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繊細さを、武器に。

久々に自分の時間ができたので、本を買いに行って読むことができました。最近、あまり本に触れていなかった私でも、半日で読み終わってしまうほど、この本に没頭してしまいました。

これから年長になろうとしている娘に、保育園で療育を勧められたのがきっかけで購入しました。大体「HSC」って何かもよく分からなかったけど、「High Sensitive Child」の略で、HSPの子どもバージョンのような感じだということも知ることができたのです。読んでみると、娘に当てはまるところも多くありましたが、自分にも当てはまっていることもあるなぁと、深く共感してしまいました。

なので、当てはまることを書いておこうと思います。
皆さま宛てではなく、むしろこの先の娘と自分のために。


1,娘のHSCだと思う点

1、よく泣いた

まだ言葉を話せない赤ちゃんでも、お母さんになれば泣いている理由が分かるようになると言われましたが、私は、分からないことが多かったです。正確には、分かってあげることができなかったかな?

まだ0歳児の頃、お腹もすいてなくて、オムツも替えたばかりで…という時になぜか泣いて泣き止まない。そんなことは多かったように思います。ある夜、なかなか泣き止まず、焦ったおばあちゃんが夜間病院に連れていったこともあります。原因は分からず、病院に行ったら大人しくなりました。

この日は、何か娘も気に入らなかったことがあったのでしょう。

ただ、赤ちゃんは泣くのが仕事だという節理もあるので、私はあまり気にしていませんでした。夜泣きもその日だけで、毎日のように悩まされた覚えはありませんし。
歩けるようになって支援センターなどで遊んでいても、気に入らないことがあれば人一倍泣いていました。
気分転換に結構時間がかかる子だなぁとは思っていました。

生まれつき、何かを感じやすい性格だったのだと、この本を読んでいて思いました。

2、石橋をたたいて渡るような性格

少し人見知りが始まると、好奇心よりも先にガードが掛かる子だなぁと思いました。
例えば、スーパーで遊べるコーナー(小さな滑り台等)があるとしましょう。子どもなど、初めて見た場合、遊具があれば飛んで走っていきませんか?娘は違いました。ゆっくり近づいて、自分が遊べるものかどうか確かめて…登れそうにないようなものは諦めていました。

ある公園で、大きな滑り台があり、他の子がどんどん娘を越して滑ろうとするんですが、娘は何も言わなくてもちゃんと順番を待つのです。むしろ越されると少しビビっています。

それから、いろんな方法でその滑り台に登れるのですが、娘は1度上ったところを好みます。他のところからは登ろうとはしません。何か月通ってもそうでした。

子どもにしては、慎重なところがあるなぁと感じていましたが、これもHSCの特徴のようです。

3,テレビの暗いニュースに敏感

3歳を過ぎたころからでしょうか。
火事とか、マイナスイメージが分かりやすいニュースだけでなく、例えば、事故現場といって、ビルの階段が映っただけでも、チャンネルを変えるように言われるのです。

硬いニュースなんて、3歳児が理解できないような言葉ばかり並んでいると思うのですが、何か雰囲気で伝わってくるのでしょうか。他のことをしていたら?なんて言っても、聞く耳を持たないくらい気になるようです。

そういった場の雰囲気も、他の子よりも気になるんだろうなぁと思っています。感受性が強いのでしょう。

他にも、ごわごわした服を嫌がったりします。私は典型的なO型なので全然気にならないようなこと(むしろ大雑把すぎる)も、この歳で気にするの??なんて驚かされることが多々。

2,私のHSPだと思う点

1,自己肯定感が低い

私は、食事や家事などは大雑把です。色々と気にならずに過ごせます(笑)。だから、HSPだとしてもきっと後天的なもの(環境)が多い気がしますが。

とにかく何でも「自分にはできないだろう」と、まず思ってしまうのです。やるにはかなり入念に準備をしないと、気が済まないのです。本にも書いてありましたが、HSCの子は、ちょっとした言葉を否定に受け取り、全否定してしまうなんていう記述がありましたが、私はどうやらその傾向が高いような気がします。

勉強を一夜漬けでやればいいや、なんてのんきな子を見るとびっくりしてしまいます。夏休みの宿題も、休みの前半には終わらせていました。仕事なども締め切りギリギリなんてことになるととても焦るので、何日か前には終わらせておきたいタイプです。


3,まとめ

繊細だから、根暗で(今の時代は陰キャとでも言うのだろうか)、内気でネガティブイメージなのが第一印象だけど、私はそうは思いません。気がつく人が必要で、そういった場所で活躍すればいいだけの話なんだと思っています。

活躍する場所はどこでもいいのです。
大げさに言うと、他の人と同じ道なんて歩む必要はないと思っています。

それと、私はこの本を読んで『繊細だから生きにくい』という考え方を辞めようと思いました。繊細なんだから感情をチクチクしてくるような人とは距離を保てばいい、最近はそう思っています。

娘もこれから少し苦労するのかなぁと感じますが、どんな状況もポジティブに乗り越えさせてあげたいと思うのです。

人より気づくことのできる、そんな繊細さは、いい武器なんだ。
娘の将来が、もっと楽しみになる本でした。



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