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20240313_中世欧州の国家形態について学び考えたこと_ゲームチェンジの世界史_紹介と感想31

はじめに

こんにちは、Keiです。

 今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。

参考書

この度、参考にした本は
『ゲームチェンジの世界史』神野正史
です。

内容と感想

 前回の記事では"「中世」から「近世」へゲームチェンジ!"までの部分を読んで感じた事を書きました。

 今回の記事では"主権がない国家体制"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。

内容

 現代では当たり前の主権国家(外部からの圧力を一切受けない権力をもつ国)という国家形態も、人類史の中では500年前に生まれた"新しい国家形態"にすぎない。
 中世欧州の国家体制(封建制)においては、国王も本質的には諸侯と変わりなく国内を統一的に実効支配していたわけではない。国王であっても諸侯の領国内の知行には口出しできなかった。また諸侯が二君に仕える(両属する)ことも珍しくなくなかった。

感想

 国の形態について学ぶことができる良い機会になりました。現代では当たり前となっている主権国家という国家形態も歴史的に見ると"新しい国家形態"であるという点は学びになりました。この時代の価値観や考え方が当たり前になっていると想像もできないことですが、現在の国家形態が今後も続くわけではないと認識できると思います。時代や地域の常識に捉われてしまうと、発想や考え方も偏ってしまうと思います。自由で柔軟な発想力を身につけるためにも"なんとなく感じている常識"などはなるべく減らすことを意識できると良いと思いました。
 封建制について知ることができ勉強になりました。"国王も諸侯と本質的に変わらない"という点は学びになりました。絶対王政の時代の王のイメージが強かったため意外に感じました。同じ役職でも時代によって"本質的な意味が異なる"ということだと思います。時代背景や当時の状況などはしっかり見るべきだと思いました。
 "諸侯が二君に仕えることもある"という点は意外に感じました。王と諸侯の力の差が絶対的で無いからこそ、できる所業だと思います。王にとっては扱いづらく、その分"王としての器量"も試されるような気がしました。その時の状況に合わせて上手く生きていく力はどんな人にも必要な力だと思いました。

最後に

 常識も時代によって変化するという事を知ることで、現代の常識だけに捉われない生き方ができると思います。自由で柔軟な発想を意識し、自分なりの生き方ができる人を目指していけると良いと思いました。
 現代の常識だけに捉われず自分なりの生き方を選択することで、充実した人生にしていきましょう!

 どなたかの参考になれば幸いです。

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