KeiKonishi
毎週末に、世界の料理を自宅で作って研究しています。
ブランディング、ビジネス、マーケティング関連の寄稿記事などを紹介していきます。
あっという間に師走で、年内の仕事も追い込みに入ってきましたね。 冬は温かいスープが食べたくて、週末の気分転換、今週の世界を旅するキッチンはヨーロッパ最西端の国、大好きなポルトガル料理に再び挑戦してみました。魚介鍋・カタプラーナを作りたくなりまして。 ポルトガル料理も色々ありますが、リスボンよりも中南部の地方料理、アレンティージョ地方の料理を作ろうと、バカリャウ(タラの塩漬け)を手に入れ、豚肉とアサリのアレンティージョにバカリャウの卵焼き、魚介のカタプラーナにフルーツサラダ
いよいよ師走ですね。寒くなると、暖かいスープ料理が食べたくなりますね。今週の自宅で世界を旅するキッチンは、久しぶりに中米に飛んで、ドミニカ料理に挑戦してみました。 西インド諸島のハイチの隣に位置するドミニカ共和国(首都サントドミンゴ)は、ノリのいいダンスミュージック”メレンゲ”発祥地でもあり、カブレラ&バティスタ選手といったメジャーリーグ選手も多く輩出する国。 余談ですが、ドミニカという国はカリブ海に2つあり、ドミニカ共和国の他にコロンブスが発見した“ドミニカ国”という小島
今年の紅葉も今週がピークでしょうか。週末はなんだか温かいスープが食べたくなってボルシチだ!ということで、久しぶりに世界を旅するキッチン、ウクライナ料理を作ってみました。 以前ロシア料理も作ったのですが、ウクライナは世界3大スープ料理の一つ、ボルシチを自国料理としてユネスコの無形文化遺産登録を目指すらしく、あらためて挑戦。 ビーツは”奇跡の野菜”と呼ばれるほど、抗酸化作用や動脈硬化予防、ダイエット効果などさまざまな効能があるそうですが、水煮ではなく、生のものを手に入れた方が
今日の東京はあいにくの雨模様ですが、ハロウィン選挙ですね(仮装して投票してる人もw)。果たしてトリッキーな結果になるどうか? 最近、毎週違う国の料理をつくっていると料理の再現性がないことに気づき、ときどき季節のトピックに合わせて、過去に作った各国料理に再度挑戦みようと思います。 今週の世界を旅するキッチンは、11/1のメキシコの死者の日にちなんで、久しぶりにメキシコ料理🇲🇽を作ってみました。 今回は、タコのセビーチェ、チリコンカンとアボガドのナチョス、アロス・アラ・トゥンバ
冬の気配が近づいてきましたね。この10日ぐらいで、平均気温が20℃ぐらい下がってるような…季節の変わり目は体調に気をつけましょう。 そろそろハロウィンなのでかぼちゃ🎃が食べたくなって、今週の世界を旅するキッチンは、ニュージーランド料理に挑戦してみました🇳🇿 ニュージーランドといえば、ラグビーのオールブラックスに羊、そしてLord of the Ringsの舞台にもなった大自然のイメージでしょうか。30代で若くして女性首相となった労働党アーダーン氏のリーダーシップも、コロナ
今年のショパンコンクール、日本人コンテスタントの熱演で盛り上がってますね。ファイナリストまで来ましたが、誰もが技術の完璧さはもちろん、自分だけのショパンの世界を表現していて圧巻です。こんな素晴らしい演奏が連日YouTubeで無料で見られるなんて(今回ヤマハピアノが少ない印象で、頑張ってほしい)。 さて、東京はあいにくの雨の週末ですが、庭のハーブ園がすいぶん盛りになっていたので、自家菜園のハーブ消化も兼ねて、今週の世界を旅するキッチンは、ベトナム料理に挑戦してみました(初期に
今年はもう10月なのに、いつまでも夏が終わらないような、異常な残暑が続きましたが、ようやく気温も下がってきましたね。 さて、今週の自宅で世界を旅するキッチンは、南アフリカ料理に挑戦してみました。 ちょうど2年前の今頃はラグビーW杯で、南アフリカが優勝したのが記憶に新しいですが、デクラークとか元気かな。 南アフリカの料理は、トウモロコシ粉のパプなど郷土料理もありますが、入植したオランドとイギリスの影響を強く受けて、バーベキューやミートパイなど、英国的なグリル料理が多いですね。
もう10月、ようやく長い自粛生活?から解禁になりましたね。秋晴れの心地よい休日は、温かいスープが食べたくなってきます。今週末の世界を旅するキッチンは、ルーマニア料理に挑戦してみました🇷🇴 黒海に東を面し、ブルガリアの北、セルビアの東に位置するルーマニアは「ローマ市民の国」という語源の国。歴史上さまざまな征服者や民族(トラキア人、ロマ人、マジャール人、スラブ人、トルコ人など)が混血や同化によって形成された多民族国家だそう。 ルーマニアといえばドラキュラ発祥の地として知られて
食欲の秋ですね。週末は娘が模試で外出だったため、誕生日ディナーはワインに合う料理を自分で作らせてもらうことに。ということで今回の世界の料理は、いわゆるフランス料理です笑。 コトコト煮込んだラタトゥイユに、秋の味覚を楽しもうと栗とキノコのバターライス、さつまいもたっぷりのグラタン、そしてメインは豚の塊肉をジャガイモ・玉葱と白ワインで蒸し煮してオーブンで焼き上げ、クレソンなど野菜を添えたグリルで。小振りな栗は鬼皮・渋皮を剥くのにかなり苦戦しましたが、なんとか無事完成。 やっぱ
今日は気持ちの良い快晴の秋晴れになりましたね。テラスでのランチが気持ちい季節に。さて、今週の世界を旅するキッチンは、カナダ料理🇨🇦に挑戦してみました。 カナダといえば世界第二の面積を持つ、美しいカナディアンロッキーなど自然溢れる国、赤毛のアンや熊のプーさんの国、アイスホッケーにメープルシロップなどのイメージでしょうか。 移民の国で人権平等意識が非常に強く、トロントではカナダ人以外の在住者が過半数で、140以上の異なる言葉が話されるほどだそう。トルドー首相就任時に内閣も男女
東京オリパラは終わりましたが、世界の食の多様性を探究する、"世界を旅するキッチン"シリーズはまだまだ続きます。目指せ100カ国制覇。 娘が特にパラの大会で世界の人たちに興味を持って、英語を勉強しなきゃと言い出して、やはり子どもにはインパクトのある体験だったんですね。ということで今週は、アフリカに渡ってタンザニア料理🇹🇿に挑戦してみました。 タンザニアといえば、東にアフリカ最大のビクトリア湖、北に最高峰のキリマンジャロ、西に最深のタンガーカ湖がある、大自然と野生動物のイメー
パラリンピック、日々人間の個性と多様性、そして驚くほどの可能性を感じられて素敵ですね。さて、今週の世界を旅するキッチンは、ラオス料理に挑戦してみました。 東南アジア唯一に内陸国であるラオスは、本州ほどの大きさで国土の7割が高原や山岳地帯。東南アジア最後の秘境とも呼ばれる国ですね。 14世紀にラオ族がランサン王国を樹立し、16世紀にラーンサーン王国が全盛期を迎えますが、17世紀にはタイの支配下に。その後タイと共に仏領インドシナに編入され、第二次世界大戦時に日本軍が進駐し、イン
お盆休みは旅行に行く予定が、豪雨災害でなんと旅行先の電車が土砂崩れで運休になってしまい、延期することに。こんな時は夏らしい料理でも作ってみよう!と、今週の世界を旅するキッチンは、マルタ料理🇲🇹に挑戦してみました。 世界の料理にはサブテーマがいくつかあるのですが、(アンドラやサンマリノなど)あまり知られていない小国シリーズというのもこだわってみたいテーマです。 イタリアのシチリア島の南に位置する、地中海リゾート地としても有名なマルタ共和国は、東京23区の半分ほどの大きさで人口
真夏の豪雨が続きますね。日本各地が無事でありますように。 さて、こんな雨の日も世界を旅するキッチンは世界旅行を続けます。今回はアフリカ大陸に渡って、エジプト料理に挑戦してみました。 エジプト料理の系譜は紀元前3000年の古代エジプト文明に遡ることができて、当時からビールやパンが作られていたそう。 ギリシャ・ローマ、ペルシャやトルコ、そして地中海との交易で食文化も多様性が豊かで、七世紀以降イスラム化するとハラールでアルコールや豚肉が禁止されて大きな影響を受けたわけですが、現代
東京オリンピックもあっという間に終わってしまいましたね。5年間と4兆円を費やした儚い2週間の宴感が、じわじわ押し寄せてきました。 さて今週の世界を旅するキッチンは、ウィンナシュニッツェルを食べたいという我が家のエリザベート妃(娘)のリクエストに応えて、オーストリア料理に挑戦してみました。 ちゃんと作っていなかった欧州のメジャー国料理、ウィーンは歴史文化の十字路として、ローマ時代の食文化を受け継ぎ、十字軍が東洋から香辛料を取り入れて甘味が流行し、旧ハプスブルグ帝国時代にはハ
もう夏真っ盛りの8月に入りましたね。今週の世界を旅するキッチンは、この暑さに負けじと、「世界一辛い料理」と言われるブータン料理に挑戦してみました。 ブータンといえば、インドと中国の大国に挟まれたチベット仏教徒の国で、ヒマラヤ山脈の高地から南部の低地まで7400m以上の高低差がある国土が特徴的。GDPではなくGNH(国民幸福量)を発展の指針として取り入れているのが有名ですね。 そしてブータン料理といえば、唐辛子が欠かせず、香辛料ではなく「野菜」としてたっぷり使うため、とにか