20231107_キリスト教徒とイスラム教徒の違いから考えたこと_覇権で読み解けば世界史がわかる_紹介と感想31
はじめに
こんにちは、Keiです。
今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。
参考書
この度、参考にした本は
『「覇権」で読み解けば世界史がわかる』神野正史
です。
内容と感想
前回の記事では"平和と繁栄が腐敗と衰退を招く"までの部分を読んで感じた事を書きました。
今回の記事では"神の教えとムスリム"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。
内容
イスラーム諸国の近代化を阻むもっとも根深い深刻な理由はイスラームという宗教そのものだった。どんなにすばらしい教えも必ず生まれた時代の社会規範に縛られている。よって社会規範が変われば古くなる。
キリスト教徒は時代に合わなくなった教えに対して、自分たちの価値観に当てはまるように変えていった。ムスリムたちは信仰に対して忠実過ぎたため、近代化のために必要な"キリスト教的価値観の中から生まれた社会システム"を導入できなかった。
感想
どんなに素晴らしい教えも生まれた時代の社会規範に縛られているという点は抑えておくべきだと思います。素晴らしいと感じることができる教えだとしても全てを受け入れてしまうと、社会規範が変わった際に対応できなくなってしまうと思います。教え自体を学ぶ前に前提となる部分まで意識して学ぶことは重要だと思いました。前提条件まで意識することで視点も広がり、より深く考える事もできるようになると思います。結果として、学ぶこともより多くなると思います。個人的にも意識して学びを深めていきたいと思いました。
キリスト教徒とムスリム(イスラム教徒)の信仰に対する違いを学ぶことができ、勉強になりました。良く言うとキリスト教徒の方が柔軟なのだと思います。自分たちの都合の良いように解釈を変えたり、不必要になった部分を削除するということは宗教で行うと違和感を覚えますが、"自分たちの価値観に合わなくなったものを変えていく"ことは普通のことだと思います。常に変化に対応できるように生きていけると良いと思いました。
ムスリムには真面目な方が多いのだと思います。真面目に物事に取り組むことは基本的に良いことだと思います。しかし真面目すぎることが固さを招くことになるという点は抑えておくべきだと思いました。宗教に限らず、自分達が信じていたものが現実と当てはまらない場合、信じていたものを疑うという点も必要なことだと思います。何事も過信しすぎないという点は意識すべきだと思いました。
最後に
何かを学ぶ際、前提となる条件まで意識する事でより深く学ぶことができると思います。また、全てを受け入れるのではなく状況に応じた使い分けもできるようになると思います。万能なものなど無いと思います。
自分の中で租借しながら学ぶことで、上手く活用できるように身に着けていきましょう!
どなたかの参考になれば幸いです。
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