マガジンのカバー画像

カヤックの人事部をオープンにしてみる活動

28
運営しているクリエイター

#組織開発

「年収交渉代理人」制度を社内で試してみた

「年収交渉代理人」制度を社内で試してみた

※この記事は「実践」「解説」に分かれています。

カヤック人事部の柴田史郎が「実践」、カヤック社外人事部の神谷俊が「解説」、2人でそれぞれのパートを書いています。「エピソード(リアル)」と「つまりそれってどういうことか(概念・構造)」を知ることができる、という実験的な記事になっています。

【実践:柴田】
年収交渉代理人という人事制度を考えてやってみた。「人事は会社の犬ですから。」誰かが言った。会

もっとみる
引き継ぎに失敗した。引き継げる役割と引き継げない役割の違い。

引き継ぎに失敗した。引き継げる役割と引き継げない役割の違い。

※この記事は「実践」「解説」に分かれています。

カヤック人事部の柴田史郎が「実践」、カヤック社外人事部の神谷俊が「解説」、2人でそれぞれのパートを書いています。「エピソード(リアル)」と「つまりそれってどういうことか(概念・構造)」を知ることができる、という実験的な記事になっています。

【実践:柴田】
人事部長を引き継ごうとして失敗した人事部の佐藤さんに人事部長を引き継ぐために、自分がやってい

もっとみる
心理的安全性のために取り除くべきは、「変化することに対する不安」であり、「組織内での“生存”が危ぶまれるという危機感」は維持した方がよい。

心理的安全性のために取り除くべきは、「変化することに対する不安」であり、「組織内での“生存”が危ぶまれるという危機感」は維持した方がよい。

カヤック人事部の柴田です。社外人事部の神谷さんがやっている勉強会に参加しました。今回のテーマは「心理的安全性」。自分なりに理解するために、「自分にとって一番わかりやすいように」心理的安全性についてまとめてみました。

①心理的安全性は「目的」ではなく「手段」。だから、「心理的安全性」を目指すのはなんか違う。その先に何があるのか?それはチームの成果だ。Edmondsonさん曰く、

「チーム構造」→

もっとみる
人事の人が「制度的企業家」という言葉を知ったらやる気がでると思ったから紹介します。

人事の人が「制度的企業家」という言葉を知ったらやる気がでると思ったから紹介します。

カヤック人事部の柴田です。社外人事の神谷さん勉強会で知った「制度的企業家」という言葉を紹介します。

制度的企業家とは神谷さん勉強会の資料から関係ありそうなところをコピペします。

DiMaggio(1988)「制度的企業家」
特定のsocial skillを駆使することで、制度の生成と改変を実現する存在

Fligstein(1997)「social skill」
行為の実現と正当化を目指し、

もっとみる
カヤックが入社式に退職届を読ませる理由

カヤックが入社式に退職届を読ませる理由

カヤック人事部の柴田です。面白法人カヤックの入社式では、新入社員が退職届を読みあげます。

理由1:「カヤックで何を成し遂げたいのか」を最初に考えてほしいから
アライアンスという書籍に書かれていた内容がヒントになっています。定年まで働くことを前提とはしない会社において、「どこまでなしとげたらカヤックを卒業するのか」を入社したタイミングで考えることが目的です。逆に会社側としては、「その社員が成し遂げ

もっとみる
「階層がないフラットな組織」より「階層があり、社員が自分の役割を越えて動き回る組織」のほうが強い説、を考える。

「階層がないフラットな組織」より「階層があり、社員が自分の役割を越えて動き回る組織」のほうが強い説、を考える。

カヤック人事部の柴田です。以下のツイートの内容を自分でもっと考えるためにブログ記事にしてみました。

まとめ・階層がない組織にも、非公式な階層はできている。
・平時は組織の階層を活かして動き、有事は階層を気にせず自分の役割を超えて動くような社員を増やすのが良さそう。
・「自分の役割を越えて動く」を社員に学習させる方法があるはず。そうしないと、結局組織が硬直化する。
・「役割を超えて動く方法」を学習

もっとみる
組織がうまく回っているかどうかを「上司の指示をどれだけ無視したか」で測定するのはどうか、という話。

組織がうまく回っているかどうかを「上司の指示をどれだけ無視したか」で測定するのはどうか、という話。

カヤック人事部の柴田です。このツイートをもうちょっと掘り下げて書いてみます。

このnoteをざっくりまとめると●カヤックにおいては、上司の指示を無視することも「あり」
●上司の指示を無視することを「組織のあるべき姿」として語れるのか?
●カヤックの社外人事部曰く、組織は権威関係をベースにした「統治型組織」と、信頼関係をベースにした「自治型組織」の2種類に分けて考えると分かりやすい。
●自治型組織

もっとみる