皆さんの体調のことや身体についてのことも読みたい

 ルミさんのnoteを読んでいると、「こういったことを考えている」タイミングが似ている。多分、年齢の近さによるものかもしれない。私が載せた内容について「それ書きたかった」と彼女が言及していた時もあったし、彼女が載せる内容に関して言えば、「ああそれ!」と私の側から思う時もわりと度々あるのを今、コッソリ明かしてみる。多いので、一つ一つ挙げられないくらい。ただ似たようなことを考え、載せているけれど、降りたつ場所はほんのちょっぴり違う。
 近くをパタパタ飛んでいて、「あの辺に行きたいのよね」「わかるわあ~。あの辺が良さそう」「よし、じゃあ着地したら……また後でね」と降りたったら、私は木の枝。彼女はもっと先の地面に着地していて、自由に歩き回っている。
 「あれ! そこに着いているんですか!」

 ちょっともったいぶってしまった。

 要するに彼女の方が、私の思考の先まで行っていると言いたい。
 書き出した場所、動機は同じ辺りなのに、私の着地した所は彼女にしたら多分、途中。人それぞれ着地の場所は違うだろうなら、これで良いとは思っている。でも、本当は「ああ。なるほど! でもそこまで考える根気がなかった」とか、何だったら「彼女が代わりに考えて書いてくれている」とか思ってしまっている。

 その中でも、今回取り上げたかったnoteはこれ!

 えっ。それ?? と思う方もいるかもしれない。(おそらくご当人も)
 だって、ルミさんの文章でもっと良いものはたくさんあるからだ。

 でもこれは、自分の身体のことを語った彼女の文章の中でも、真面目でありながら明るくて、読みやすい。

 これまでにもこれ以降も、彼女は積極的に、自然に、身体のことを書いているし、笑えたり面白かったり共感したり大変そうだと思ったり、色々だけど、この文章は彼女の人柄が文章全体からもすごく滲み出ていて、大変好みなのだ。

 身体のこと、もっともっと気軽に語られるべきだと思っている。

 40代半ばになってくると、軟弱者で生きてきた私でさえ衰えを感じる。それについて皆がもっと書いてほしいと思っていたし、今も思っている。普段そんなに読まれない者にとって、純粋に身体について書いた文章は、書くのも読んでもらうのも難しい。

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 例えば子供ができて初めて赤ちゃんと対面し、育てるという立場になった時、皆さん「聞いてなかった!」「知らない!」の連続ではなかっただろうか。
 きっと子供それぞれのタイプによって違うからということで、大変な部分が堂々と語られなかったのではないかと思う。

 最近では、ネットでブログや日記などで読めたり、気軽に分かち合えたり、知る機会が増えて良かったとは思う。
 それに、「聞いてなかった!」は男女で共有できる。

 でも他の身体的なことは、女性が一方的に背負っていることが多い気がする。それを、男性側も責められていると思わずに、知識として知ろうとしてほしい。

 漫画「生理ちゃん」をご存知だろうか。著者は小山健さん。男性だと知った時にはびっくりしたし、感激した。(ここnoteで投稿していた時期もあるようで)

 自分にはないものだからと無関心でいることなく描いてくれている。そして生理の辛さを、かなり上手く言い当てている。色々な人にインタビューしたそうで、彼を心から尊敬する。これ、是非多くの男性にも読んでほしい。女性にとって「生理」と「欲望」を一緒にしないでほしいという意見もあるようだけど、男性にしたら「性欲くん」が出てくることで、少しは漫画として馴染みやすいのではないだろうか。何でも良いから、とりあえず全部読んでみてほしい。

 高校生息子にも読んでほしいとリビングに置いていたら、いつの間にか読んでいたらしく、ある日、読んで良かったと言っていた。「知らないことが多かった」と。
 夫に対しては、どのような症状で、どんな風に困っているか、これまでかなりあけすけに語ってきた。私の痛み苦しむ様子がひどくて、新婚当初、驚かれ、おおいに引かせたことがあるので、その後も心配され、生理中に辛さを訴えるといたわってくれる(ただし訴えないと、いたわってはもらえない)。
 息子も将来の彼女や奥さんになる人、或いは同じ職場で働いている女性を思いやってほしい。何も過剰に優しくしてほしいわけではない。ただ理解のある人であってほしいと願う。

 今、感じているのは更年期症状
 「聞いてない」「知らなかった!」の連続。
 これもまた人それぞれのタイプで症状が違うから仕方ないのかもしれないけど、だからこそ大変な人がもっと主張して、あちこちで語られてほしい! きっと多くの人が、ほとんどの人が何らかの症状に見舞われている。不安な人も多い。中には何ともない人もいるようだし。
 それが被害者意識みたいなものとかじゃなくて、もっとオープンに語られてほしい。女性同士だと、時には会話の中で繰り広げる。生理のこと、年齢によっては妊娠出産のこと、更年期のこと。

 男の人も更年期来る場合がある。50過ぎの夫も少なからず。涼しいはずの所で急に大汗をかきはじめたり、「寒い」と身体が冷えることを訴えたりするようになったのは、ここ最近のこと。自分に症状がなくても、奥さんがその状況に陥る場合もある。奥さんがならなくても、自分の子供だったり、仕事仲間だったり、いずれその時がくるかもしれない。

 もっと語られて、もっと知る人が増えたら良い。ホルモンの減少なんて、年を重ねれば当たり前に全員が体験すること。
 身体の丈夫、弱い、そして起きる症状や変化は人それぞれだから。

 他にも手短になって申し訳ないのだけど、紹介しておきたい。
 例えば、私よりさらに弱いのではと思われるふむふむさん。

 彼女は、どのように対応したら良いかを模索しながら、時々文章にしてくれて参考になる。

 まだ更年期とはほど遠い歳だけど、Maiさん。

 若いならではの視点で、自分の体調と対話しながら、やはりあれこれと模索しながら提案をし、それを時々綴っている。

 ただの症状の紹介だけでなく、個人の思いや気持ちが表現されていたり、どうするかを考えていたりするのを読み、特に近い年齢の人たちと身体の変化や症状についてを読めるのは心強い。知らなかったことや参考になることもある。今後、身体のことはどんどん知りたいことが増えると思う。個人差が増えてくるだろうから余計に知り合いたい。

 noteをやっていて良かったと思うのは、こうやって身体のことを、時には真面目に、時には面白おかしく、さらりと発表する方もおられるのを知る時。ただ綴るだけではなく考察もついてくる。
 もっと多くの人が身体の変化について書き、お互いに知り合えると良い。

 とりあえず、ルミさんはここで書かれているように、現在、ダイエットに関心がおありな様子。私も更年期に悩まされているだけでなく、何もしないと身体がどんどんなまり、弱っていくため、あれこれ始めている。そんなことも機会あれば書いてみたい。


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