違うルートで運んだりする、といった業務内容だ。

ここで転機が訪れる。以前やっていた予備校は2年間ずっと楽しんで働いてたが、空港では実際にやって三ヶ月ほどで飽きたのだ。空港は楽しいし、実際にパイロットの荷物も預かることもあったので部分的には良かったのだが、ふと振り返ってみると非常につまらなかった自分がいた。なぜなら頭を使う予備校のアルバイトに対し、頭を使わなくても出来てしまうからだった。

それに主体的ではなく、上からの指示をいかに迅速に確実にこなせるかが重要だった。非常に飽き飽きしてたし、やりがいも無くしていた。予備校のように結果が出るまでに相当な道のりを費やして結果に結びつくものとは対照的で、自分としては非常に物足りなかった。

パイロット初めとするCAやGS、管制官など航空に関わる人たちはスピードと安全性が大切だ。判断力が問われるが、自分の判断を誤ったら命を失う可能性だってあるような、自由が利かない世界である。私は航空という世界に向いていないと分かった。パイロットの仕事をした訳ではないが、例えパイロットになったとしても2週間で飽きるだろうと思った。15年以上も夢だったので苦渋の決断ではあったが、私はパイロットの夢を良い意味で諦められた

私は、実際に現場に顔を出してみたり、働いてみることの大切さを十分承知できた。おそらく次のステップでも生かすだろう。

そして最大の発見は、『憧れ≠やりがい』だという事。今でも空港や飛行機は大好きだ。パイロットにも憧れる。しかし、決して成りたいと今は思わない。それは実際に現場に近いところで働き、ある種自己分析出来たところにある。

次回は、15年も持ち続けたパイロットの夢がなったその後について綴りたい。

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