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【アメリカボランティア日記 Vol. 31】主婦2年目の「何か満たされない気持ち」の正体

★伝えたいことが分かりにくかったので、6/14投稿から内容更新しました。

こんにちは。アメリカ在住2年目の主婦 Kayです。

こどもたちが楽しそうなアメリカの学校で、「先生たちの余裕」を支え、コミュニティを作っている「学校ボランティア」が日本でも広がり、愉しい学校が増えると良いなと思い、アメリカでの学校ボランティア経験について発信しています。

今回はママ友との話からふと考えた話、
主婦2年目の私の「何か満たされない気持ち」の正体を「仕事」と「ボランティア」を比較しながら、考えてみた話をしたいと思います。


きっかけ

昨日、息子を友達たちと遊ばせながら、友達のママと話をしていました。
その方は、18年間務めていた企業の業績が傾き、解雇されたそうで(※)、毎日、子どもたちの学校や習い事の送迎、ボランティアや家事等で忙しいし、こどもたちと関わる時間が増えたことは幸せだけれど、毎日やることが決まっていて「何か満たされない気持ち」を抱えていると話していました。
※最初のころは驚いていたのですが、アメリカでは解雇は珍しいことではないため、普通に会話に出てきます。

「ああ、それ、すごくわかる」と咄嗟に思いました。

私も約15年ほど務めた仕事を1年半前に離れて主婦になってから、「何か満たされない気持ち」を抱えているのです。

今回は、この「満たされない気持ち」の正体は何なのだろう?と少し考えてみました。

1.主婦になって変わったこと ①満たされるようになったこと

主婦になって変わったことは、
「育児の時間と余裕が大きく増えたこと」
「ママ友が増えたこと」
「家事がちょっとだけ、ましになったこと(家の中がそれなりに掃除されていたり、洗濯物がたたまれるようになったりとかのレベルですが・・・)」
「学校に積極的にかかわれるようになったこと」。

仕事をしていたときには、できないことに、後ろめたく思っていたことばかりです。

それに加えて、「様々なボランティアへの参加」を始めたことが、変わったことです。

上の子が思春期/反抗期に入る前のこのタイミングで、こどもたちと密な時間を過ごせることは貴重でありがたいですし、その観点では気持ちはとても満たされています。

2.主婦になって変わったこと ②満たされなくなったこと


家事や育児の時間が増えたこと以外は、仕事とボランティアが入れ替わった状態の私。

「やりがい」「経験」等の観点では、ボランティアでも新しい発見や気づきも多く、十分すぎるくらい満たされています。「感謝される」という観点では、もしかしたら、仕事よりもボランティアの方が満たされ度は高いかもしれない。

一方、仕事と比較すると、今年やってきたボランティアでは自分の「今までの経験」はあまり活かせていませんでした。

以前ボランティアでイベントリーダーをやった時の経験談でも書いたのですが、ボランティアでも「今までの自分の経験」を生かして取り組めるともっとモチベーションがあがるし、自信をもって気持ちよく取り組めるだろうなと思います。

2つ目に、仕事だとボランティアよりも「結果が目に見え、わかりやすい」点は大きな違いだし、仕事では満たされやすいポイントだと思います。

様々な仕事がありますので一概には言えないと思いますが、私の場合は、仕事の方が「自分の仕事の結果」がボランティアよりも目に見え、理解しやすかったです。ボランティアは善し悪しの評価を受ける性質のものではないので、結果に関する「張り合い」がないのかもしれません。

そして、仕事での結果は経済的価値になって、自分の元へ返ってきます。「報酬」を使って、様々な欲求を満たすことができることでも、満たされていたように思います。

最後に、「大人だけの場&新しい出会い・刺激が多い」という点も、(仕事によりますが)仕事では満たされやすい点だと思います。ボランティアで出会う人たちは学校関連が中心で、新しい出会いはあまり多くはありません。

正直、こちらに来てから、家族から離れて(XXのママとしての自分から離れて)「私」自身として行動するコミュニティは小さくなりました(昨年は、英語学校のボランティアの場だけ)。

多分これらのことが、混ざり合って、仕事を離れて主婦になってから、
「何となく満たされない気持ち」を感じるようになっているのかなと思います。モヤモヤしていた気持ちの正体が見えて、少しすっきりした気がします。


最後に

それでは、私は、今「満たされていない気持ち」をすぐに満たしたいのでしょうか?

うーん、そうでもなさそうです。

今は、折角アメリカにいさせてもらえているのだから、今しかできない「様々なボランティア」の経験、そして学びを増やしていきたい。そして、こどもたちとの時間も最大限大切にしたいと思っています。

将来、日本で仕事に復帰するときに、仕事に活かしていく「今までの自分の経験」の中に、「アメリカで得た新たな経験」も含まれると良いなと思うこの頃です。そして、日本に戻り共働きに戻った後は、以前仕事をしていたときにはできなかった「コミュニティでのボランティア活動」にも少しずつ携わっていけると良いなと思っています。

今日は、主婦2年目の「何か満たされない気持ち」から、「仕事」と「ボランティア」について考えた話を書きました。

今回もここまでお読みいただき、ありがとうございました。

今日はモヤモヤが堂々巡りして、遅い時間の更新になってしまいました。

また来週金曜日に。みなさま、よい週末をお過ごし下さい。


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