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本当の戦い

皆さま、大変ご無沙汰しておりました。
99.9%の壁に挑む会社員です。

今回の嫌疑について私の言い分を先に述べます。

『私はこの事件の犯人ではありません』

先日の公判前整理手続の中で、私の初公判は10月の第1週目に決まったと弁護士先生から連絡がありました。起訴から17ヶ月、事件発生から23ヶ月も経過し、ようやくの初公判です。

以前から記してます通り、私は現在保釈中ですので、普通に仕事をし普通に生活をしています。(勿論、裁判所からの保釈条件はいくつかありますが・・)
これが、勾留されたまま拘置所で生活をし、現在に至っていたらと思うと本当にゾッとします。というか、それが人質司法と言われる所以で被告人の闘う心を折ろうとする我が国独特のやり方でもあります。

ここまで時間をかけて公判前整理手続を行っているにもかかわらず、なぜか年内の結審は微妙とのこと。この手続きって裁判の日数を短縮するためにやっているのではと思いましたが、弁護士先生の話を聞くとその内容はまさに驚きのものでした。

今回の裁判が長期化する理由の主たる原因は「検察側の証人尋問」にあります。

私(被告人)側の証人尋問は2名なのに対し、検察が要求した証人の人数は9名とのこと。この数が多いか少ないかの部分でお話すると「多すぎ」です。証拠調べで上がっている証拠全てに証人をつけた感じです。これって裏を返せば、捜査機関が集めた証拠はその能力に自信がないとしか言いようがありません。

もはやこの裁判で私を有罪にするためには押収した物的証拠ではなく、検察が用意した証人の証言に頼るしかないのです。

そして、確固たる証拠が一切ない事件なので、争点を広げ、裁判官の心象に訴える作戦に出ているのかと思います。相手は裁判のプロですから、ありとあらゆる仕掛けを打ってくることでしょう。

全8回ほどの公判が予定されているそうです。

検察は一度起訴した事件は徹底的に有罪に持ち込もうとします。
やっていないという事実は関係ありません。

現在、再審請求中の「袴田事件」も検察は有罪立証で動いていると報道されています。ここまで有罪への証拠が乏しいと言われる事件でもです。
そして、過去の判決では「推認」だけで死刑判決も出ています。「推認」という言葉だけで極刑が言い渡されてしまう・・・これが我が国の司法制度の現実なのです。
(*推認・・・すでに分かっていることをもとに推測し、ある物事が事実である「らしい」と考えること)

やってもいないことで有罪にされることはこれまでの裁判でも度々起こっています。それは「疑わしきは被告人の利益に」ではなく「疑わしきは有罪」とすることが日本の司法では正とされているからです。

私はこの事件で犯人扱いされてから、普通のサラリーマンでありながら色々な司法の現実を知ることができました。

このままでは絶対いけません。
誰かが声を上げなければ、この先もずっと冤罪被害者が出続けます。

幸いなことに、私の周りには味方となってくれる人が増えてきました。
この方々のためにも、私は絶対負けません。

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