kazunacanta

ジャズやブラジル音楽を歌っています。 ポルトガル語の勉強に歌詞を訳していましたが、歌詞…

kazunacanta

ジャズやブラジル音楽を歌っています。 ポルトガル語の勉強に歌詞を訳していましたが、歌詞の世界が楽しくてもはや勉強という感覚は無くなっています。 振り返りやすいようにそれらを記録していきたいと思います。 音楽以外は、芸人さんのラジオ、山登り。鹿児島ユナイテッドFC応援してます。

マガジン

最近の記事

Emoldurada

久しぶりになりました。 Ivan Lins作品のEmoldurada、最近よく歌っています。 額縁に入れられた、額装、という意味のようです。 読むときは「エモゥドゥラーダ」。 軽快でありながらロマンティックなメロディがとても素敵です。 ポルトガル語歌詞はこちらです。 Emoldurada / Ivan Lins (額縁の中の君) ぼくはせり出しの舞台を見た 彼女の瞳の光に映った舞台 キャンバスには愛する人のまなざし 額縁の中の君 通り過ぎてったポルテーラ ぼくはぼく

    • Desde Que O Samba É Samba

      いつも投稿日のことで書き始めてしまいます。 今回は完全に勘違いしていました。 もう15日と30日とかにしてしまうのが覚えやすくて良い気がしています。 Caetano Veloso の曲。 出だしから途中までのヨナ抜きメロディラインがとても印象に残ります。 ポルトガル語歌詞はこちらです。 Desde Que O Samba É Samba / Caetano Veloso (サンバがサンバであった時から) 悲しみは聖母のように貴い そう、サンバがサンバであった時から 暗

      • Isto Aqui, O Que É?

        昨日が自分で決めていた投稿日でしたが、翻訳が間に合わなかっただけでなく、ついに日もまたいでしまいました。 isto aqui, o que é? は Ary Barroso の曲。 リオオリンピックの開会式でも演奏されたサンバの曲です。 「イストアキウキエ」と片仮名で書いてもちょっとウキウキな字面。 しかしそのウキウキ加減とは裏腹に、いつも以上に翻訳はかなり手こずりました。 ポルトガル語の先生に何度もニュアンスを尋ねながら漸くまとめられました。 ポルトガル語歌詞はこちらで

        • 間に合わなかったので

          最初の2回を投稿したのが、たまたま13日と30日だったので、じゃあ毎月13日と30日に投稿できるようにしようかな、と軽く自分でルールを作っていたのだけど、今日投稿しようと思っていたものが間に合わなかった。早くも。 なので、最近読んだ本のことでも書いてみます。 自分の中で、映画の時期と本の時期と、なんもない時期が波のようにやってくるのですが、 今は本の時期。 寝る前に少しずつ小説を読んでます。 本の時期に入ったのは、7月のはじめ。 数年本棚で眠らせていた、桜木紫乃さんの「

        マガジン

        • あとでよむ
          5本

        記事

          O Bêbado E A Equilibrista

          João Bosco と Aldir Blanc によって作られました。 邦題「酔っ払いと綱渡り芸人」。 ポルトガル語歌詞はこちらです。 O Bêbado E A Equilibrista / João Bosco e Aldir Blanc (酔っ払いと綱渡り芸人) 日が落ちていった 橋の湾曲のように曲線を描きながら 喪服を身に着けた酔っ払いが チャップリンを想わせる 売春宿の女主人のような月は 冷たい星たちそれぞれに 借り物の輝きを強いた そして雲は空のインク吸い取

          O Bêbado E A Equilibrista

          Por Causa de Você

          Tom Jobim 作曲、 Dolores Duran 作詞。 英語タイトル Don't Ever Go Away 、英語歌詞は Ray Gilbert。 前回に引き続き Tom Jobim です。 ポルトガル語歌詞はこちらです。 Por Causa de Você / Tom Jobim, Dolores Duran (あなたのために) 見て 私が、そして全てがどうなってしまっているか ただあなたが触れただけのものにさえ あまりに大きな悲しみを感じるのよ 住み慣れた私

          Por Causa de Você

          Inútil Paisagem

          Tom Jobim 作曲、Aloysio de Oliveira 作詞。 浮遊感のある曲の雰囲気が大好きです。 ポルトガル語歌詞はこちらです。 Inútil Paisagem / Tom Jobim, Aloysio de Oliveira (無意味な風景) 一体何のため? 何のためにこんなに空は高いの? 何のためにこんなに海は深いの?何のため? 砕け散る波が何の役に立つというの? そして昼下がりの風は? 昼下がりに何か価値をもたらすというの? 無意味な風景 もう戻って

          Inútil Paisagem

          Você Não Sabe Amar

          1950年、Francisco Carlosという人の歌が最初のリリースのよう。 美しい曲。 歌詞はというと、愛の終わりの歌。 ポルトガル語歌詞はこちらです。 Você Não Sabe Amar / Dorival Caymmi, Carlos Guinle & Hugo Lima (あなたは愛を知らない) あなたは愛を知らない 愛がどんなものなのかをわかっていない いろんな経験をしようともせず 苦しむこともなかった それなのに私よりももっと愛を知りたがったね 私たちの

          Você Não Sabe Amar

          Flor de Maracujá

          またまた ジョアン・ドナート の曲です。 作詞は リシアス・エニオ。 なんか、リシアス・エニオはジョアン・ドナートの兄弟って記述を見つけたんですが、ほんとかな? 親交が深かったって意味で "irmão" なのかな? 名前の中に同じ "Oliveira" は確かに入っているのだけど。 もう少し調べてみよう。 マラクジャの花。 マラクジャ=パッションフルーツだそうです。 パッションフルーツの花を見たことなくて、 画像検索してみたら、なんというかかなり妖しい雰囲気。 迫ってくる

          Flor de Maracujá

          Minha Saudade

          Minha Saudade (私のサウダージ)はジョアン・ドナートとジョアン・ジルベルトの共作。 ジョアン・ドナートの曲はどれも楽しくて、歌っていても体が自然に動きます。 こちらの曲も楽しいけれど、歌詞は寂しさでいっぱいな感じ。 曲と歌詞が裏腹なのはブラジル音楽あるあるなのでしょうか。 ポルトガル語歌詞はこちらです。 MINHA SAUDADE / João Donato e João Gilberto (私のサウダージ) 私のサウダージは あなががいない寂しさ あなたが

          Minha Saudade