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地域に根差した子育て世帯向けコミュニティ 成長の記録 ~第2章 挑戦と独創~

2022年2月に "地域に根差した”子育て世帯向けコミュニティを夫婦で立ち上げた。立ち上げからまもなく1年ほどが経とうとしている中、最初は5世帯から始まったコミュニティも様々な巡り合わせの中で、現在は80世帯まで拡大した。(2023年1月現在)

各世帯複数人のお子さんがいらっしゃるので、単純計算で "80世帯×4人家族" と考えて、約320名ほどの関係人数になっている。

~参考情報📝~
町や国の公開情報を元に簡単に試算すると、本コミュニティが対象とする町で【未就学】のお子さんを持つ家庭の内、約5%弱をカバーしている状態。
(メモ:【未就学】のお子さんを持つ家庭を約1800世帯と試算📊)

このnoteでは、一旦の節目として「この1年を振り返ってのコミュニティ拡大の記録」を備忘録的に残していきたいと思う。

~各記事の連なりについて🔖~
第2章では、”最初の半年間以降”の半年間で行ってきた具体的な取り組みを時系列で整理して紹介していく。第1章では、最初の半年間での具体的な取り組みを同様に紹介する。第0章ではコミュニティ発足の経緯やコミュニティの運用形式、コミュニティで行っている取り組み概要について紹介する。

その上で第2.5章は、次の半年に向けた下準備や現在の全体像を紹介する。
(第3章以降は、次の半年が終わった頃に執筆予定、、、2023年9月頃)

1.子育てコミュニティ挑戦期(2022年8月~10月)

コミュニティに参加する世帯数が40世帯ほどとなり、関係人数が200名弱と増えたことを踏まえ、世帯数が少ない状態では十分に参加者が集まらなさそうなイベント(例えば、材料費などにより参加費が少し高くなるイベントなど)や、参加可能人数をひと周り大きくしたイベントを行うことを念頭に置いた。

具体的に、この時期に行ったイベントは以下の2点である。
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・ぎゅっと可愛い小さなスイーツ作品づくり (開催日:2022.9.25)
・親子で一緒に稲刈りにチャレンジしませんか? (開催日:2022.10.23)
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(「ぎゅっと可愛い小さなスイーツ作品づくり」の告知用ポスター )

「ぎゅっと可愛い小さなスイーツ作品づくり」に関しては、妻自身が地域のマルシェを通じて出会ってファンになった ミニチュア作家 徳本美由紀さん にご協力頂く形でイベントを開催した。
(ミニチュア作家 徳本美由紀さん ⇒ Instagram

( ミニチュア作家 徳本美由紀さんのInstagramより一部抜粋 )

地域では色々なマルシェなどに引き合いがある方で、イベント開催日から遡って2ヵ月程前から日程調整を行うことによって実現した。また、イベント内容についても、【未就学】のお子さんを持つご家庭を対象にしたイベントであることを踏まえながら重ね重ね調整を行い、内容を練り込んでいた。

材料費を要することから、参加費用は1家族あたり基本2000円(作成するミニチュア数によって追加費用あり)となり、申し込み枠に対して参加者が十分に集まるか少し不安に思う部分もあったが、蓋を開けてみればすべて参加枠は埋まり、リピート開催を強く要望されるイベントとなった。

( 「ぎゅっと可愛い小さなスイーツ作品づくり」イベント雰囲気 / ぼかしをかけて掲載 )

~参考紹介:「ぎゅっと可愛い小さなスイーツ作品づくり」開催にあたり~
このイベントは妻がミニチュア作家 徳本美由紀さんに対し、「日々、子育てに頑張るママさん達に "ママも楽しめるイベント" を開催したい」という強い想いを伝えることによって実現したということを添えておきたい。

お声掛け当初は、ご多忙故に快諾が得られた訳では無かったが、妻から強い想いを伝え、共感を深めて頂くことで実現した。開催後にはイベントへの手ごたえを踏まえて「リピート開催もOK」という言葉を頂くことができた。
(「人は想いに集う」ということを改めて感じた瞬間であった)

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「親子で一緒に稲刈りにチャレンジしませんか?」については、体験を行う田んぼの稲の実り具合を農家さんが見ながら日取りを調整するため、イベント告知が約1週間ほど前とギリギリになるが、想定した15世帯に対して直前まで参加希望が増え続け、最終的に20世帯を超える参加者が集まった。

参加世帯数が想定を超えたことにより、事前に準備していた稲刈り用の鎌が足りない見込みとなり、イベント前日に買い足すなどのフォローも行った。

全体として100名弱の人数となったことで、夫婦2名のフォローでは十分にサポートし切れないところもあったが、これまで開催したイベントに参加慣れしたご家族の方がところどころでヘルプしてくれる場面もあり、無事にケガなどもなく楽しく完了することが出来た。

( 「親子で一緒に稲刈りにチャレンジしませんか?」イベント雰囲気 / ぼかしをかけて掲載🌾 )

<挑戦期に対するまとめ>

参加費用は少し高くなりながらも、もこれまでと毛並みが異なるイベントを開催出来る様になったことで、これまではこのコミュニティへの関心がそれほど高くなかったご家族の目にも留まることが出来たり、規模の大きいイベントであることを背景にお友達を誘いやすいイベントとすることが出来た。

この時期に実施した各イベントの参加世帯数/参加人数は以下となった。
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・ぎゅっと可愛い小さなスイーツ作品づくり  ⇒  6世帯、17名参加
・親子で一緒に稲刈りにチャレンジしませんか? ⇒ 21世帯、100名弱
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これまでと同様に、各イベントに参加してくださった初見のご家族とは確実に繋がり、コミュニティにお誘いすることによって、コミュニティの参加世帯数は重ねて増え、この時期で40世帯から60世帯ほどにまで拡大した。

2.子育てコミュニティ独創期(2022年11月~12月)

これまでは比較的万人に受けそうなイベントを行うことに焦点を当てていたが、同じようなイベントを繰り返していても面白味に欠けるということや、寒い時期となって遊びの幅が少し狭くなることを踏まえて、ユニーク(独創的)なイベントを開催することを念頭においた。

具体的に、この時期に行ったイベントは以下の3点である。
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・親子でしめ縄を作って、飾り付けよう (開催日:2022.11.19)
・0歳からのクラシックコンサート (開催日:2022.12.10)
・奈良の鹿さんにどんぐりをあげに行こう (開催日:2022.12.12)
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(「親子でしめ縄を作って、飾り付けよう」の告知用ポスター )

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「親子でしめ縄を作って、飾り付けよう」に関しては、"稲刈りイベント後"ということも相まって、元々からやりたいイベントであった。ただ、しめ縄作りのベテランさんを近隣で見つけることが出来なかったため、筆者自身がイベント開催日から遡って1週間程の間、毎日会社からの帰宅後に練習を重ねることによってしめ縄作りの講師役を果たした。

(余談だが、筆者は学生時代から編み物が趣味で、"編む"ということに一日の長があったため今回は役割を果たせた。人生何が役に立つか分からない)

( 「親子でしめ縄を作って、飾り付けよう」イベント雰囲気 / 左の筆者&筆者子の写真はぼかさず )

このイベント開催にあたり、当日使用するワラ(藁)は田植えや稲刈りのイベントでもお世話になった町の農家さん(いざわファーム / FromAgri) にご協力頂いた。

また、イベント開催場所はこれまでに開催してきたイベント等を通じ、関係を深めてきた NPO法人プラッツに「ここらく」というお店を貸し切らせて頂くことによって確保した。(片付けはするものの、ワラで一度散らかる形になるため、その点で場所の確保に若干のハードルがあるイベントであった)

コミュニティの立ち上げ段階以降、確実に地域との繋がりを強めてきたからこそ実現出来たイベントであり、その点で手ごたえを感じるものがあった。

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「0歳からのクラシックコンサート」に関しては、7月に開催したイベントのリピート開催である。クリスマス仕様となり、選曲は前回から変化しているが基本構成は同じイベントであった。主催頂くママさんも2度目であることから、告知や当日の案内などはスムーズにご対応頂けた。

前回と同様に、当日は準運営側としてサポートを行ったりなどはあるが、確実にコミュニティを起点とした形での『イベント開催力』が強化されてきているのを感じるイベントであった。

( 「0歳からのクラシックコンサート」イベント雰囲気 / ぼかしをかけて掲載 🎹 )

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「奈良の鹿さんにどんぐりをあげに行こう」に関しては、毎年家族で行っていた恒例行事をコミュニティでのイベント用にアレンジしたものである。スコップを持参した上で、奈良公園内に落ちているどんぐりを拾い、それを寄ってきた鹿にあげるというシンプルなイベントである。

ただ、これまでのイベントの開催場所は『町内』に留まっていた一方で、これは「みんなで奈良公園に行く」という形式になっており、"少し遠方に足を延ばす" という観点で、これまでと一味違ったイベントとなった。

終えてみると、「イベント開催場所に集まり、終わったら解散」という訳ではなく、移動時間も共にするため、参加した家族同士は仲を深めやすいイベントになったと感じる。イベント開催は基本は『町内』としつつも、時にこの様な「少し足を延ばす」イベントを交えることでアクセントになりそう。

( 「奈良の鹿さんにどんぐりをあげに行こう」イベント雰囲気 / ぼかしをかけて掲載 🌰 )

(鹿にスコップでどんぐり🌰をあげる際における余談だが、"群れの中のボスが舐めたスコップ" には他の鹿が寄り付かなくなる。子鹿⇒雌鹿⇒雄鹿という順番にあげていくと、1つのスコップを長く活用することができる)


<独創期に対するまとめ>

これまでにコミュニティを通じて培ってきた地域の方との関係性を活かしながら趣向が異なるイベントを行うことで、これまで関心を持たれなかったご家庭の目に留まる機会を増やしつつ、開催実績があるイベントをアレンジしたリピート開催も交えることで、イベントの機会も増やすことも出来た。

この時期に実施した各イベントの参加世帯数/参加人数は以下となった。
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・親子でしめ縄を作って、飾り付けよう  ⇒  6世帯、20名参加
・0歳からのクラシックコンサート    ⇒ 13世帯、38名参加
・奈良の鹿さんにどんぐりをあげに行こう ⇒  5世帯、15名参加
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この期間においても、各イベントに参加してくださった初見のご家族とは確実に繋がり、コミュニティにお誘いすることにで、コミュニティの参加世帯数は重ねて増え、この時期で60世帯から80世帯ほどにまで拡大した。

ここまでのイベント開催を通じ、比較的初期から参加する方々に対しても「色んな種類のイベントをテンポよく企画するコミュニティである」というイメージを添えることが出来ている手ごたえを感じている。

また、企画側としては、ここまでのイベント開催実績を通じて、以下の様な形式でもイベントとして実施可能であることを確認し、
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・多少参加費が高い(~数千円)イベント ⇒ [CLEAR🚩]
・参加人数が100名規模のイベント ⇒ [CLEAR🚩]
・多少散らかる工作系の屋内イベント ⇒ [CLEAR🚩]
・少しだけ足を延ばす形式のイベント ⇒ [CLEAR🚩]
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新しいイベント企画に対するハードルがどんどん下がっていくのを感じた期間でもあった。(第2.5章に続く)

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ここまでお読み頂きありがとうございました!💐

次の第2.5章では、次の半年に向けた下準備や現在の全体像を紹介します。
また、第0章ではコミュニティ発足の経緯やコミュニティの運用形式、コミュニティで行っている取り組み概要について、、第1章では、最初の半年間での具体的な取り組みを同様に紹介しておりますので、未読でご興味がある方がいれば覗いてみてください💡

(参考)本noteに関連する情報


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