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テレビでほとんど流れない面白いニュース【3/16〜3/22】

1. 新型コロナの影響を強く受けているイタリアの実態

昨今、耳にしない日はない新型コロナウイルス。最初に発見された中国に次いで感染者が多い国がイタリアだ。イタリアは3月12日時点で1000人を超える死亡者が出ている。

世界の感染者数を見てみると、まず圧倒的に多いのが中国で80,000人程。次いでイタリアが20,000人程だ。

ヨーロッパ諸国に絞ると、イタリアの他、スペイン、フランス、ドイツなどの主要国も3,000人を超える感染者が報告されている。

一方で、日本の感染者は3月12日時点で780人。これはスウェーデンやノルウェーなど人口が1000万人程度しかいない北欧よりも少ない。島国ということもあるが、こうみると日本は現時点で感染者数という観点で見ると上出来と言えると思う。

イタリアに感染者が多い理由として、EUで1番高齢者が多い国、ヨーロッパ全土におけるキスハグ文化、などが挙げられている。
実際に中国や韓国は感染者の増加率は停滞した一方で、ヨーロッパ諸国や米国は指数関数的に伸びている。

この記事には、そんなイタリアが現在どんな施策を取っているのか、よくまとめられている記事だと思う。

2. 米Amazon、10万人新規雇用

新型コロナウイルスの影響は経営だけに関わらず、雇用の問題も深刻化している。日本では、もうすぐ社会に出るというこの時期に内定取り消しを申し出る会社もある。

19日にはカナダのサーカス劇団「シルク・ドゥ・ソレイユ」が全スタッフの95%に当たる4679人を一時解雇すると発表した。

雇用問題が揺さぶられる中、Amazonは10万人を新規雇用すると発表した。新型コロナウイルスの影響により、住民の外出が抑制され、ネット通販の需要が大幅に高まっていることが要因と考えられる。

日本では、内定取り消しの学生を救う動きが大手企業を中心に相次いでいるが、このような10万人規模の採用は起こらない。
このような動きができるのは、日本とアメリカの解雇規制の違いが大きく、アメリカの場合、雇用しても長期に責任を持つというわけではない。つまり、いつでも解雇することができる。

今回募集する主な人員は、Amazonがもつ物流拠点の出荷・配達業務が中心。ECの需要は刻々高まっているが、おそらく新型コロナが少し収束したころには雇用の状況も変化するだろう。

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ECが拡大する一方で、今回のコロナ問題によってリアル店舗がかなり縮小するかもしれない。世界最大のスーパーマーケット「ウォルマート」はAmazonに必死で対抗してきたが、今回の件でピンチが訪れるのは間違いない…

3. 新時代のタイヤ!?

ブリジストン、ミシュランと並ぶ大手タイヤ会社のグッドイヤーが次世代の新たなタイヤを発表した。

タイヤは道路のコンディションによって擦り減ったり、雪などの気候によってはタイヤごと入れ替えなくてはいけない。

今回発表されたこのタイヤ「reCharge」はAI機能が搭載されており、運転中の環境や天気に応じて、タイヤが地面と接するゴムの部分(トレッド)が変形される。

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仕組みとしては、タイヤに搭載されたカプセルに入った液体が、必要に応じて擦り減ったトレッドに補給される。使用している素材は、摩擦によって環境中に放出されても、分解されるため環境に害を及ぼしにくいものとなっている。

また、グッドイヤーによると定期的な検査をする必要がなくなり、メンテナンスにかけていた時間も不要になるという。

タイヤもインターネットで繋がる時代。これが広まると、摩擦による劣化などで危険走行するケースも減るかもしれない。

4. 高輪ゲートウェイにAI駅員導入

49年ぶりの山手線新駅高輪ゲートウェイ駅にAI接客システム「AIさくらさん」が試行導入された。

駅の案内用ディスプレイは2台。1台は男性駅員タイプ、もう1台は女性駅員タイプで、こちらはアニメ風に作られている。これが今、ネット上では男女の性格を表すステレオタイプだと批判されている。

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「AIさくらさん」は既に300社以上に導入されており、今回の試験導入が行われるまでは、あまり話題にはならなかった。しかし今回の件で多くの人に認知されるようになり、注目を浴びている。

UNESCOはAIの声が女性ばかりになっている事は性差別を助長すると報告している。女性の声の方が落ち着くという調査もあったりするが、AI音声は男性や女性に偏らないようにする考え方になりつつある。

JR東日本によると、あくまでも試験用で様々なアバターを使い、試用実験していくとのことだ。
AIを用い、人間の五感を表現したテクノロジーが出る度に、倫理問題が必ず取り上げられる。皆んなが楽しめる表現形式にするのが、これからの課題となるだろう。

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