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大人ってきっと面白くない

 それは面白くないと思われているから注意したほうがいい。面白くないとは、もちろん、つまらないということだ。それに加えて、必要がないということだ。しかし、真面目ということではない。それどころか、遊び心がなくとも面白さは作ることができる。計算ずくであっても、結局、それが正しければきちんと面白い。

 面白くないのは単純に「大人」であることだ。ただ流されるままに規則に従って、言われるままに手を動かして、そうであるからと納得して作られる面白さは、どこか違ったものになってしまう。
 大人は本当に面白くない。面白くしたいのなら子供になるべきだ。底には規則はない。言うことだって聞かずやりたい放題だ。もちろん、納得だってしない。自分の行動にすらも。いつも首を傾げていて分からない。そういう状態が、まさに、すごい「面白さ」をうむ。

 大人にならないでいる方法は1つ、子供でいることだ。けれどそれらに、決まりきった定義を求めてはいけない。なにせ、「これが子供だ」と決めてしまえば、それは規則になる。それに従えば、もうそれは面白くないものになってしまう。
 面白さのためには、そういうものから解き放たれた方がいい。あなたの心に住んでいる子供を起こすのだ。それはあなただけの子供心であって、誰かのものでも、理解できるものでも、想像できるものでもない。

 1人1人の子供心。それらがうみだすギャップが面白いの種となる。「大人」はもう分かりきっている。でも、「子供」はそうではない。だから、それは面白い。
 面白いのためには、あなたは大人ではなく子供に尋ねてみるべきだ。すると想像もしない答えが返ってくるはずだ。

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