人それぞれに、自分らしい「伝え方」がある。

一般的に、話すのが上手な人は、コミュニケーション能力が高く、人生うまく行くと言われている気がする。どう話したらコミュニケーション能力があがるのか、みたいな本も多数出版されている。

でも、本当にそうだろうか。

私の娘（４歳）は、最近、家にいるとらくがき帳に絵を描いている。お休みの日ともなると、らくがき帳が１日でほぼ使いきってしまうほど。
今は絵を描くことが、一番好きなようだ。

カービィと、マホイップと、トゲピー

そして、娘は極端な恥ずかしがり屋。本屋さんなどのレジでお金を渡すこともできない。人前だと話すことが難しいのだ。そんな娘でも、保育園で担任の先生に言われたことがある。

「とあるゲームで、１人で歌をうたうことになったんですが、他の子は恥ずかしくて歌えなかったんですけど、〇〇ちゃん（＝娘のこと）はノリノリで歌って、他の子もノリノリにさせていてすごかったんですよね。」

恥ずかしがり屋だけど、歌だけは人前で歌える私の娘。歌うこと、絵で何かを描くことには自信があり、自然と表現したくなるのだろう。

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職場のとある彼。普段はキレイな敬語を使って自分をガードするかのように口数が少ない。仕事も、自分のことだけを考えて、気が利かないことが多い。そして、たまに他人に対して怒りの感情をぶつける。そんな言葉にガッカリすることもある。

でも、私がプレゼントをあげた翌日や、最近一緒に仕事をせざるを得なくなって困っていると、丁寧に手伝ったり、朝早く除雪をはじめてくれる事もあるのだ。

彼の場合は、話すことは下手なのだ。彼が人に何か敬意を示したくなるときは、勝手に行動を起こす。彼の場合は、言葉よりも行動で自分を表現しているのだと思う。

私はあがり症で、人前で話すのは苦手だ。最近は、他の人との会話ですら苦手意識がある。こうしてnoteに自分の意見を書くことが、一番自分らしい伝え方だと思っている。

私は、みんながみんな、話すことが上手くなくていいと思う。絵を描くことや歌うこと。言葉よりも行動すること。文章を書くこと。どれもすばらしいコミュニケーション能力なんじゃないかと思う。
自分らしい「伝え方」が、一番伝わると思うし、周りの胸に響いていく。

大事なのは、自分らしい「伝え方」で自分を表現していくこと。
それが究極の『コミュニケーション』だと、私は思っている。