【刑事裁判】99.9%の壁に挑む「元」会社員

現在、私の刑事裁判は佳境の段階となりました。今まで行った投稿については今後における公判…

【刑事裁判】99.9%の壁に挑む「元」会社員

現在、私の刑事裁判は佳境の段階となりました。今まで行った投稿については今後における公判の進行を鑑み、1本の記事を除き一旦非公開とさせていただいておりましたが、順次再掲してまいります。

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記事一覧

誤認逮捕と裁判

また、大阪府警で誤認逮捕の事実が明るみになりました。 大阪府警だけの話ではありませんが、検察・警察は真犯人が誰なのかは特に関係なく、逮捕した被疑者が有罪になれば…

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本当の戦い

皆さま、大変ご無沙汰しておりました。 99.9%の壁に挑む会社員です。 今回の嫌疑について私の言い分を先に述べます。 『私はこの事件の犯人ではありません』 先日の公…

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保釈された刑事被告人の1日

保釈されて340日が経ちました。 もうすぐ1年、ここまで本当にあっという間でした。 今、私はどうしているかといいますと、逮捕前と「ほぼ」変わらない生活をしております…

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誤認逮捕

私が逮捕されてから、かれこれ1年が経とうとしています。 この1年間、日本の刑事司法について真剣に考えさせられました。 犯罪を犯していない人間が逮捕され、その後の人…

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警察の捜査能力

最近、強盗事件関連の報道が世間を賑わせております。 ニュースを見ていたら、警察が作成した証拠資料(調書)がそのまま放送されていました。こんな生の資料が全国に放送…

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資料の見直し

もうすぐ始まるであろう初公判を前に、会社がお休みの日は裁判資料を見直しています。 来月で逮捕されてからちょうど1年になります。事件が発生してからだと1年以上の時が…

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進む準備

春には始まるであろう初公判に向けて準備が進んでいます。 弁護士先生は類型証拠の開示請求にご尽力いただいており、こちらも少しずつ外堀が固まってきているようです。 …

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「逮捕=犯人」?

皆さんはテレビで「犯人が逮捕された」というアナウンサーやコメンテーターの言葉を聞いたことはありませんか。 たまたま今私は刑事被告人になっておりますが、この言葉が…

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刑事被告人(保釈中)のお正月

新年明けましておめでとうございます。 今年も無事にお正月を迎えることができました。とはいっても、今回は刑事被告人として保釈中の身ですので、なんとなく気分が晴れま…

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大晦日

2022年も今日でおしまい。 本当に本当に大変な1年でした。 今日はこのnoteを書くきっかけとなった自身の逮捕から319日目になります。保釈されていなかったら今頃、拘置所…

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留置場の裏側

ここ最近、留置場で被疑者が死亡する事件が相次いでいます。 今回はそのことについて書いていきたいと思います。 留置場で被疑者(被告人)が死亡するケースというのは主…

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とうとう私も・・・

2022年ももうすぐ終わりですね。 今年は年始から仕事も幸先良いスタートが切れたと思ったのも一瞬。 2月にはなぜか私が勤務先から金庫を盗んだという濡れ衣を着せられ、逮…

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ワンルーム

独身の住まいといえば「ワンルーム」でしょうか。 そうでない方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、私は社会人になってからワンルームの部屋に住むことはほぼありませ…

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人生の選択

人生は選択の連続と言われています。 生きていれば、事あるごとに方向性を決めていかなくてはなりません。 私も最近、生きていく上で大きな選択をしました。 先月、2年前…

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気をつけていること

また2週間ぶりの投稿です。 先週は実家から母が遊びに(確認?笑)に来まして、楽しく過ごすことができました。その模様はまた後日お伝えしますね。 裁判に関しては大き…

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働ける喜び

新しい会社で仕事をするようになって、はや2週間。 楽しく働かせてもらっています。 今回も結構頭を使う仕事でして、拘束時間は長くないものの、家に帰ると「もうパソコ…

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誤認逮捕と裁判

また、大阪府警で誤認逮捕の事実が明るみになりました。 大阪府警だけの話ではありませんが、検察・警察は真犯人が誰なのかは特に関係なく、逮捕した被疑者が有罪になればそれでよいのです。それが私が刑事事件で被告人になってからの感想です。 勿論、本当の犯人が判ることに越したことはありません。しかし実際にはある程度犯人の目星がつくと、まずは被疑者を逮捕して捜査機関が描いたストーリーを無理に押し付けてみることから始まります。そこには確実な証拠がある場合とない場合があります。 ニュースで

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本当の戦い

皆さま、大変ご無沙汰しておりました。 99.9%の壁に挑む会社員です。 今回の嫌疑について私の言い分を先に述べます。 『私はこの事件の犯人ではありません』 先日の公判前整理手続の中で、私の初公判は10月の第1週目に決まったと弁護士先生から連絡がありました。起訴から17ヶ月、事件発生から23ヶ月も経過し、ようやくの初公判です。 以前から記してます通り、私は現在保釈中ですので、普通に仕事をし普通に生活をしています。(勿論、裁判所からの保釈条件はいくつかありますが・・) こ

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保釈された刑事被告人の1日

保釈されて340日が経ちました。 もうすぐ1年、ここまで本当にあっという間でした。 今、私はどうしているかといいますと、逮捕前と「ほぼ」変わらない生活をしております。 「ほぼ」と書きましたが、保釈条件から若干の制約を受けております。 それは、2日以上の宿泊を伴った旅行ができないといったことだけです。 他に海外旅行は裁判所の許可が必要といった制約もありますが、ヒマがないので、そのような制約を課されても何の不自由もありません。 ただ、気をつけなくてはいけないことがあります。

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誤認逮捕

私が逮捕されてから、かれこれ1年が経とうとしています。 この1年間、日本の刑事司法について真剣に考えさせられました。 犯罪を犯していない人間が逮捕され、その後の人生が大きく変わってしまいました。過去には冤罪に苦しんできた人も大勢いますし、私のように報道されていないケースも沢山あろうかと思います。 逮捕される場合の大半は犯人という確証がある場合です。 誤認逮捕とは、真犯人でない者を逮捕することを指します。 冤罪と似ていますが、意味は少し異なります。 冤罪は「濡れ衣を着

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警察の捜査能力

最近、強盗事件関連の報道が世間を賑わせております。 ニュースを見ていたら、警察が作成した証拠資料(調書)がそのまま放送されていました。こんな生の資料が全国に放送されていたのには大変驚きましたが、それ以上に警察の捜査能力の高さにも驚きました。 (*ちなみ報道で調書を公開する行為は、刑事訴訟法に違反です。。。) 今は犯罪を犯して逃げ切るのは相当難しいはずです。 いつか捕まる、捕まらなくとも逮捕は時間の問題・・・なのかもしれません。 しかし、あくまでもこれは「逮捕」されること

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資料の見直し

もうすぐ始まるであろう初公判を前に、会社がお休みの日は裁判資料を見直しています。 来月で逮捕されてからちょうど1年になります。事件が発生してからだと1年以上の時が経過しています。 保釈され、穏やかな時間が過ぎる中、何を捜査員に話したかも所々忘れてきそうですが、あの勾留期間のことははっきり覚えています。きっと絶対忘れることはないでしょう。 留置場で書いた被疑者ノート、保釈されてから弁護士先生に送った大量のメール。それらを読み返すだけでも記憶がはっきりと蘇ります。 証拠に

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進む準備

春には始まるであろう初公判に向けて準備が進んでいます。 弁護士先生は類型証拠の開示請求にご尽力いただいており、こちらも少しずつ外堀が固まってきているようです。 その類型証拠の開示請求ですが、徐々にそのおかしな部分が表に出てくるようになりました。 改竄が疑われる帳簿については、その改竄の有無を調査したいのですが、検察の回答は「期間が経過した為、原本は破棄した」とのこと。 要は後から加筆修正したその書類を我々が鑑定することができないよう証拠を隠滅したようです。 また、犯行

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「逮捕=犯人」?

皆さんはテレビで「犯人が逮捕された」というアナウンサーやコメンテーターの言葉を聞いたことはありませんか。 たまたま今私は刑事被告人になっておりますが、この言葉が【冤罪】の原因ではないかと思っています。 犯人が逮捕されたのではなく「被疑者(容疑者もしくは参考人)が逮捕された」という言い方が正しいかと思います。なぜかというと事件の犯人は裁判の中で確定するからです。それまでは、いくら被疑者が認めていても厳密には犯人でないのです。過去には「誤認逮捕」や「身代わり」というケースも多

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刑事被告人(保釈中)のお正月

新年明けましておめでとうございます。 今年も無事にお正月を迎えることができました。とはいっても、今回は刑事被告人として保釈中の身ですので、なんとなく気分が晴れません。きっと、裁判が終わるまでこのような感じなのかと思います。 逮捕されてから一貫して無実を主張しておりますが、心のどこかで有罪になってしまうのではないかという不安が常にあります。それは、この国の司法は「起訴されると99.9%有罪になってしまう」という現実があるからです。 考えても仕方のないことですが、どうしよう

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大晦日

2022年も今日でおしまい。 本当に本当に大変な1年でした。 今日はこのnoteを書くきっかけとなった自身の逮捕から319日目になります。保釈されていなかったら今頃、拘置所の中かと思います。 この事件は私が全面否認しているため、公判前整理手続というものが取られており、裁判は未だに開かれておりません。 疑われている罪に対して無罪を勝ち取るべく、慎重に証拠を精査しておりますが、捜査機関側もそれなりのストーリーを作ってきておりますので、断片的に見ると私が犯人と思われても仕方な

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留置場の裏側

ここ最近、留置場で被疑者が死亡する事件が相次いでいます。 今回はそのことについて書いていきたいと思います。 留置場で被疑者(被告人)が死亡するケースというのは主に3つの原因があります。 ① 病気等による自然死 ② 自殺 ③ 職員による暴行 これ以外に収容者が死亡するケースはほぼありません。 ①と②はある意味仕方ありません。留置場内での自殺は(ここでは書きませんが)やろうと思えばできます。問題は③です。 留置場内では、大人しくしていれば問題ありません。 注)刑務所は別

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とうとう私も・・・

2022年ももうすぐ終わりですね。 今年は年始から仕事も幸先良いスタートが切れたと思ったのも一瞬。 2月にはなぜか私が勤務先から金庫を盗んだという濡れ衣を着せられ、逮捕。ここから私の人生は一変します。 留置場での勾留生活を経験し、全面否認のまま逮捕から1ヶ月ほど経った3月のある日、私は保釈されました。 裁判所に申し立てをした保釈申請はたったの1回。この状況の中で通常は保釈申請は通りません。でもなぜか1発で通りました。私も弁護士先生もびっくりした出来事です。 居住地を実家

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ワンルーム

独身の住まいといえば「ワンルーム」でしょうか。 そうでない方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、私は社会人になってからワンルームの部屋に住むことはほぼありませんでした。 ところが今年の2月に突然の逮捕勾留を受け、1ヶ月間「強制ワンルーム暮らし(留置場生活)」となってしまいました。 今まで経験したことのないこのお部屋はとても新鮮で、扉の鍵は外からかけられ、屈強な男性が外でガードしてくれています。窓もなく、冷たい蛍光灯の灯りが昼間でもついている・・・そんなお部屋です。国の

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人生の選択

人生は選択の連続と言われています。 生きていれば、事あるごとに方向性を決めていかなくてはなりません。 私も最近、生きていく上で大きな選択をしました。 先月、2年前に「ここで頑張ろう」と思って入社した会社を退職し、住居も500km以上離れた場所に移し、裁判所・私の弁護士先生・母親以外の誰にも知られることなく、新生活をスタートさせました。 保釈され、6ヶ月間は事件の整理と次の生き方を考えるために実家で生活していました。これからどうやって生きていこうか、そう考えた時、自分がや

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気をつけていること

また2週間ぶりの投稿です。 先週は実家から母が遊びに(確認?笑)に来まして、楽しく過ごすことができました。その模様はまた後日お伝えしますね。 裁判に関しては大きな進捗はありません。 まだ類型証拠開示請求を行っている最中で、公判前整理手続も実務者間での打ち合わせに終始し、事実上開催には至っておりません。この調子ですと私の初公判は来春でしょうか。起訴されて1年以上経ってようやくの裁判ですが、普通の人なら耐えられないと思います。 いつもお伝えしてます通り、私は今回疑われてい

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働ける喜び

新しい会社で仕事をするようになって、はや2週間。 楽しく働かせてもらっています。 今回も結構頭を使う仕事でして、拘束時間は長くないものの、家に帰ると「もうパソコン画面は見たくない!笑」といった感じの毎日でございます。基本的に土日休みの会社ですので、このnoteもやはり土日に執筆していくような感じになりそうです。 今日は休日ですが、午前中はワイシャツをクリーニングに出し、部屋の掃除。日中は裁判関係の資料を作成したのち、夕方にクリーニングの引き取り。夜になり、このnoteを執

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