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レストラン活況👆 供給パンク状態👉

お早うございます!週末米国3指数は、マチマチでした。ダウは、小幅上昇。ビットコインなどのボラティリティーの高まりが一因となり、もみ合う場面が目立ちました。また、フィラデルフィア連銀のハーカー総裁が、テーパリング議論について「早めるべき」との見解を示し、下げに転じました。また、5月の製造業とサービス業の生産指数は、過去最高を記録し、インフレ懸念が高まりました。市場は、引き続きビットコインインフレ要因で神経質な動きです。

ダウ平均 34,207.84 + 123.69 +0.36%
S&P500種 4,155.86 -3.26 -0.08%
NASDAQ総合 13,470.99 -64.75 -0.48%

一週間で見ますと・・・ナスダックは、小幅に戻しています。

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昨日発表のIHSマークイット好評の5月の製造業・非製造業PMIは、加速上昇!

5月製造業PMI 61.5へ加速👆👆

IHSマークイットが公表しました5月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は、61.5と、2009年10月以降で最高となりました。好調な国内需要が押し上げ要因となりました。

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5月非製造業PMI 70.1と加速👆👆👆

5月のサービス業PMIは、70.1と過去最高予想64.5を大きく上回る結果となりました。

4月の確報値は64.7でした。サービス業は、米経済の70%を占めています。

IHSマークイットのクリス・ウィリアムソン氏は発表文で、

画像3「力強い経済成長は夏を通じて続くはずだ。財とサービスの両方で平均販売価格が前例のないペースで上昇しており、今後数カ月の消費者物価上昇につながるだろう」と予想しました。

特にレストランやバーに客が戻り始めています。

レストラン活況 供給パンク状態👉👉

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米国では、コロナ規制の緩和により、レストランやバーに食事客が戻り、食品サプライチェーン(供給網)に新たな負担がかかっています。

サプライヤーや物流業者によると、流通業者は鶏肉をはじめとする日常的な食材が不足しているのに加え、人手不足や輸送コストの高騰に直面しているようです。。

顧客が戻ったのは、いいけれどそれに供給が追い付かない状態のようですね。。。

市場回復速度に供給キャパオーバー👇

国際外食産業流通協会(IFDA)のマーク・アレン最高経営責任者(CEO)は

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「ここ6週間で、誰も予想していなかったほどの速さで市場が急回復している。経済再開は、ロックダウン時と同じように困難を極めている誰もが即座に全力で進もうとしているが、キャパシティーがないかもしれない」と話しています。

 食品加工会社や流通業者向けに輸送事業を展開しているトータル・クオリティ・ロジスティクス(TQL)のケリー・バーン社長は、

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「原材料不足のせいで、通常であれば予測可能なスケジュールで届く商品の配送が不安定になっている。供給網全体が混乱している。全てにストレスが掛かっている」と述べています。

急速拡大によるブルウィップ効果❓❕

そのことを食品業界では、「ブルウィップ効果(ムチ効果)」と呼んでいるようです。

事業を縮小していた企業が需要回復の兆しを見て、急速に事業を拡大しようとする中でサプライヤーがそれに追いつこうと懸命になる状態のことを言うようです。

 IFDAのアレン氏は、

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「食品サプライヤーは、コロナでスーパーマーケットなど小売り系の顧客により多くの商品を振り向けていた。レストランや施設のフードサービス業務が再開されると、配送業者が扱う一部商品が不足する」と伝えています。

あるメキシコ料理チェーン店では、

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「通常は、骨なし・皮なしの鶏もも肉を、週3回入荷していたが、今では2回来ればラッキーだ」と伝えています。

飲食コンサルティング会社JPGリソーシズによりますと

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レストランやホテル、施設フードサービス事業者は、主材料の大幅な価格変動と不安定な供給に直面しているといいます。

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インディアナ州の個人経営のピザ屋では、

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「ここ5週間、サラミの仕入れ値が60%も上昇した」だったり

デリカテッセンでは、

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「サプライヤーに注文した鶏肉の4割程度しか手に入らず、小麦粉や豆腐は2回に1回程度は在庫切れになっている」としています。

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サプライチェーンの混乱・人手不足❓❕

供給網の広範な混乱は、食品流通業者にも及び、ツナやオリーブなど海外産品の出荷が遅れたり、段ボールなど包装材の配送が滞ったりしているようです。。

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ギンズバーグズ・フードのスザンヌ・ライチCEOは、

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「サラダドレッシングを作ることはできても、それを売るためのボトルは作れない」と、ボトル不足を明らかにしています。

配送パターンの混乱や変化で、食品輸送に必要な特殊冷蔵トラックは、需要が跳ね上がり、あるいは拠点から離れていたりするために、輸送コストが急上昇しているといいます。

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サプライチェーン業界は、

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「人手不足が最大の負担になっている。その影響は、生産施設からトラック輸送、配送センターへと連鎖する」としています。

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 また、アレン氏は、

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「倉庫作業員であれ商用運転免許を持った人であれ、労働力を取り戻すことができずにいる」と語っています。

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引き続き物価上昇、サプライチェーンの混乱、雇用のミスマッチなど気になるところですね。

ハーカー氏 テーパリング早め開始望ましい👉

フィラデルフィア連銀のハーカー氏が発言しています。

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フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は、債券購入プログラムの縮小に関する議論を早めに始めるべきだとの見解を示す発言をしました。

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「テーパリング開始すべきとのシグナルを発している金融当局者はまだ少数派だが、徐々に増えつつある。遅くなるよりも早めに議論を始めるべきだというのが私の考えだ」と語りました。

「大不況後に定着した方法に従う必要がある。つまり徐々に債券購入を減らし、ゆっくりと緩和の解除を始めるということだ。慎重かつ整然と、もっと言えば退屈なやり方で進めていく。そうすることで、市場や投資家を驚かせずに済む」と語りました。

ダラス連銀総裁は、相変わらず

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「アクセルをそっと緩める。テーパリングが賢明だろう」としています。

お二人ともFOMCの投票権を持たないメンバーです。引き続き、FRBの動きに注目ですね。

記事を書いている時に、おいしそうなピザの映像をたくさん見たので、急にピザが食べたくなってしまった。今日はピザ食べよう!!(^^)/

良い週末を・・💛






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