「メタ思考」を読んで
こんばんは。
本日は、澤円さんの「メタ思考 頭のいい人の思考法を身につける」を読んだため、まとめていこうと思います。
内容
「メタ」とは「超越した」「高次の」という意味の接頭辞で、ある学問や視点の外側にたって見る事を意味する言葉とされています。
本の内容としては、いかに常識や固定概念にとらわれずに視座が高く、多面的、俯瞰的に物事を捉える方法について論じています。
物事を俯瞰して捉えるためには
ルールを疑う
どのような分野であっても、既存のルールに従って何か行動を起こす時には限界があります。
会社の中のルールはその会社内では常識かもしれなくても、社外では通用しない場合も多いです。
ルールに従うことが成果に結びつくわけではないということです。
「これがルールだから」といった文句は思考停止の罠に陥っている証拠です。
外の世界のものさしを知ることで、とらわれた考え方になっていることに気づく必要があります。
著者は究極、法律を犯さなければ問題ないと語っていました。
具体的な行動としては、最低限のルールにだけ従い、それ以外のルールには縛られないようにすることです・
問題点、ニーズ≠本質的問題
お客様の不満やニーズは直結して商品やサービスの問題点には結びつかないと語っていました。
問題点やニーズを抽象的に抜き出すことで、本質的な問題に辿り着けるとされています。
そして、本質的な問題に対して取り組むことで、結果的にお客様のニーズに応えることができ、問題の解決につながります。
そのためには、問題点やニーズを細かく考えて、抽象的に捉えられるようにすることが大切であるとされています。
正しい会社ルールの破る方:コントロールできるところを探す
会社で問題点や不効率性を感じても、社員一人ではどうにもできないことがあるかと思います。定例的に行われている会議など・・・
しかし、その自分ではコントロールできないと思っている事柄でも、細分化することで、自分でもコントロールできる部分が見えてくることがあります。
無駄な会議をいきなり無くすことはできなくても、移動時間短縮のためにオンライン開催を提案したり、会議時間の短縮や開催時間の検討など、細かい部分から調整していくことで、少しずつ会社のルールを変えていけるかもしれません。
これが会社のルールの正しい破り方になります。
自分ではどうしようもない古くからのルールだ、と諦めるのではなく、その中で自分自身では何を行うことができるのかを考え、行動に移すことが大切であると述べていました。
まとめ
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