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20240310_皇帝と天下統一の歴史を学び考えたこと_ゲームチェンジの世界史_紹介と感想28

はじめに

こんにちは、Keiです。

 今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。

参考書

この度、参考にした本は
『ゲームチェンジの世界史』神野正史
です。

内容と感想

 前回の記事では"皇帝の登場"までの部分を読んで感じた事を書きました。

 今回の記事では"中国における「皇帝」の意味"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。

内容

 オクタヴィアヌス自身は"皇帝"とは名乗らなかったが、後世の歴史家は名より実を重んじて"皇帝"と呼ぶようになった。オクタヴィアヌスが初めて"地中海統一"を成し遂げたことで"皇帝"と"天下統一"の前例が生まれた。欧州ではローマを理想に掲げて国造りを行い、大勢が整うと君主が"皇帝"を名乗るようになった。
 中国では始皇帝(嬴政)が初めて統一したことにより、以降の中国王朝の前例となった。どちらも以降の歴史に大きな影響を与える前例となった点は同じだが異なる点もあった。欧州では"王国(地方政権)"が常態で野心の強い君主が現れた時だけ"帝国"が現れた程度だが、中国では天下統一を掲げる"帝国"が常態で地方政権であっても理想を掲げて"皇帝"を名乗ることもあった。中国の方が欧州より、地理的に天下統一がしやすかった点、民族同化を起こしやすかった点、農耕民族としての価値感が強かった点などがこのような違いに表れたと考えられている。

感想

 欧州と中国における皇帝の違いについて学ぶことができる良い機会となりました。地域やその歴史背景などでそもそもイメージが異なるという点を知ることができました。以降の歴史に大きな影響を及ぼすようになるため、偉業もゲームチェンジとなるという点は学びになりました。
 初代の天下統一後の欧州と中国の違いも興味深いものがあり、面白いと感じました。中国の方が統一しやすい環境が整っていたという点は学びになりました。民族性も遊牧民族としての価値観よりも農耕民族としての価値観が強い方が君主の影響力も強くなりやすくなり、1つのものとして治まりやすくなると思います。価値観が様々な結果に影響するという点を学ぶことができる良い例だと思いました。
 同じ出来事だったとしても"前例の無い中、達成したこと"と、"前例を見た上で成し遂げたこと"では大きな差があるように感じます。大きなことなので、"成し遂げること"自体が難しいことだと思いますが、"誰もできてないことに挑戦する"時点でとても勇気が必要なことだと思います。非効率的な部分もあると思いますが、それ以上に価値のあることだと思います。個人的にも"誰もやったことがないことに挑戦する人"を目指していきたいと思いました。

最後に

 同じことに挑戦するとしても、前例のないものに挑戦することと、前例のあるものに挑戦するのでは大きく異なると思います。難しいことだと思いますが、前例のないものに挑戦できる人を目指していけると良いと思いました。
 前例のない事にも挑戦し、様々な経験を通して自分の人生をより良くしていきましょう!

 どなたかの参考になれば幸いです。

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