【アメリカ・学校ボランティア日記 Vol.24 仕事以上に、学校イベントリーダーが大変だった話】
こんにちは。アメリカ在住主婦 Kayです。
昨年、ボランティアで
学校のあるイベントのリーダーをしました。
過去に、仕事で10数名のプロジェクト
リーダーを務めたことがあったので、
協力できるかなと気楽に手をあげたのですが、
学校イベントで10数名のリーダーをした時の方が数倍大変でした。
今日は、
「ボランティアリーダー経験で気づいたこと」
そして、今後、学校イベントやボランティアへ
挑戦する方へ、
「どうしたらスムーズにできそうか?」を
書いてみたいと思います。
1.ボランティアリーダー経験での気づき
「何が仕事と違うのか?」
全体として、仕事と比べて、
一つ一つに時間がかかり、下ネゴが多く必要
だったのが印象に残っています。
①一つ一つの仕事を全てボランティアベースで
お願いする必要があること
仕事の全てがボランティアベースでのお願い
となるため、仕事を幾つかに分けた後に
「担当を募って」進めるのが、意外と大変
でした。「仕事を進める」前に
毎回「リクルーティングプロセス」がある
ようなイメージです。
仕事だとリーダーが「仕事をアサイン」して
進められるので、圧倒的に楽だったのだなぁ
と気づいた瞬間でした。
②「何ができる人なのか」
「協力=行動してくれる人なのか」が
分からないこと
グループなので、協力する人もいれば、
しない人もいます。でも、最初、グループの中で
「行動してくれる人」の想像がつかないのです。
顔見知りで、こどもを一緒に遊ばせたことは
あるものの、一緒に何かをやったことがある人が
ほとんどいなかったためです。
みな「協力する」とは言ってくれるのですが、
お願いしてみると「できない」ということが
ありました。また「やります」と手をあげてくれても、仕事がなかなか進まない方もいました。
ボランティアだし、色々とみなさん事情がある
のは分かるので致し方ないのですが、一つ進めるのに想定以上の時間がかかりました。
仕事では、ある程度過去のキャリアや能力を
把握できているため、その仕事に関して、
行動してもらえるかの想像がつきました。
また、お願いしている仕事に対する「評価」が
つくため、ある程度の行動や仕事の水準は
得られました。
③自分に決定権がないこと
学校イベントのメンバーは学校保護者の
ママだったのですが、ワーキングママ、
主婦、育った地域や環境が異なる人々が
混在していました。
異なる意見が出た際に、仕事のリーダーであれば、ある程度話し合ってからは、責任を持ちつつ、自分で決めることができるのですが、ボランティアだと、ある程度他の方の意見を個別調整しながらの決定となることが多かったです。
2.どうしたら良いのか?
仕事をしていた時以上に下ネゴや調整が
必要だったイベントボランティアリーダー、
とても良い経験になったとともに、
次回もしやるのであれば、
これをやっておけば、もっとやりやすくなるな
と感じています。
A. 顔合わせミーティングにて、
自己紹介を皆にしてもらい「得意なこと」
「イベントでやりたいこと」を聞いておく。
まずは、自分から自己紹介を始めて、
その際にイベントを行うときに役に立つ
「得意なこと」「イベントでやってみたいこと」を聞いておくと、「その人だからお願いしたい
仕事」となり、お願いしやすくなります。
引き受ける方も、やりたいこと、
得意なことならモチベーションがあがりやすい
と思います。
B. 顔合わせミーティングで、
各仕事の内容・詳細については、
「各担当+リーダーで決める」方向とすることに
ついて、最初に合意を取っておく。
それぞれの仕事の内容・詳細は担当+リーダーで決めることに最初にしてしまうと、全体の合意が不要となるので、楽になります。
C. 幾つかの仕事は自分で担当して、進める。
基本はボランティアを募るのが良いと思いますが、待っているより、手を動かした方が早い事もあります。ある程度は自分で進めるつもりで、
心づもりしておいても良いと思います。
簡単なことですが、
最初の顔合わせで、A、Bをやっておけば、
もっとスムーズに全体を進めることができるかもしれないなぁと、思います。Cはスピードをあげるのに効果的。バランス見ながら、試してみても
良いと思います。
(もしかしたら、仕事においても、
新しいパートナーやメンバーと
一緒に進めることになった時の参考になる?
かも。)
今週もお読みいただきありがとうございました。
それでは、また、来週金曜日に。
みなさん、良い週末をお過ごしください。
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