金色のガッシュ!!2Page.19の感想、考察 「あいつは俺のパートナーだぞ?」

感想前にツッコみたい。
違うんです雷句先生、気になるのはバトルの続きじゃないんです。
物理的に首が飛んでいってしまった相手とのバトルにどうなるもこうなるもありません。
シェリーとブラゴの会話が早く見たくて飢えていたんです。

ってところまで更新前に書いてたんだけど結構バトル続くじゃねえか!
でも会話読めて幸せです!

◆「たくましくなられましたな」

のっけから最高すぎる。
ブラゴを評する台詞最強の
「厳しくも優しい王たる風格に…」
を言った爺が呟くブラゴの成長を実感した台詞から始まるの最高すぎない?

一緒に成長してた頃が懐かしい

その前の「ええもう大丈夫 大丈夫ですよ」と合わせて爺のブラゴへの信頼が気持ちよすぎる。
爺が大丈夫って言うなら大丈夫!

たくましいっていうレベルじゃないけどな!
あのサイズ変更見てたくましいの一言ですませる爺が後からじわじわくる。

◆お…大きくなったわね

30前の男性に言う台詞ではない。
ブラゴをやんちゃな坊主扱いできるのシェリーだけだからね。
人間魔物合わせて一切の物怖じなくブラゴと会話できるのシェリーだけだもんね。
最初の一言で二人の関係を思い出させてくれる雷句先生さすが。
思い出と妄想の中で暴走していた二人がちゃんと「金色のガッシュ」という作品の中に帰ってきた。

そんな感じで「嬉しいなあ、懐かしいなあ」と少しだけ落ち着いたと思った次のコマのドキッの火力が半端ない。
こっちは再会した瞬間からずっとドキドキしてるの!
シェリーがほんとにドキッとしたらこっちの心臓の選択肢に心肺停止くらいしか残ってないの!
危ないところだった。

「なまってはないようだな」の台詞前の視線の動きもドキドキするわ!
結婚指輪つけてる方の手、意図的に書いてるよね?
これ見て何か感じる感性がブラゴにあるとも思えないけどいろいろ考えてしまう。

そして手当てを的確にする精神的成長もだけど、グラビレイの方向自由に使えるようになったとしたらとんでもない強さになったな…
心技体があまりに揃いすぎている最強のヒーローになっちまったぞ。

◆ジリオンさん

そして前回ぶち壊された世界観と一緒に首が飛んでいったジリオンさん、なんとバトルが続くことに。
めっちゃ好きなキャラになった。
だってあそこから持ち直すの無理だよ。
ドヤ顔の生首が逆転できるわけないじゃん。
雷句先生の敵キャラに惨め面白いっていう新しいジャンルできちゃったよ。

いや、実際のところかなり強かったんだけどね。
ガード不能の威力、パートナーも合わせて狙う判断力、切り離された後も遠隔操作できる武器の意外性。
ブラゴを狙いにきただけある強さだったし、ワイグとレビーより遥かに強かったと思う。
でも相手が悪かったんだよ。
ドンマイジリオンさん。

真面目に考えると、「決闘」ってフレーズへのこだわりとか、明らかに満足した表情とか兄弟間の信頼感とか、彼らの来歴もかなり気にはなるんだけどね。
ブラシェリが出ると基本的にこの二人以外について言及する余力がなくなるんだ。

◆シェリーの視線とブラゴのケア

雷句先生はバトル描写がうまいなあ。
躍動感ある圧倒的画力ももちろんそうなんだけど、攻防の中でキャラの関係性を描くのがうますぎる。
必要な情報を得るために常に相手を見据えつつ、攻撃が当たる直前だけ視線を動かすシェリー。
シェリーの自力回避を信頼しつつ、避けきれない攻撃を最低限ずらすことでケアするブラゴ。

シェリーの方を見てすらいない

互いの姿を一切見ないで戦う2人のスタイル昔から好きだったなあ。
二人の信頼関係を会話じゃなくてバトル描写で描ききってしまう漫画力がすごすぎる。
シェリーの強さも思い出させてくれた。
そうだ、この人単体だと清麿より遥かに高い戦闘力あるんだった。
そして、手当てしたとはいえ手足を骨折してる女性が飛び跳ねて回避することを信頼してしまうブラゴは重い男。
重力術の使い手なだけはある。

◆あいつは俺のパートナーだぞ?

し、死ぬ、死んでしまう。
ドキッを耐えた心臓の残りライフはゼロよ!

すげえ台詞言わせたな…
ブラゴが言うパートナーって恋人とか夫婦より強い言葉だよね。
どんな悪党も自分の力で治めてみせるって言ったブラゴが隣に並ぶことを許した唯一の存在ってことですよね!
無印の別れ際の時に言ってたのはもちろん知ってるけど!!
それを、結婚指輪確認した上で、2人きりのときじゃなくて他人にも聞こえるところで言うってことは覚悟決まってるってことでいいですよね!!!

このブラゴほんと好き

別にけなしたわけじゃない。
ジリオンさんは倒せると思って、そこまで見せていなかった遠隔操作攻撃を、か弱いはずの人間を狙って放っただけ。
むしろベストを尽くしている。

それでも軽んじられることが許せない。
俺のシェリーがその程度の策を看破できないはずがない。
俺の最強のパートナーへの敬意が足りない。

相手への怒りに乗せてシェリーへの感情を爆発させるブラゴのギガノレイスはジリオンさんの頭と共に読者の睡眠時間も潰したのであった。

案の定すぐに眠れなかったよ!
でも幸せです。

◆過去感想

ガッシュの魅力
フォルゴレ紹介
page1
page2①清麿編
page2②ワイグさん編
page3
page4①雷句先生ありがとう編
page4②遺跡考察編
page5
page6
page7
page8①
page8②
3巻(page12~17)
page18

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