見出し画像

子供が撮った写真に「ハッ」とする

こんにちは、kazukame12  の KAZU です。


よく…「子供が撮った写真がなんか良い!」

なんて聞くのですが、そのことに疑問をもった人に…

「なぜ?そんな風に感じるのですか?」と、質問をされることがあります。


簡単なことが、答えなのです…が…


それを知らないということは…


きっと、同時に、こんなことも感じてる人なのかも知れませんね。


「カメラ買ったけど、スマホと変わらない…」と…

でも…それは、写真を今まで…スマートフォンで撮ってきたからだと思います。

撮影のしかたが、大きな原因です。

「スマートフォンで身についた撮影のクセ!」です。


カメラの性能は、関係ないです。

なかなか、誰も言わないですが、一番の原因が「癖」だと、見ていて思います。

その「癖」を身につけてしまう欠点が、スマートフォンには、あるのです。



綺麗に撮れるスマートフォンに、欠点〜?


そんな風に感じる人も、居ると思います。

一番大きな問題点…と言ってもいいです。

それは「持ちにくさ」です。

と、言っても…
「どうして、ポケットからサッと出せて、パッと撮れるスマホのどこが持ちにくいの?」

そんな風に、感じた人も居るはず。

「パッと、目の前に出して、パシャリって、撮るのに便利だよ!」


今、そう思った人は、スマホ撮影のクセがついていて、カメラとの違いに気づいていないのです。


僕の言った「持ちにくい」は、記録写真以外の表現力。

つまり…

カメラと同じ構図を作ろうとすると持ちにくい。と言う話しです。

カメラで撮影で構図を考えるのと、道具の使いやすさは作業に影響しますよね。

どんな作業にも、それは言えるよね。
使いにくいペンで集中して勉強が出来ないし…
切れにくい包丁で料理はしにくい…
そんな感じのことです。

なので…

当たり前ですがグリップの持ちやすさは

仕上がりに直結しています。



子供が撮った写真に「ハッ」とする理由の大きな一つ。


それは、写真の仕上がりに、直結する撮影方法を子供は、自然な流れでしているのです。

(と、言いましても…技術的に出来ているので無いですよね。)



撮影しているときの子供は、きっと…普通に撮っていると思うのですが…

圧倒的に、大人と「目線が違うのです。」


もちろん、好奇心に素直にシャッターを押してるだけなので、シンプルに大人と「シャッターを押す理由」が違うのもあります。

そういった「心理的な目線」では無くて…

「撮影の目線の高さ」が違うのです。



こんな感じでしょうか?


子供の写真に「ハッ!」って、なるのは…
簡単な理由でしたね。

小さい子は、みんな。

背が低いからです。



なぜ…「ハッ」となるかと言うと…

スマホ写真のクセが原因だからですよ。


普段、大人は…

立ったまま顔のの前でカメラを持ち「パシャリ」と撮影している人が、ほとんどだと思います。

これがスマートフォンのクセです。

カメラを買っても、スマートフォンと同じ高さで撮影していると思います。

(それでは、カメラもスマホも同じような写真になりますよね…)


それと比べると、子供が撮る写真は、大人の知らない高さからの写真になりますよね。

だから…知らない角度からの写真を見て…

うちの子…天才かも!


なんて、思うのかな?とか感じました。

あ…

もちろん、天才かも知れませんよ。

子供の可能性は、無限ですからね。


じゃ~、大人の可能性だって、(ちょっと)無限で良いんじゃないですか?笑

子供の目の高さで、撮影してみてはいかがでしょうか?

好奇心に、素直に写真を撮ってみてはいかがでしょうか?

構図なんて、日の丸構図で良いです。





この方が、「わー松ぼっくりだー!」って感じが、伝わるのではないでしょうか。


構図をなんとなく使って、型にはめた写真よりも、素直で良いと僕は思います。


世の中のカメラの話は、日の丸構図をダメな作例として見せていますが…


僕の個人的に、感じたことですが…

三分割構図の作例を見て、感動したことは無いですよね…
そんな例を見せられても…何が良いか伝わって来なかったのを覚えています。

(作例として、事務的に撮られた物も、ありますが、それ以外の話です。)


作例どおりに、そこに見せたい物を置いたとしても、それだけで伝わらないし…

三分割構図のポイントを中心にした、日の丸構図を作っただけになっているのです。


3分割の線を蕊を中心にした構図
 
それだけで…
いい写真にならないですね。
 
右上のスペースが多く
被写界深度から外れている部分なので
ボヤケて見えにくい…
理由よりも、単純にバランスが良くない。

 
人間はボケ多分よりも
ピント面を見る方が目が楽なので
上半分のボケた部分を
切り分けて見てしまいます。
 
結果…
構図のバランスは崩れて
「花を中心に日の丸構図」のように見ます。
 
これは、撮影者が写真を撮るときに
グリッドの交わった部分しか
見ていないと…
思います…が…
3分割構図を撮るときに
そこしか…見てなかったりしますか?
 
僕は写真の勉強を始めた頃…よくやってました。



日の丸構図を3分割構図の中に…
 
作ったですよね…


勉強の段階で、知るために撮るのは良いと思います。

これを正義だと思うと、なかなか写真は、面白くならないかも知れませんね。


例えば…
こんな感じは、どうでしょうか?





言いたいことは、もう理解してもらえたでしょうか?

人は、ピント面を無意識に探して見ます。

ポートレート(人物写真)などで、背景をボケさせるのは、人物を見せるために、被写界深度を顔に合わせています。

「はーい注目!」といった感じですね。

ピントが合って見える部分(被写界深度)のバランスのコントロールが、大切になってきます。

無意識に判断する部分は、ほとんどの人は「けっこ〜冷静な判断」で全体のバランスを見ていると思っています。




 

 
1枚目よりは、少し良くなったと思います。
 

サンプルとして、わかりやすくなったかな?
 
ピント面を真ん中の横一列にしています。
 
これにより…

ピント面
手前
 
と、シンプルに3つのスペースに分かれます。
バランスを考えると
良くなりましたね。
(良いか悪いかは別で…)


写真は、バランスです。

横線が、上のスペース、真ん中、下に、なっています。
この上下は、被写界深度の外なので、ボヤケてます。

そうすると、真ん中に、ピントの横のラインが出来て

そして、今回のタイトルにもした…

子供が撮った写真に「ハッ」とする


その理由の、「目線」
子供がしゃがんで、虫や花を見るような目線の高さまで下げて撮影しています。


サンプル写真に、加工する前の写真は、これでした。


 
咲いていた頃
 

 
咲いていた頃を思い出しているような…
そんな時間の流れを感じたので
撮ってみました。


撮影のポイントとして…

上下の真ん中に花がくるように撮って、ボケのスペースのバランス。
前ボケ、後ろボケを調整して、このときに感じた空間をこんな感じにしてみました。

少し引きで撮ることで、「寂しさ、孤独感」なども表現しやすくなるのと同時に、咲いていた木が無いと、わかりますね。
すると…
もう少し高い場所の木に咲いていたな〜って、想像が出来ると思いますね。

バランスを取ったうえで、スペースをあけると、見る人の想像ができる「余白」を作ることが出来ます。

それは、落ちてくる…瞬間か?静かに…とどまっている時間か?

「余白にある時間軸」を…
心の豊かに、イメージしてみてください。


(ここが、被写体力の強い人物撮影との違いですね。感情の動きが無いので表現は撮影者が作らなくてはいけないですから…ね。)



なんてね。

イメージできないものは写真では実現できない。
写真は、イメージの世界だからね。


子供は「イメージと好奇心」に逆らわないから。

大人のような写真にならないのもあるかもね。


皆さんも子供目線で、写真を撮ると楽しいかも知れませんよ~。


目線をかえて見る…

大人になると意外と難しかったりします。

新しい自分らしさを見つけるって、楽しいかも知れませんね。



それでは、良い写真ライフを!











この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?