なぜ田舎暮らしに意識が向くか

最近、コロナの影響で、日常が日常じゃなくなり、新しいライフスタイルを過ごす日々の中、私はこれからの事について今まで以上に考えるようになった。

具体的にどんなことを考えるようになったかというと、

これからの自分は、どの場所にいたいか。どんな生活がしたいか。誰といたいか。ということ。

この三点を考えるとき一番重要なのは、「場所」。

どの「場所」を選ぶかでライフスタイルがだいぶ変わってくる。

まず、どの「場所」にいたいか、、、、とぼんやり考えると、都会ではないな、、、というのだけははっきりと頭に浮かぶ。

コロナの騒動が起きる前から、都会ではなく田舎の暮らしに漠然と憧れていていた私。もし日本に本帰国することになった場合、多分東京に住むことはないだろう、、、と心に決めていた。

友達に、「今後の事を考えるとますます田舎暮らしに憧れるよ」と話すと、私が生粋の都会育ちだから、「地方の子が都会に憧れる感じかな？どうして田舎に憧れるのか知りたい。」と言っていた。

その子は地方出身で都会への憧れが強く、田舎より、都会に魅力を感じるらしい。そりゃそうだ。

その子の純粋な問いかけは、私の考えを整理するいい機会となって、あ、久しぶりにこの内容noteに書こう！ってなった。

私は東京出身で（しかも新宿）大人になるまで新宿から出たことがなかった。（いろんな意味でヤバいよね。汗）

住んでいた場所は徒歩で1０分も歩けば伊勢丹があって、紀伊国屋があって、ルミネもあって、遊ぶところもあって、新宿御苑もあって、そしてちょっと電車に乗ればどこにでも行けちゃう。とにかくめちゃくちゃ便利な場所でした。（今思うと物に囲まれまくった場所で育ったんだなぁ、、、）

そんな私はもちろん、東京以外で暮らすなんてありえないと思っていたタイプの人間です。恥

息子の出産を機に親の所有している家に住んでいる自分に嫌気がさして、三鷹に引っ越しました。人生初めて新宿を出ました。

都会育ちだけど、自然は好きなタイプだったから、三鷹はすごく好きな町だった。近くに自然がある都会っていう感じだったな。

そこからNYに引っ越した。

NYは都会だ。言ったら新宿と似ている。なんでもある。

でも、そもそも英語が喋れない私達にとっては不便さを感じながら生きている場所だ。

それ以外にも整っていない事も多い。電車も時刻通りになんて来ないし、予告なしに運休だったり、お店だってオフィシャルの時間より早く閉店しているところだってたくさんある。

思い通りにはいかないのが当たり前の場所。

最初は、おーーーーい、マジかよー！！！！汗。って思うことがたくさんあったけど、何度も何度も繰り返すと、慣れてくるもんで、

思い通りにいかないのが当たり前すぎて、焦りや腹立たしさとかの感情がほぼ湧かない。すんなり事が進んだら、「ラッキー！！神様ご先祖様ありがとう！！！」と感謝したくなるほどだ。笑

私にとって東京は本当に綺麗でなにもかもが整っている場所だった。自分がちゃんと段取りをとっておけば問題はあまり起こらない。

だから、東京に住んでいる時、予想外の事が起こるとめちゃくちゃ焦ったり、苛立たしさを感じていた気がする。

時刻通りに来る電車、接客が素晴らしい店員、きれいに陳列されている商品。整っているのが当たり前の日本。当たり前だから、出来ていないとクレームになる。

でも、それが当たり前じゃないNYに住んで、あの「当たり前」って、もっと大きな視点で見たら「当たり前」じゃなかったんだなぁーーー。って。

当たり前だって思っている目線がどんどん手放されてくると、いろんな細かいことでイライラすることがなくなる。

予想外の事が起こっても、あ、今日はそういう日なのね、じゃぁ、別の方法考えよう。それで終わり。イラつく必要も、焦る必要も何もない。

そんな風に過ごしていると、

なんだー、あれもこれも必要だと思いこんでいただけで、無くたってぜんぜん生きていけるじゃーん。って。

コロナの影響で、自宅に引きこもり生活になって、その考えに拍車がかかった気がする。

半径３M以内の世界でも、やっていけるじゃーーん。って。

家という小さい空間を居心地よくするだけで、私は幸福度が格段に上がる気がした。そして今はネットワークが発達しているおかげもあって、本当に気の合う仲間や、尊敬する人に画面上で会うことができる。

実際の距離は関係ない世の中になってきているのを感じる。

それで十分なんじゃないかな、、、って思う。（もちろん子ども同士は画面じゃなく思いっきり遊ばせてあげたいなって思うけどね）

そう考えると、NYだろうと、日本だろうと、東京だろうと、物質的な事とか、友人関係だとか、全然変わらないんだな、、、とつくづく思う。

実際、今、引きこもりの生活をしていると、山奥に暮らしていてもかわらない。

だったら、自然が豊かなところに住みたいな、、、って。より一層思うようになった。単純ですね。

いきなり極端に田舎で自給自足をはできないし、都会の良さも知っている私の理想は

「田舎」時々「都会」、、、な暮らし。

だたの理想論に聞こえちゃうかもしれないけど、私の意識が田舎暮らしに向いているのはこういった成り行きからなんだな、、、。書いてて整理できました。笑

この長－－－－－－いとりとめのない文章を最後まで読んでくださったそこのあなた、、、。お付き合いありがとうございます＾＾

当たり前が当たり前じゃなくなった今だからこそ、「本当は必要無かった事」、「本当に大事にしたい事」が見えてくるような気がします。

今の状況は自分の中の意識の断捨離もしやすい時期なのかもしれないですね。