心理職として、この10年やってきたこと。これからも続けること。
臨床心理士になり、公認心理師の資格も取得したのは、家族介護者の心理的な支援をしたいと考えたからでした。自分自身が仕事もやめ、30代後半から介護に専念する時間の中で、家族介護者にこそ個別で心理的サポートが必要だと身にしみてわかったからです。
資格取得のため、介護を続けながら40代後半で臨床心理学の大学院に通い始めた頃、意外だったのは、介護者支援に関しては、ほとんど関心が持たれていないことでした。
考えたら、介護が継続する限り、いつまで続くか分からない時間の中で少しでも