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仕事とはお金ではなくて時間にこそ

 仕事とは時間であるが、それはつまり価値とは時間であることだ。仕事においては価値創造や価値増進が1つの大切な要素となるため、「価値」を生み出せるか否かに存在意義がかかっている。
 そのことは動かせない絶対的な事実であるところ、重要なのは、生み出せる価値とは何かということなのだ。

 仕事の価値とはお金ではなく時間である。もちろん、それを生み出す人間や設備というのも価値であるし、そのためのモチベーションやエネルギーも価値となる。しかしそれらを駆使して、私達が最終的に稼ぎたいのはお金であるから、それは仕事にまつわるものというよりは生活、あるいは日常にまつわるものだ。
 一方で時間は、何からも供給されない絶対的な現象であり、いかにしてそれをうまく扱っていくかということこそが価値になる。いわば、金銭は結果であり、そのための工夫や過程という意味での価値が、時間なのだ。
 時間を駆使し、過程を工夫し、結果につなげるための価値を生み出す。

 一足飛びにお金やコストという部分に仕事がフォーカスしてしまうと、この絶対的なはずの時間というものの価値を見誤ってしまう。まず必要なのは価値とは時間であるという意識だ。そこから私達は、仕事というものの意味や意義について考える余地を生み出せる。

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