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『桃太郎』でこんなに笑ったの初めて。僕の推しnoteを紹介させて!


poohさんの初企画、『#あなたの推しnote教えて』が面白そうだったので参加させてもらう。



推しnoteを紹介するということで、僕がnoteの毎日投稿に慣れ始めてきた頃に出会った面白すぎる読書感想文を取り上げさせてもらおうと思う。それが、中村さんのこちらの作品⬇︎



タイトルからすでに面白さが溢れているのをわかっていただけると思う。子供の頃にほとんどの人が出会ったはずの超大作『桃太郎』を大人になってからもう一度読み返し、真剣にレビューするというのだ。


noteにまだまだnote初心者だった僕は当時「何書けばいいんだか…」と悩んでいたのだが、こちらのnoteに出会ってその悩みは吹き飛んだ。


「あ、そっか。スキなこと描けばいいんか」


当たり前に感じるけれど、とっても大切なことに、笑いながら気づかせてくれる素敵なnote。もし、何を書けばいいんだろという悩みを抱えている人がいたらぜひ読んでもらいたい。


🐶


まず、冒頭から知性が爆発する面白さ


日本昔ばなしの王道中の王道である桃太郎を真剣に読んでたら、夢中になりすぎて気づいたら読了していました。皆さんこんにちは。暇の権化です。


なんで読み始めたんだろうか、という疑問を一切感じさせない始まり。からの『暇の権化』というワードチョイス。「絶対に面白いだろう」という確信に似た予感を持ちながら読み進める。


次に現れたのは『桃太郎を読みました。ゾーンに入りながら。』というパワーワード。ゾーンに入りながら昔話を読む中村さんはもう無敵。ここから先は怒涛の勢いで中村ワールドが展開されていきます。


桃から生まれるって前世でどんだけ悪いことしたらそんなファニーな産まれ方になるんだろうか。不憫すぎるだろ。


確かにね。桃から生まれた桃太郎という舞台設定、かなりぶっ飛んでるのに、幼い頃はすんなり受け入れられたの本当不思議。そこを中村さんは『前世で悪いことをした』と解釈。まさにファニー、ファニーの権化だ。


ファニーはさらに加速していく。


数あるポイントの中で何が1番おかしかったのかと言われればそれは世界観だろう。


と言いながら、世界観を今流行のあのアニメに置き換えた。


桃太郎の世界では徳川ではなく鬼という異形の化け物が世界を支配している。完全にパラレルワールド。完全に鬼滅の刃。
桃太郎が大きくなって鬼滅隊に入り、桃の呼吸によって鬼を倒す話なんだと思って最後まで駆け抜けることに決めた。


この世界にかつて桃太郎を鬼滅の刃と重ね合わせた人はいただろうか(反語)。ぶっ飛んでるんだけれど、そう説明されてしまうと、確かにそうだなと思えてしまう。説得力ありあまってんなぁ。


🐶


桃太郎の誕生という大きなイベントの後はいよいよ旅立ちである。


中村さんは物語の進行と共に己のファニーを刃よりも鋭いツッコミで昇華させていく。


桃太郎はスクスク育って、やがて強い男の子になりました。そしてある日、桃太郎が言いました。「ぼく、鬼ヶ島(おにがしま)へ行って、わるい鬼を退治します」


という昔話として100点満点なスピード感ある展開に対し、中村さんのツッコミがスパークする。


突然すぎるだろ。

おい、ジジイとババア。お前らどんな教育方針で育てたんだ。どう育てたらちょっとボランティアでごみ拾いしてきますみたいテンションで命がけで鬼と殺し合おうとするサイコパス野郎に成長すんだよ(以下略:原本でお楽しみください)


WWWWW


確かにすぎる。特に”ボランティア感覚で”がつぼる。からの”サイコパス野郎”は酷すぎて逆に潔い(笑)これは完全私見だが、きっと桃太郎は遺伝子レベルで闘争本能やら正義感やらが挿入されているのだろうな。桃の時代に何があったんだか。


🐶


炭次郎(仮)が旅に出てからも中村さんはツッコミの手を緩めることはない。


さらに不可解なのが彼と旅を共にすることになるお供とは名ばかりのペットたちだ。


ターゲットを”名ばかりのペット”(この表現大好き)に変えたようだ。


について

奇怪だ。犬がしゃべる世界線。そんなの銀河−流れ星銀−以外で見たことがない。


について

奇怪だ。猿がしゃべる世界線。そんなのプロゴルファー猿以外で見たことがない。というかプロゴルファー猿は人間だった。


キジについて

奇怪だ。薬でもやってなきゃおかしいレベルで全員開口一番きびだんご要求してくる。とにかくきびだんごの需要が高まりすぎている。店頭で品薄にでもなっているんだろうか。きびだんごがコロナに効くとでも思っているんだろうか。


どの”名ばかりのペット”に対しても、同じく人語を喋り理解することについてツッコんでいるにもかかわらず、どれも全く異なる攻め方。ポケットがたくさんある中村さん、ドラえもんなの?


🐶


『桃太郎』レビュー最後に中村さんが手掛けるのは、醍醐味、鬼との頂上決戦(※頂上しかない)。ここから華麗な結末、ツッコミの集大成については引用しないので、ぜひ自分の目で見にいって欲しい。


それでは、中村さんにマイクをお返しさせてもらおう。感謝と敬意を込めて、もう一度noteを貼る。また、中村さんのレビュー(note)が読みたい。



🐶


RESPECT FOR

※勝手に紹介させてもらっているので、嫌な表現等あったら教えてください。光速で対応させていただきます。

素敵な企画でした。ありがとうございました。


































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