地域に根差した子育て世帯向けコミュニティ 成長の記録 ~第0章 経緯と概要~
2022年2月に "地域に根差した”子育て世帯向けコミュニティを夫婦で立ち上げた。立ち上げからまもなく1年ほどが経とうとしている中、最初は5世帯から始まったコミュニティも様々な巡り合わせの中で、現在は80世帯まで拡大した。(2023年1月現在)
各世帯複数人のお子さんがいらっしゃるので、単純計算で "80世帯×4人家族" と考えて、約320名ほどの関係人数になっている。
このnoteでは、一旦の節目として「この1年を振り返ってのコミュニティ拡大の記録」を備忘録的に残していきたいと思う。
1.コミュニティ発足の経緯
筆者の妻に夢があった。「助産師としての知識を活かしながら、子育てのするママ達の日常を少しでも明るくしたい」という夢が。
妻は長男を2015年に授かって以降、大学卒業以来勤務していた病院を退職し、専業主婦となっていたが、地域根差したNPO法人との巡り合わせがあり、2020年1月から「"NPO法人が新たに立ち上げた子育て広場"で行う助産師相談での担当助産師」となることとなった。
その子育て広場は【未就園】のお子さんを持つ家庭を対象にした広場であるため、毎年3月には子育て広場を卒業されるお母さん方がいた。妻が担当助産師となって2回目の3月を迎えた頃、妻の中に「この子育て広場で培われたママ同士の"ゆるい"繋がりを、卒業後も残せないか?」という問いが浮かんだ。
結果、その問いに対する答えとして「地域の子育て世帯を対象としたコミュニティ」を共感してくれるママさんと共に立ち上げるに至った。と言っても最初の参加者は妻を含めて5世帯ほど。スモールな出だしとなった。
2.コミュニティの運用形式
コミュニティは『facebookグループ』と『LINEオープンチャット』を併用運用しており、各世帯 好きな方に参加して貰うスタイルを取っている。
立ち上げ当初数ヵ月は、『facebookグループ』のみでの運用であったが、世帯代表で参加してくださるママさん方(主に20代~30代)に関して、facebookの使用率が非常に低かったため、後から『LINEオープンチャット』版を立ち上げるに至った。なお、発信している情報はいずれも同じである。
なお、『facebookグループ』『LINEオープンチャット』共に検索条件は【公開】にしているため、調べて貰えれば見つけることが出来る。
ただ、『LINEオープンチャット』関しては「地域の子育て世帯を対象としたコミュニティ」という立ち上げ背景に沿い、参加するためには「町の何区に住んでいるか?」を入力の上で参加申請して頂くことを求めており、確認の上で "こちらが承認した方のみ" 参加/閲覧できる様になっている。
もしも、このnote等をご参照頂く中で「取り組み内容が気になった」方がいれば、『facebookグループ』をグループに参加していなくても覗ける形式にしているので、そちらを覗いて貰えたらと思う。
3.コミュニティでの取り組み概要
立ち上げ当初からのコミュニティの目的は「そこに加わった家族に、ちょっとした楽しみのキッカケを提供する」ことあり、今もそれは大きく変わっていない。立ち上げ当初からその目的に沿って、大きく2つのことに取り組んでいる。
[1] 地域に根差したイベントの開催
妻が助産師相談(上述)等で関わりを持つママさん方との会話や、夫婦で交友がある地域の友達家族との会話の蓄積を土台に、「こういうイベントを行ったら、みんな楽しんでくれそう」と妻が閃いた内容を軸に、肉付けを行ってイベントの形にして開催する。
イベントの閃きから実行までの大まかな流れは以下である。
これまでに開催したイベントの内容は別noteに記載するが、これまで開催してきたイベントを振り返ると、以下の様な費用/人数/場所で実施している。
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・参加費用:無料~2000円
・参加人数:10名~100名
・開催場所:居住する町内の範囲
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[2] 地域で行われるイベント情報の展開
地域に根差したイベントは、意外と告知力が弱かったりする。『散歩がてら、ふらっと家族で参加できるくらい身近でありながら、参加してみるととても楽しめるイベント』が定期的な頻度で開催されている一方で、その開催情報は町の広報誌にサラッと掲載されているだけのことも多く、子育てに忙しくするママ達までなかなか届かない。
そのため、コミュニティでは町の広報誌やその他情報源から転載する形で、イベントの紹介を行っている。ただ、何でもかんでも掲載してしまうと玉石混合になってしまい、結果的に紹介するイベントに対する信憑性が薄くなってしまうため、紹介には一定の配慮を行っている。
例えば、具体的には自分達で以下の様なフィルター掛けを行ったイベントを紹介する。
展開の頻度は月に多くても数回程度であるが、自分達がちゃんとオススメできるイベントを紹介することを大切にしている。
4.コミュニティの今後の展望
第1章以降に記載する各イベントを通じて、コミュニティへの参加世帯数/参加人数が増えてきたこと、ならびに町のNPO法人や農家さんとの繋がりが太くなってきたことによって企画可能なイベントの幅が広がってきた。
ただし、イベントの幅が広がっても肝心の実行メンバーが筆者夫婦2名のままであると、コミュニティの参加世帯数/参加人数にマッチする形でイベントを打ち出していくことが徐々に困難になる。
そこで、1つは『町の子育て世帯の盛り上げに強い関心がある人』、『自分の特技を何かしらの形で地域に活かしたい人』を実行メンバーに取り込みながら、実行メンバーの輪を増やしていく取り組みが推進したいと考える。
また、少し一足飛びではあるが、近隣企業との繋がりも培った上で "社会科見学" の様なイベントも企画していきながら、最終的にどこかしらの企業から協賛などを得ていくことも目指していけたらと面白いと考えている。
(参考)本noteに関連する情報
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