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世界を旅するキッチン:ドミニカ料理

いよいよ師走ですね。寒くなると、暖かいスープ料理が食べたくなりますね。今週の自宅で世界を旅するキッチンは、久しぶりに中米に飛んで、ドミニカ料理に挑戦してみました。

西インド諸島のハイチの隣に位置するドミニカ共和国(首都サントドミンゴ)は、ノリのいいダンスミュージック”メレンゲ”発祥地でもあり、カブレラ&バティスタ選手といったメジャーリーグ選手も多く輩出する国。
余談ですが、ドミニカという国はカリブ海に2つあり、ドミニカ共和国の他にコロンブスが発見した“ドミニカ国”という小島の国もあるそう。なるほど。

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コロンブス以来スペイン領の歴史が長く、食文化もスペインの影響が大きいようですが、欧州系白人とアフリカ系黒人の混血であるムラートが7割を占め、黒人の食文化も融合しているよう。

実はドミニカは日本と縁が深く、かつて戦後の移民政策で農地の無償譲渡などの条件で、多くの日本人が遠くカリブ海に渡ったそう。現地の苦しい環境で何とか農業を行なって育てたジャポニカ米は今では「谷岡米」として知られてよく食べられているとのこと。日本から遠く離れた全く文化の異なる地では、大変だったでしょうね。

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今回はこうしたお米料理をメインに、コリアンダーたっぷりのイワシのロクリオ(いわゆるドミニカン・パエリア)、キヌアのサラダ、鶏肉のサンコーチョ(中南米カリブ諸国でポピュラーなスープ)、ガーリックシュリンプなどを作ってみました。

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中米・カリビアン料理はメニューに共通するものが多いですが、島ごとに食材に個性があるそうで、なかなか興味深い。サンコーチョ、ざっくりした食材を煮込んだ感じなのですが、美味しい出汁が取れて美味でした。

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