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20240319_フランス革命の歴史的意義を学び考えたこと_ゲームチェンジの世界史_紹介と感想37

はじめに

こんにちは、Keiです。

 今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。

参考書

この度、参考にした本は
『ゲームチェンジの世界史』神野正史
です。

内容と感想

 前回の記事では"第二次産業革命がアジアアフリカ圏を地獄に堕とす"までの部分を読んで感じた事を書きました。

 今回の記事では"現代社会の礎を創ったフランス革命"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。

内容

 フランス革命では10年の時と100万人の犠牲を払うことになった。絶対王政(ブルボン朝)を倒すことができたが、その結果ナポレオンによる独裁体制が始まった。ナポレオンの下、相次ぐ戦争を経て300万の死傷者を出して潰えた後、次に現れたのはブルボン朝だった。
 一見するとフランス革命にはなんら歴史的意義がないように見えるが、人類史に大いなるゲームチェンジをもたらした一大事件だった。フランス革命の歴史的意義は"絶対王政を倒して共和政に導いた"だけではない。
 法が貧富の差や男女の別に関係なく平等に施工され、思想や発言の自由が付与され、社会保障などの弱者救済策が充実し、一定年齢以上になれば誰でも均しく選挙権が与えられるなどということは200年前まで当たり前ではなかった。現代の政治、経済、社会制度の基礎となっているものはフランス革命から拡がっていった。

感想

 フランス革命の歴史的意義やフランス革命後の歴史について学ぶ良い機会になりました。絶対王政のブルボン朝を倒すために革命を起こした結果、独裁者(ナポレオン)を生み、その後ブルボン朝に戻ったという流れはとても皮肉に感じました。一見すると"何も変わらなかった"ように見えるフランス革命から、現代まで受け継がれるほどの理念や制度が生まれていたという点は学びになりました。その後の人類の考え方などを変える大きな出来事であったという点を実感できました。
 表面的には"何も変化していない"ように見えるものが、本質的に"大きな変化をもたらしている"ことは、個人の経験にも当てはまるものだと思います。客観的には"得るものがなかった"ように見える経験も、その経験は自分の人生にとって大きな糧になるような気がします。短期的・表面的な結果だけに捉われず、長期的・本質的なものに目を向けることができると良いと思いました。
 物事を本質的に捉えることができない場合、フランス革命の歴史を学んでも"絶対王政を倒して共和政に導いた"という1つの出来事にしか見えないと思います。同じことを学んだとしても"どこまで理解するか"は人により大きく異なると思います。物事を本質的に理解する力は伸ばしていけると良いと思いました。

最後に

 短期的・表面的に見ると良い結果が得られなかったとしても、長期的・本質的には自分の糧となる経験は多いと思います。短期的・表面的な結果だけに捉われずに生きていけると良いと思いました。
 長期的・本質的に自分のプラスに繋がることを意識し、前向きな人生を歩んでいきましょう!

 どなたかの参考になれば幸いです。

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