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【脳科学】孤独についての考察

前回のnoteでは、デジタル化が進むが故の「孤独」について触れましたが、孤独は必ずしもネガティブな事ではないとも一方で思うわけです。

今日はそのあたりについて、ゆる~っとお話しようと思います。

孤独とは一体何者なのか

孤独とは、他の人々との接触・関係・連絡がない状態を一般に指す。「自分がひとりである」と感じる心理状態を孤独感(loneliness)という。
クラーク・ムスターカス(英語版)が「孤独感には自己疎外・自己拒否からくる孤独と、実存的孤独がある」と述べているように、孤独と、それに伴う孤独感には自分と他者・世界との関係で捉えたものや、人間の存在そのものから来る孤独感など様々な視点がある。

と、ウィキペディア先生は言っていますね。

一般的にネガティブに解釈されがちな「孤独」については、他者が存在するからその状態が成り立つのであって、他者が存在している時点で「自分がひとりである」は成り立たないのではないか?とも思うわけで。

そして、仮に「孤独=ひとりである事」なのであれば、私は一人でいることも好きだし、好んで一人になりたい時もある。

うーん…孤独って成り立つのか…?
なんて考えている夜中2時の私です。笑


マニアックなお食事会での会話

今日は、とあるお食事に参加させていただいたのですが、そこで話題になったのが、「意識の連続によりパターン化が成立すると、脳は無意識的に判断できるようになる。」という話。
(一体どんな会やねん!とツッコミを入れたくなるような会話だw)

要は、ニューロンの結合が強く結びついている状態をどう作るか…
神経可塑性の話ですね。



孤独を感じるのは思考の癖

神経可塑性の考え方をベースにしたときに、無意識的に「孤独」を感じやすい人は、脳の思考パターンがそう感じやすくなっているだけであって、思考パターンを変えてあげれば、そこから抜け出すことも難しくはないと思っていたりする。
つまり、意図的にポジティブ脳をつくることで、「孤独」と感じることを防ぐことができるのではないか、ということです。

人が思っている以上に、「思い込み」の力ってすごいですからね。

シナプスのつながりが自己をつくる

実際に、メンタル不調やうつ病になりやすい人の脳の思考パターンや脳の特徴なんかの研究データもあったりします。

思考はシナプスの連続的な接続から成り立っているのですが、ネガティブ思考を繰り返しすぎると、その思考がパターン化してしまう。

一度固まった脳細胞間のシナプスのつながりは、その人の思考や行動のパターンとなって表れます。
大人になってから物の考え方を変えたり癖を直したりするのが困難なのは、このシナプスのつながりが固定化されてしまうから。

ある意味、このシナプスのつながりが「能力」「得手/不得手」「好き/嫌い」など、その人の自己の形成にかなりの影響を与えていると言えそうですね。

さいごに

人は、無意識的にいろんなことを意識に上げて、シナプス接続を繰り返し思考の癖を作ってしまっています。
そして、一度固定化してしまったシナプスのつながりを変えるのは容易ではありません。
ネガティブな思考を繰り返していると、シナプスのつながりが固定化し、見事にネガティブ脳の完成。というわけです。

逆を言うと、ポジティブ脳をつくるべく、孤独をネガティブな事ととらえるのではなく「孤独?なにそれ楽しい!きゃは!」くらいの気持ちで考えていれば、それがパターン化して無意識のうちに「孤独」を「孤独」と認識しないようになっているのでは?なんて思っています。


【ちょっとした推薦図書】
孤独をたのしむ力人生の「質」を上げる
📚https://a.r10.to/hbCPM6
孤独になると結果が出せる
📚https://a.r10.to/hboYhI
極上の孤独
📚https://a.r10.to/hllHMz
シナプスが人格をつくる
📚https://a.r10.to/hIomjI

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