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中途入社の邪魔をする懲りない面々④~PC壊れて資料がないです

(③からの続き)

ダメなマネージャーが壊した部門の立て直しのために入社したことが3回。
ダメなおっさん担当者を追い出すために入社したのが2回。
素人のおじさんから引き継ぐために入社をしたことが1回。
問題があったマネージャーが退職するので、その後任として入社したことが1回。
そんな事情の転職ばかりなので、入社初日の歓迎会で「おっと、君とは乾杯しない」は前々回のお話で、入社して2週間後に「教えるのは嫌だね!」とやられたのは前回のお話。
私は何もしていないのに転職初日から睨んでくる人たちがいるのは面白い。
睨むような敵対心は可愛らしいのだけれども、あからさまではない攻撃を仕掛けてくる人たちもいる。
「先日PCが壊れたので引継ぎ資料はありません」と言い放ったチビ・デブ・ハゲが三拍子揃ったオヤジもいた。
「ITに交換を依頼するほどのPCの故障ではなく、その後しばらくしたら直ったのですが、なぜかお渡しするはずの資料は全て失われてしまいました」と、シャーシャーとした顔で明らかな嘘話をチビ・デブ・ハゲは続けた。
私が入社をしたので、そのチビ・デブ・ハゲは部門長から降格させられたものだから、あれこれ資料を要求しても、あれもこれもないとヤンワリと陰湿に拒否し続けた。
幸運なことに、筆者が入社して3ヶ月後にそのチビ・デブ・ハゲは依願退職してくれたのでよかった。
ドブ水のような淀んだ職場だと、普段は仲が悪い同士でも、転職をしてきた新参者を共通の敵とみなし、しょうもないこと束になって仕掛けてくることもある。
例えば、昼食のお弁当ありの会議で、私のお弁当だけが用意されていないこともあった。
いろいろやられた職場もあったが、その場合は上司に相談することになるのだが、その上司でさえ現状維持派で、「昔から知っている人たちを悪く言いたくない」とまで言い出す始末のアホ上司もいた。
退職に追い込まれた上司や先輩の仇を取ろうと挑んでくる人たちもいた。
その人たちに退職は私が決めたことではないことすら理解できない、中二病の社会人だ。
「これが我が社の常識です」と、重箱の隅をつつくようなことをあれこれノイズのように発信されたのが、今では懐かしい思い出だ。
お前ら暇か。
転職をして仕事に前のめりになっても焦る必要はない。
仕事にやる気がない淀んだ人間は、どんな形であれ必ず職場からいなくなるものだ。
よそ者扱いの転職者の悩みの多くは、時間が解決してくれる。
時が解決してくれそうにもなかったら、また転職をすればいいだけだ。

(⑤に続く)

中途入社の邪魔をする懲りない面々①
https://note.com/keichotanigawa/n/n23f481886cc2

中途入社の邪魔をする懲りない面々②~おっと君とは乾杯しない
https://note.com/keichotanigawa/n/n85675153cbd6

中途入社の邪魔をする懲りない面々③~教えるのは嫌だね!
https://note.com/keichotanigawa/n/n65cbfc3090e9

中途入社の邪魔をする懲りない面々④~PC壊れて資料がないです
https://note.com/keichotanigawa/n/n08ef3c2af870

中途入社の邪魔をする懲りない面々⑤~謙虚さが足らない!
https://note.com/keichotanigawa/n/nf8cbcbb9454e

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