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地域に根差した子育て世帯向けコミュニティ 成長の記録 ~第1章 創成と巻込~

2022年2月に "地域に根差した”子育て世帯向けコミュニティを夫婦で立ち上げた。立ち上げからまもなく1年ほどが経とうとしている中、最初は5世帯から始まったコミュニティも様々な巡り合わせの中で、現在は80世帯まで拡大した。(2023年1月現在)

各世帯複数人のお子さんがいらっしゃるので、単純計算で "80世帯×4人家族" と考えて、約320名ほどの関係人数になっている。

~参考情報📝~
町や国の公開情報を元に簡単に試算すると、本コミュニティが対象とする町で【未就学】のお子さんを持つ家庭の内、約5%弱をカバーしている状態。
(メモ:【未就学】のお子さんを持つ家庭を約1800世帯と試算📊)

このnoteでは、一旦の節目として「この1年を振り返ってのコミュニティ拡大の記録」を備忘録的に残していきたいと思う。

~各記事の連なりについて🔖~
第1章では、最初の半年間で行ってきた具体的な取り組みを時系列で整理して紹介していく。続く第2章では、更に次の半年間で行ってきた具体的な取り組みを同様に紹介する。第0章ではコミュニティ発足の経緯やコミュニティの運用形式、コミュニティで行っている取り組み概要について紹介する。

その上で第2.5章は、次の半年に向けた下準備や現在の全体像を紹介する。
(第3章以降は、次の半年が終わった頃に執筆予定、、、2023年9月頃)

1.子育てコミュニティ創成期(2022年2月~4月)

コミュニティの立ち上げに合わせて、まず企画を行ったのは「屋外の広いスペースで各々が自由に楽しめる形式」のイベント。家族で楽しめる場を提供することを主軸とし、実イベント中の行動はフリーとすることで、企画側としても負荷が比較的小さい形とすることを念頭においた。

具体的に、この時期に行ったイベントは以下の2点である。
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・「菜の花畑」で自由に遊びませんか? (開催日:2022.3.29)
・「れんげ畑」で自由に遊びませんか? (開催日:2022.4.23)
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( イベント案内時の告知用画像 / 説明文も合わせて添えながら告知 )

~参考紹介:イベント案内時の告知用画像について~
夫婦共もデザインについては全くの素人であるが、自分達なりに
 [1] 出来る限り目に留まるフレーズを考え、
 [2] フリーの写真を活用しながら
試行錯誤しつつ、告知用のぷちポスターや文面を作成していった。

自分達家族も対象世帯であることから「自分達だったら、どういう告知なら参加したいと思うか?」をという軸を大切にした。

上記2点のイベントを開催した畑を提供してくれたのは、町の農家さん(いざわファーム / FromAgri) である。「屋外で自然と戯れる」イベントを構想するにあたり、近隣の農家さん声をかけていった。その中で、賛同・協力してくださる本農家さんが見付かったことでイベントの実行まで辿り着くことが出来た。(協力農家さんについては以下リンク参照)

~参考紹介:協力農家さんとの会話から~
最初の頃に協力農家さんと会話した中での 「コロナ前は小学校とも連携しながら、"子供達が畑で自然と触れ合う機会"を提供していた」「ただ、最近はその様なイベント開催もめっきり萎んでしまい残念に思っていた」という言葉がとても印象に残っている。

全ての農家さんが快く受けて入れてくれる訳ではないかもしれないが、皆さんのお近くの農家さんに関しても、"その"様な想いを背景に前向きに協力してくださる農家さんがいるかもしれない。

( イベント雰囲気 / 当日撮影した写真にぼかしをかけて掲載しています )

<創成期に対する振り返り>

それぞれイベントに関して、駆け出しでの企画ながら多くの子育て世帯の方に関心を持って貰えたことで、当初イメージした規模(10世帯、20名ほど)を大きく上回る形で実行することができた。当日も十分に喜んで頂き、コミュニティで発信するイベントに対する信頼感を持って頂くことが出来た。

この時期に実施した各イベントの参加世帯数/参加人数は以下となった。
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・「菜の花畑」で自由に遊びませんか? ⇒ 19世帯、45名参加
・「れんげ畑」で自由に遊びませんか? ⇒ 13世帯、34名参加
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これら2点のイベントを通じ、コミュニティへの登録世帯数は立ち上げ時の5世帯から20世帯ほどまで拡大した。

“20”という数だけみると、少し小さく見えるかもしれないが、例えば、各自治体で管轄する子育て世帯向けのコミュニティの登録世帯はせいぜい10~20世帯程度であったりする(※)ため、”地域に根差した形”でのコミュニティとしては、立ち上げ数ヵ月にして最大規模となった。
※10~20世帯程度の子育て世帯向けのコミュニティが分散している

~参考紹介:イベント企画にあたって~
イベント実施にあたってはどこから支援がある訳ではない。参加費用も基本的には【無料】であるため、協力してくださった方 (上記イベントに関しては近隣農家さん) に対して【謝礼】の様なものを払うのは正直難しい。

だからこそ、
🚩協力者の方の思いを汲み取った上で、
🚩協力者の方の手を煩わせない配慮
を企画するイベントに織り込むことが大切である。

(この点は企画側の腕の見せ所となるが、ここでは筆者が学生時代に50~100名規模のイベントを繰り返し開催していた経験や、仕事で社内向けのイベントを10数回に渡って企画・開催してきた経験を活かしている✨)

2.子育てコミュニティ巻込期(2022年5月~7月)

コミュニティに登録してくださっている世帯数が、地域で最大規模になると、「こういうイベントを行うから告知に協力して欲しい」というお声がかかる様になったり、参加者の中から「"こういうこと"ができるのでイベントにしたい」という声が届く様になる。その声に答える形で、お声掛け頂いた方を巻き込んでいくことを念頭においた。

具体的に、この時期に行ったイベントは以下の4点である。
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・桜農園さんで田植えを体験しよう♪  (開催日:2022.6.5)
・親子で一緒に田植えにチャレンジしませんか? (開催日:2022.6.26)
・抱っことおんぶの相談会 (開催日:2022.7.6)
・0歳からのクラシックコンサート (開催日:2022.7.23)
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( イベント案内時の告知用画像&ポスター / 一部イベントから抜粋 )

例えば、「桜農園さんで田植えを体験しよう♪」に関しては、イベントの告知活動に協力し、結果的に当日参加したご家族の8割 (10世帯ほど)は、本コミュニティを通じて集めた形となった。

集めるだけでなく、必要な持ち物・水回りの状況など「どのご家庭も確認したいと思いそうな項目」については先回りしながら間で取りまとめを行うことで、農家さんや参加ご家族の負担を減らし、イベント当日により集中できる状態となる様な促しを行うことで、双方に感謝される立ち回りを図った。

その様な対応を通じて、農家さんや参加ご家族とコミュニティの間に "次のイベントに繋がるような信頼関係" を築くことに努めた。

( 「桜農園さんで田植えを体験しよう♪」イベント雰囲気 / ぼかしをかけて掲載 )

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また、「0歳からのクラシックコンサート」については、とあるママさんから「私、ピアノが弾けます」というお声掛けを元に実現させたイベントである。そのママさんは、自分自身でイベントを企画したご経験はお持ちではなかったが、そのママさんから頂いた草案やの想いや期待を伺いながらをサポートをする形で、当日のイベント構成を考えていった。

イベント当日についても、基本的な進行はそのママさんにお願いして、自分達家族もしっかり楽しみにながらも、準運営側として「参加されたご家族がより楽しい時間を過ごすことが出来る」様な立ち回りを行っていった。

( 「0歳からのクラシックコンサート」イベント雰囲気 / ぼかしをかけて掲載 🎹 )

~参考紹介:イベント案内時の告知用ポスターについて~
上述する告知用のポスターは、そのママさんから頂いた草案をベースに筆者夫婦側で完成させた。これ以前の告知では、『ポスター』と言うよりも『サムネイル』に近い簡単な告知画像を作成するだけであった。

ただ、今回は<ピアノが使える会場>の会場費確保のために "1家族あたり500円" の参加費を集める必要があったため、その点を加味して、内容を丁寧に伝えるためにポスターを作成した経緯がある。

(ポスターにした方が "イベント情報の伝わりが良い" ことを加味し、このイベント以降は書籍(※後述)等でデザインの仕方をちょっとだけかじりつつ、イベント告知をポスター化していく様になる📣)


<巻込期に対する振り返り>

声を掛けて下さった方や手を挙げてくれた方が主体でのイベントとして設計すると、その主体となった方もイベントの対象となる "地域の子育て世帯の方" を自身の繋がりを通じて声をかけながら、イベントに巻き込んで下さる様になる。それにより、筆者夫婦と直接繋がりがない方も巻き込める様になったことで、参加者の幅/多様性を拡げることが出来た。

この時期に実施した各イベントの参加世帯数/参加人数は以下となった。
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・桜農園さんで田植えを体験しよう♪        ⇒ 10世帯、30名参加
・親子で一緒に田植えにチャレンジしませんか? ⇒  6世帯、18名参加
・抱っことおんぶの相談会           ⇒  7世帯、14名参加
・0歳からのクラシックコンサート       ⇒ 15世帯、44名参加
※「桜農園」についてはコミュニティを通じてお誘いした人数を記載
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各イベントに参加してくださった初見のご家族とは確実に繋がり、コミュニティにお誘いすることによって、コミュニティの参加世帯数は着実に増え、この時期で20世帯から40世帯ほどにまで拡大した。

ここまでは、『①イベント開催して子育て世帯の方に参加頂く ⇒ ②コミュニティに入っていないイベント参加者をお誘いする』 という流れによって、イベント開催毎にコミュニティの人数が増えていく様な状況であったが、

参加世帯数が40世帯となり ”地域に根差した形”でのコミュニティとして、一歩抜け出た形で最大規模 となったことで、すでに参加しているご家庭の方がお友達を誘う様な形で、筆者夫婦が関わらなくても参加世帯が少しずつ増える様に動きも生じ始めた。(第2章に続く)

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ここまでお読み頂きありがとうございました!💐

次の第2章では、更に次の半年間で行ってきた具体的な取り組みを同様に紹介し、第2.5章は、次の半年に向けた下準備や現在の全体像を紹介します。
また、第0章ではコミュニティ発足の経緯やコミュニティの運用形式、コミュニティで行っている取り組み概要について紹介しておりますので、未読でご興味がある方がいれば覗いてみてください💡

(参考)本noteに関連する情報



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