平田オリザさん講演会「芸術によるまちづくり、ひとづくり」

3連休以上だと自分が普段何の仕事をしていたか忘れますーかよぽんです

先週、滋賀の東近江市で開催されたこちらの講演会に足を運んでみました。

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芸術がまちづくり・ひとづくりにどう関わっているのか、明確に回答するのはなかなか難しいところですが、

今回、データや豊岡市での実践例を踏まえて、非常に分かりやすく講義されていました。


講義の中で、田舎の人口減少は 雇用が少ないからではなく、"まちがおもしろくないから" と仰っておられましたが

なるほど、確かに・・・と

都会ならば劇場やライブハウスや美術館などがたくさんあって、文化に触れる機会がたくさんあるのに対して

田舎は、一つ舞台鑑賞するにしても遠くの劇場まで足を運ばなきゃいけなかったり、都会と比べるとエンターテイメントが身近にあるわけではない、

地元にいてもつまらないので、進学で都会に出たらそのまま帰ってこない人が多い、というのは本当にその通りだなと思いました。

田舎生まれの私もかつては都会に出たい願望が強く、大人になったら不便でつまらない田舎を出て都心で文化的なライフを楽しみたいと願っていたものです。(結果的に三十路を超えても地元におりますが・・・)


また、かつて教育は詰め込み型でとにかく知識を覚えさえること重視だったのが、自ら考えて創り上げることのできる人材の育成にシフトしていて、大学入試もそれに大きく変わろうとしているとのこと。

オリザさんはいわゆる"身体的文化資本"を子どもの頃から培う必要があって、現状では文化・芸術に触れる機会の多い都会育ちの子とそうでない田舎育ちの子では、大きく差が出てきてしまうのだそう。(ネットの発達で少しは差が縮まっているのかもしれませんが・・・)

なので、まちが文化・芸術の発展に取り組む意義は非常に大きいと仰っておられました。

どこに住んでいようと、文化・芸術にいつでも触れられる環境であることが重要なようです。


そして、まちが観光発展するには、一回来ただけで満足して帰ってもらうのではなく、何度も来たくなる・長期滞在したくなる街づくりが必要だと仰っておられました。

これもなるほど・・・と

街の魅力をただ見せるだけではなく、体験させる、そしてそれを一回で終わらせない取り組みが必要でそれには文化・アートの力が不可欠なんですね。

そして、平田オリザさんが学長で、来年から豊岡市で開校される公立大学が「芸術文化観光専門職大学」と"芸術"と"観光"の2つの分野が一緒になっているのもそこに理由があるようです。


甲賀市が文化と観光を結びつけるならば、主に"忍者"や"信楽焼"をいかに活かすかということでしょうか。

忍者体験・信楽焼体験が何度もリピートされるような・・・芸術と忍者をこう掛け合わせると・・・・えーとあーとうーん、、、難しい。思いつかない><

どうやら私はまだまだ勉強不足のようです。。。


では、今日はこれにて退散☆

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