見出し画像

交通事故がなくなる未来はすぐそこ!?直近でシリーズA資金調達を受けたモビリティスタートアップひとまとめ

Weekly 50 Startups - 世界中の最新&ニッチスタートアップを毎週50社お届けするニュースレターの抜粋記事です。

このニュースレターでは、

・一般的なメディアで注目されるアメリカのスタートアップのほか、欧州、アジア、アフリカなど多岐にわたる地域の企業
・まだ一部の投資家にしか注目されていない隠れたポテンシャルを秘めた企業
・ブロックチェーンやAIなどの注目される分野でもとりわけ新奇性が高い珍しいビジネスモデルを持つ企業
・一般人である私たちが利用するべき、暮らしや仕事を豊かにしうる海外のサービス

を毎週1回土曜日に配信しています。


今週はシリーズA調達を受けたモビリティスタートアップです。 モビリティーといっても自動運転から中古車販売、はたまたドローン開発まで様々な分野に分かれています。

今週の興味深い点は、自動運転はより周辺機器やソフトウェアの発展が著しく進歩しており自動車そのものの開発がそこまで行われていないこと。そして 中古車販売のようなレガシーの業界でこそイノベーションが世界中で起こりつつあると言うことでした。 テックスタートアップと言えば聞こえは良いですが、我々が目を向けにくいようなローカルな産業や日々我々が当たり前に使っているものにこそイノベーションのヒントがあるのかもしれません。

では早速いきましょか。

1、Altegreen Propulsion Labs

自動車システムのアフターマーケット製品に関する知的財産を発明。

 https://altigreen.com/

画像1

🌍国:インド

💰調達額:$39,970,473

📅調達日:2022/02/10

👥主要投資家:Sixth Sense Ventures等


【誰のどんな課題をどのように解決するか?】

インド国内に存在する中規模な運送業の低コストで大きな荷物を運べずモビリティに問題を抱えるという課題を貨物輸送に特化した電動三輪車で解決。 

【日本に展開するとどうなるか?】

日本では軽トラの需要が圧倒的に強くEVの三輪車にどれだけ需要があるか不明。コストでは勝ち筋がありそう。

【備考】

交通量が多いインドだからこそこのようなプロダクトが隆盛している。 特に目立った新しさは無いが貨物に特化していると言う点で既存のパッセンジャーカーとは一線を画す。 フラット型コンテナ型など3種類の荷台が用意。



2、Valerann

 データを用いて交通渋滞や事故、CO2の排出を減らす道路ネットワークオペレーターを提供。

 https://www.valerann.com/

画像2

🌍国:イスラエル

💰調達額:$17,000,000

📅調達日:2022/02/22

👥主要投資家:Telefonica等


【誰のどんな課題をどのように解決するか?】

交通状況を管理する交通局や運輸局のリアルタイムでの情報収集が遅れ交通状況に影響が出てしまうという課題をデータドリブンの交通管理SaaSで解決する。

【日本に展開するとどうなるか?】

うまくいきそう。交通分野でのスタートアップは研究途上だからこそ参入障壁は低い?ソフトバンクも出資。日本では金融もそうだが政府機関向けのスタートアップでもあまり聞かない。

【備考】

AIを用いたソリューションが大きくなるまでの情報収集の方法が鍵となりそうだ。



3、Annotell

自動運転のための安全な知覚を実現するために使われるネットワークプラットフォーム。

画像3

🌍国:スウェーデン

💰調達額:$24,000,000

👥主要投資家:Metaplanet Holdings等

📅調達日:2022/02/03


【誰のどんな課題をどのように解決するか?】

自動運転を開発するエンジニアの通常の知覚システムでは解像度に影響が出てしまい専用の知覚ツールがないという課題をLIDARと組み合わせた自動運転専用のSaaSによって解決する。

【日本に展開するとどうなるか?】

日本でもトヨタなどが合弁会社を作り自動運転を進めている。顧客が大口であればよいが、対小口企業は難しそう。

【備考】

自動運転も半導体や自動車のようにそれ自体が複数産業の複合体である以上、実は注目すべきは自動運転産業ではなく周辺のカメラ、AI、画像認識などであることはまちがいない。データ分析に強みがある。北欧にも注目。



4、Metropolis

駐車場を近代化し、モビリティをAIコンピューティングの力でエンパワメントする。

画像4

🌍国:ロサンゼルス,アメリカ

💰調達額:$41,000,000

📅調達日:2021/01/19

👥主要投資家:Slow Ventures等

【誰のどんな課題をどのように解決するか?】

街、エンジニア、地主、一般人の より土地、時間、金などのコストを削減し駐車場の利用を最大化したい課題を解決する。

【日本に展開するとどうなるか?】

駐車するだけで課金されるチケットなしのAI駐車場でいわば駐車場版ETCみたいなもん。 おそらく普及の可能性は大いにあるだろうし30年後は全てがこのようになっていそう。

【備考】

HPのデザインがすばらしい。 AmazonGoもレジを通さず万引きのように支払いが行われるのと同様に駐車するだけで課金される。モバイルアプリと連携。土地の管理人にとっても収益最大化のためにデータ活用が為される。


続きはこちらから。↓

今すぐ残りの46社を知りたい方はこちらへ。(50社分のPDF一覧表があります)

ここから先は

0字 / 1ファイル

¥ 200

この記事が参加している募集

企業のnote

with note pro

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?